オリンピック特別委員会 

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活動レポート 2008〜2009.3

2007年以前のレポートはこちらから

2008-25 強化合宿とNT選考レース(和歌山) (2月26日)
470男女、RSX男女のNT選考レースが2月11日から15日にかけて和歌山NTCにて開催されました。大会前には470、RSXともに強化合宿も行いましたが、特に470はジュニアワールドの選考も兼ねていたため、50名に及ぶ選手が集まってレース形式での練習でした。2月8日はJADAの講習もあり、ドーピング検査についての勉強あり、また10日はノースセール白井氏によるリグやセールの講習ありと、盛りだくさんでした。

見事NTに決まった選手とレースレポートは下記レポート、プレスリリースをご覧ください。

  和歌山インターナショナルレガッタ(NT選考)レポートはこちらから
  全NT選手リストはこちらから(PDFファイル)
  2月23日プレスリリースからの抜粋はこちらから(PDFファイル)

2008-24  ROLEXマイアミOCR (2月1日)
RSX選手にとって、久々の海外遠征となりました。ISAFワールドカップの第2戦になる大会でしたが、不況のあおりをうけてしまい、急にエントリーのとりやめなどもありましたが、地元アメリカ、隣国カナダがエントリーの半数を占めました。男子の谷、女子の須長、大西ともに収穫の多いレースでした。

レースレポートはこちらから

2008-23 北京オリンピックを終えて (10月25日)
北京オリンピック期間中はJSAFのトップページにて山田GMからのレポートがでていましたが、戦いを終えて、新しい生活が始まった選手達からのメッセージをまとめました。報告書には掲載できなかった選手の言葉です。
メッセージはこちらから

2008-22 青島本番事前合宿 2回 (7月20日) 写真修復しました
本番まで1ヶ月をきり、セーリングチームジャパンは青島での事前合宿を2回に分けて行いました。1回目は6月23日から30日にかけてシングルハンド3クラスがそれぞれのトレーニングパートナーを連れて現地入りし、他国とのコース練習を中心にトレーニングしてきました。2回目は7月9日から20日まで、6種目全部に加えて、東大・大学院の潮サポートチーム、気象アドバイザーの岡本治朗さんも現地入りして、セーリングチームのために現地情報を集めるのに力が入りました。現場でセーリングチームジャパンを支える皆さんも紹介していきます。
合宿の様子はこちらから


2008-21 キールウィーウ  ドイツ・キール (6月29日)
120年の伝統を誇るキールウィークで、近藤・鎌田組が優勝しました。470女子は過去に重・木下組も優勝していますが、日本女子の伝統をここでも引きついでいます。今年は参加が少なくて、14艇しかいなかった大会ですが、キールウィークのウィナーは、その歴史の中に名前を刻み、一生、ウイナーなのです。他の大会と大きく異なるのはそこであり、誰も2位は覚えていない・・・近藤・鎌田組はこの成績でISAFランキング1位にあがりました。
 
簡単なレポートと成績はこちらから

2008-20  派遣手続きとNTC合宿・壮行会 (6月20日) 写真修復しました
北6月18日の夜から選手と役員が北区になるNTCで合宿を行いました。海のない場所ですから、合宿といっても派遣手続きや検査、講習がほとんどでしたが、470男はヨーロッパ選手権から帰国し成田から直行でかけつけ、49erは講習の翌日からキールへ遠征。470女子にいたっては、この合宿のために5日間帰国というかなりタイトなスケジュールでした。しかし、ルールや潮、気象、栄養ほか現地合宿の前に全体で打ち合わせたり事前知識が必要なことがらについてはしっかりカバーする内容で、唯一くいが残るのは、時間が足りなくて押せ押せの講習になってしまったことでしょうか。合宿の最後は記者会見で、その後、JSAFの壮行会へと続きました。

合宿の様子はこちらから

2008-19 国内合宿 レーザー高松 RS:X葉山 (6月17日) 写真修復しました
470と49erが海外へ試合を求めて出て行くのを横目に、レーザーとRSX男女は国内合宿で課題をしぼりこみながら練習を重ねてきました。遠征に出ずにフィットネスもしっかり取り組み必要がありましたから、RSXは葉山新港をベースに5月中旬からずっと、レーザーは2回にわたり、潮流の強い高松で潮に慣れてレースに組み込むための練習を重ねてきました。RSX男子はトルコからアルチル選手がコーチとともに来日し、青島へ行くまでの数日間は合同練習をすることもでき、冨澤は勢いがでてきました。

合宿の様子はこちらから


2008-18 470ヨーロッパ選手権  イタリア・ガルダ湖・リバ (6月14日)
春に遠征したときには優勝した松永・上野組でしたが、今回はうまくいきませんでした。初日のOCSを取り戻すことができないうちに予選が終わってしまい、シルバーフリートに甘んじました。近藤・鎌田組は6位でしたが、上位チームが中国へ遠征し、ヨーロッパ選手権に出ていなかったのが不気味でしょうか。
レポートはこちらから


2008-17 セーリングチーム・JAPANを支える(2)  (5月30日) 写真修復しました
選手達が海外遠征を繰り返している間に、神奈川県の綾瀬市にあるPSJでは470男女の新艇の準備が着々と進んでいました。今回は6種目のうち、レーザー、RSX男女の3種目が大会チャーター艇でのレースとなりますが、残りの470男女と49erは全部PSJでの準備で中国・青島へと積み出されました。
PSJとコンテナ積込はこちらから

2008-16 デルタロイドレガッタ  オランダ・メデンブリック (5月25日)
遠征で試合経験を増やすことに集中している470女子と49erはメデンブリックへ。不安定な天気、不安定な風、毎晩遅くまで続くレースにしっかり取り組んできました。49erは単発のレース参加で、日本との間を往復していますが、470女子は引き続きヨーロッパ選手権への参加で、ひたすらレースが続いています。メデンブリックはオランダチームのホームベースであり、最大のライバルであるデコニング組の動向も気になりました。
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2008-15 セーリングチーム・JAPANを支える(1) (5月13日) 写真修復しました
アテネ五輪が終わってから新体制となり、北京を目指しての活動が始まりましたが、2005年は各種目の世界選手権に参加するのみで、本格的に欧州遠征が始まったのは2006年春からです。セーリングは道具を運ぶのが馬術の次にたいへんな競技で、遠征になると日本からコンテナで輸出した貨物を、ヨーロッパ内はトレーラーを牽引した車で移動しながらレースを転戦する生活になります。北半球の冬は南半球のオーストラリアで開催された世界選手権に参加し、コンテナ船のスケジュールとにらめっこしながらスケジュールを調整していきます。この3年、ヨーロッパでセーリングチームを支えてくださったトヨタヨーロッパ、MOLオランダ、JALと実際に現場で作業する選手らの様子をそれぞれ紹介します。

サポートしてくださる皆さんの紹介はこちらから

2008-14 RS:Xヨーロッパ選手権  フランス・ブレスト (5月10日)
イエールが終わった後、470男女、49er、レーザーは帰国しましたが、RS:X級男女は引き続き、フランスのブレストで開催されたヨーロッパ選手権に参加しました。ブレストは潮の速い場所ですが、今年は風が吹かず、待たされることの多い大会となりました。五輪本番はチャーター艇でのレースになるため、新モデルがいつから市場にでてくるのか、また、どんな変更がほどこされているかに興味が集中し、6月末のリリースを待ちきれない様子でした。
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2008-13 イエールオリンピックウィーク  フランス・イエール (4月25日)
世界選手権や大陸選手権の次にレベルが高いと評価されているイエール・オリンピックウィークは今年で40回目になりますが、その節目の大会で、近藤・鎌田組は、五輪代表がすべてそろう中で優勝しました。勝つことを通じてさらに大きくなった二人ですが、表彰台の上で初めて聞く君が代は五輪本番へ向けて、新たなる挑戦の幕開けとなりました。表彰式の動画も下記レポート内にて見ることができます。
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2008-12 スター級世界選手権  アメリカ・マイアミ (4月18日)
わずか4枠しか残されていない代表への道に、鈴木・和田組が挑戦しました。最終レースの前までは枠内2番にいましたが、最後の1レースが運命の逆転となる大一番になり、北京五輪への切符を獲得することができませんでした。
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2008-11 ガルダオリンピックウィーク  イタリア・ガルダ湖・リバ (4月13日)
北京五輪代表の6種目9名の選手が4月7日から13日にかけてイタリア・ガルダ湖リバで開催されたオリンピックウィークに参加し、470男子、49er、RSX男子が優勝、470女子が2位、レーザーが4位、またエントリー数が少ないために参考レースになってしまったRSX女子も小菅が1位になりました。4位になったものの、78艇という巨大フリートで、初めてメダルレースに残り、しかもトップフィニッシュのおまけまでついた飯島(レーザー)は着実に遠征に出てからの進歩のあとが見えました。470男子、49erは数こそ少ないものの、世界ランクで上位にいるイタリア代表を破っての優勝には意味がありました。
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2008-10 スプリトオリンピックウィーク  クロアチア・スプリット (4月4日)
北京五輪代表の飯島(レーザー級)がクロアチアのスプリットで開催されたオリンピックウィークに参加しました。クロアチアは少数ながらも、世界大会で上位20に入る選手がそろっており、アテネ五輪銀メダリストのズボガー(スロベニア)も加わって飯島にとってヨーロッパ遠征の初戦としては、有意義なものになりました。
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2008-9 プリンセスソフィア杯MAPFRE スペイン・マヨルカ (3月21日)
北京五輪代表の近藤・鎌田(470女子)、石橋・牧野組(49er)、近藤のトレーニングパートナーの原田・吉田組(470男子)の3チームはスペイン・マヨルカ島で開催された第39回プリンセスソフィア杯MAPFREに参加しました。近藤組はトップ10に入り、メダルレースで3位をとって総合6位でした。49erは引き続き、同じ場所で49erヨーロッパ選手権がありますが、石橋組は総合15位と、春のヨーロッパシーズンが始まったところで好調なスタートとなりました。
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2008-8 Laser Radial World Championship (3月21日)
3月13日からニュージーランドのオークランドで開催されたレーザーラジアル級(北京五輪女子一人乗り種目)には日本から5名の選手が参加し、国枠獲得と代表選考を兼ねてがんばりましたが、残念ながら予選シリーズを終了した段階でゴールドフリートに残ることができず、残り6枠の争いから脱落してしまいました。後半は弱めの風でレースすることが多かっただけに、残念です。
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2008-7 北京五輪代表 (2月25日) 
正月から順に枠を獲得、代表が決まった49er、RS:X男女、470男女、レーザーの各代表が正式に承認されました。残りのラジアル(3月20日)、スター級(4月18日)の国枠予選はそれぞれの結果を待つことになります。
代表決定プレスリリースはこちらから
顔写真はこちらから

2008-6 Yngling World Championship (2月14日)
日本でただ1チーム、孤軍奮闘していた重、堀内、鬼塚の3人組イングリング級が米国マイアミで開催された世界選手権で残り4枠の北京五輪参加枠へ挑戦しました。4年前にはアテネを目指して急造チームでチャレンジをし、1カ国の差で予選落ちした悔しさがありましたから、北京へ向けては早くから活動を始めて努力を重ねてきました。五輪11種目の中でもっとも枠が少ない15枠、しかも女子のトップクラスの選手だけしか集まらない少数精鋭の中での戦いは予想以上に厳しいものとなりました。アテネ五輪の470金メダリストのギリシャ、同じくアテネのヨーロッパ級金メダリストのノルウェー、イタリア、フランスと常勝国で枠がとれていないチームが今回の4枠を勝ち取りました。キールボートに3人で乗る女子選手を集めることは世界中で苦労しています。大柄な女子トップセーラーがほとんど見当たらない日本で、体格のある新メンバーを育成するか、体重が軽くてもヨットレースの経験が豊富な選手のレベルをとるか、重は悩んでチームつくりをしていきましたが、世界の頂点はその両方を兼ね備えたメンバーで固めているのですから、先の見えない難題でした。絶対に枠をとってほしかった種目だけに、総合25位で国別17位という結果は残念で仕方がありません。
成績はこちらから

2008-5 Laser World Championship (2月13日)
2月4日からシドニー郊外のテリガルビーチでレーザー級世界選手権が開催され、日本から7名が出場しまし。国枠がとれていなかった種目ですが、NT3名が激戦の末、飯島洋一が日本人最上位で国枠を獲得し、北京五輪の代表に決まりました。
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2008-4 470 World Championship (1月30日)
1月21日からメルボルン郊外のモーディアリクで470級世界選手権が開催され、日本からは男子4、女子3チームが参加しました。11月に広島で開催された選考レースのポイントとこの大会でのポイントから北京五輪代表が決まるため、女子は最後までNTに残った3強が争いをくりひろげ、近藤・鎌田組が最終日にやっと代表に決まりました。男子は予選で松永・上野組だけがゴールドフリートに残り、残りの3チームがシルバーフリートになった時点で松永・上野組が代表にきまりました。誰もが非常に緊張した大会で、今後の課題が大きく見えたものとなりました。
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2008-3 Sail Melbourne 2008 (1月19日)
1月14日からメルボルンのサンドリンガム(470級男女)とブライトン(レーザー、ラジアル)沖でオリンピッククラスレガッタが開催され、470男子4艇、女子3艇、レーザー3艇、ラジアル2艇が参加しました。470男女は引き続き開催される世界選手権への調整を兼ね、レーザー級は2週間後の世界選手権へむけてのレース練習という位置づけでしたが、470女子の近藤・鎌田組が見事銀メダルを獲得しました。
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2008-2 RS:X World Championship (1月19日)
1月10日からニュージーランドのオークランドでRS:X級男女の世界選手権が開催されました。オークランドのノースショアにあるタカプナビーチ沖でのレースには日本から男子4名、女子4名が出場し、すでに国枠がとれているクラスのため、日本人最上位になった富澤慎と小菅寧子が男女それぞれのクラスの北京五輪代表に決まりました。
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2008-1 49er World Championship (1月9日)
1月1日の13時から計測、4日から9日にかけて、49er級の世界選手権がオーストラリアのソレント(メルボルン郊外)で開催されました。日本からは2艇が出場し、石橋・牧野組が北京五輪の国枠を獲得するとともに、日本代表に決まりました。
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