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2008年キールウィーク

斎藤 愛子氏のレポートです

関連サイト:
大会全体のサイト
http://www.kielerwoche.de/eng/englishdefault.php
   
成績
http://www.kielerwoche.de/eng/livecenter/olympic.php

Index 2008年キールウィーク 第1日目

ドイツの北、バルト海に面した軍港の街であるキールにて、120年の歴史を誇るキールウィークが始まりました。街全体がセーリング祭りににぎわう大会で、オリンピッククラス以外にも2500隻のヨットが集まり、それぞれの大会を行います。

この大会は国際セーリング連盟のグレード1の大会ですが、今年は五輪代表選手達の多くがすでに現地入りして合宿を行っていることや、代表選考に負けてしまったチームが活動を終えたりしているため、新しい顔ぶれが多くでてきた大会になっています。

近藤・鎌田組が参加している470女子はスエーデン代表、中国代表、デンマーク代表がいるものの、20艇と、少しさびしい参加状況です。石橋・牧野組は49erで参加ですが、こちらは五輪本番でメダルを狙うチームが3艇いますから、少数精鋭のレースをできるでしょうか。

25日が初日で、29日まで5日間、下記のサイトで成績をご確認ください。現在、日本のシングルハンド選手達は青島で合宿中です。デイリーのレポートを送ることができませんので、インターネットでご確認ください。

日本からは3艇、6選手(男子4名、女子2名)が出場

470級女子 21カ国 20艇参加 本日2レース  
1位 近藤 愛 ・ 鎌田 奈緒子 アビームコンサルティング 
    1−2

470級男子 54艇参加 予選2グループ 本日2レース
32位 原田 龍之介 ・ 吉田 雄悟 アビームコンサルティング
     6−OCS

49er 52艇参加 予選2グループ 本日3レース
29位 石橋 顕 ・ 牧野 幸雄  福岡ヨットクラブ
     13−10−21



Index 2008年キールウィーク まとめ

6月23日から30日まで、五輪開催地である中国の青島で日本のシングルハンドチーム(RSX男女とレーザー)が現地合宿を行い、キールウィークのフォローがまったくできずにいて、申し訳ありませんでした。多くの470チームが青島で練習していましたから、キールウィークへの470の参加は若い次の世代の選手が多かったようです。

近藤・鎌田組はどんな状況でもマイペースでベストをつくすチームです。今回も途中でやめてしまったスエーデンとは異なり、最後までぶっちぎりのレースで優勝しました。120年の歴史を誇るキールウィークの中に、重・木下組に続き、470女子で日本チームが優勝という記録を残し、五輪本番への準備を始めます。

470男子に参加していた原田・吉田組は28位で、シルバーフリートのトップでした。今回参加のメンバーだったら、もっと上位へいってほしかったと思いますが、細かいミスが減ってきたら、また次へのステップをあがることができるのでしょうか。

面子がそろわなかった470とは逆に、49erは五輪代表チームが顔をそろえての戦いでした。上位はスペイン、デンマークが占めていますが、常勝のウクライナ、イギリスもひかえており、レベルの高いレースをしていました。石橋・牧野組はホランドレガッタが終わった時点で一番気に入っているマストを日本へ送ってしまい、今回は別のマストでのレースになりました。設定がきまらない間に予選6レースが終わってしまい、段取りの難しさを感じています。

日本代表チームはキールウィークが最後の大会となり、後は青島での現地合宿と7月27日から五輪本番準備をオリンピックハーバーで始めます。8月10日が49erの初日、11日は470が始まります。本番までの準備の様子はオリ特HPでお知らせしていきますので、選手への応援をよろしくお願いします。

日本からは3艇、6選手(男子4名、女子2名)が出場

470級女子 21カ国 20艇参加   
1位 近藤 愛 ・ 鎌田 奈緒子 アビームコンサルティング 

470級男子 54艇参加 
28位 原田 龍之介 ・ 吉田 雄悟 アビームコンサルティング

49er 52艇参加 予選2グループ 本日3レース
30位 石橋 顕 ・ 牧野 幸雄  福岡ヨットクラブ



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