● レース情報 / Race Informations |
・オリンピック特別委員会のレポートです
English Notice of Race (PDF File) Japanese レース公示 (PDF File) 全体最終成績 http://www.wakayama-sailing.org/result/pdf/2008sail-Wakayama-result.pdf (PDF File 外部リンク)
JSAF和歌山インターナショナルレガッタ(Sail WAKAYAMA) 第1日目
本日12日(木)は470級(二人乗り)男女の第1日目がおこなわれました。
出場:男子26艇 女子8艇
天候:快晴 風・北西〜西北西 3m〜2.5m
レース海面:和歌山市 和歌浦湾沖原田・吉田組は昨年の470級全日本チャンピオン組です。いち早く4枠の470級NT枠の1席を獲得しています。
■男子 第1日目 3レースの総合成績(確定) 1位 7点 原田龍之介・吉田雄悟 (アビームコンサルティング) 1−2−1 ※(本来は4点ですが第1レースにペナルティーの3点を加算されたためです) 2位 16点 前田弘樹・谷口斉謙 (エス・ピー・ネットワーク 島精機製作所) 9−1−6 3位 19点 石川裕也・柳川祥一 (関東自動車工業) 4−10−5 4位 19点 長橋誠・田淵靖浩 (アルファ・ウエーブ) 13−4−2 5位 20点 新郷雅史・古谷信玄 (早稲田大学) 11−6−3 6位 20点 阿部幸久・本吉なつき (山口県セーリング連盟) 5−8−7
難しい微風の中、スピードある走りを見せ、実力通りの力を発揮しました。落ち着いた自信にあふれた走りでした。
■女子 第1日 3レースの総合成績(確定) 1位 5点 近藤愛・田畑和歌子 (アビームコンサルティング 福岡経済大学職員) 1−1−3 2位 7点 大曲昭子・土井香奈子 (関西大学) 3−3−1 3位 8点 吉迫由香・大熊典子 (ベネッセコーポレーション) 4−2−2 4位 13点 松下 結・森本起代 (関西学院大) 2−7−4 5位 17点 平井恵子・栗栖佐和 (日本大学) 7−5−5 注目の新チーム近藤・田畑組は二人のロンドンオリンピックに向けてのモチベーションが両者一致してチームを結成しました。
微風の中、手堅い走りを見せて早くも初日トップに立ちました。レース後、近藤は「初日の微風が幸いしたと思う。二人での練習を始めてさほどの時間も経っていないが、微風だったのでそれほどのボロも見せることがなかった。着実に上位をめざして明日からも戦っていきたい」とコメントしました。明日は午後から風が強まることが予想されています。その条件の中で二人がどのような戦いぶりを見せるか?明日以降、新チームの実力が試されます。
2位に入った大曲・土井組は昨年の470級女子ジュニアワールド日本代表選考会で優勝したチームです。若手女子セーラーの有望株として今選考会の活躍が期待されています。
3位の吉迫・大熊組は第1レースのコース取りのミスが最後まで影響したようです。本当の実力は明日から発揮となるのかもしれません。
JSAF和歌山インターナショナルレガッタ(Sail WAKAYAMA) 第2日目
本日13日(金)は前日からの天気予報どおり、朝から南の風が吹き募り、レースの開催が心配されましたが、「NTを目指す選手レベルならこの風を乗りこなさなければ」というレースコミッティの判断で両クラスともレースがおこなわれることになりました。和歌浦湾は地形の関係で強い南風が吹いても高い波が立ちません。そうは言ってもスタート海面付近は常時10m超の南風。ハードなレース展開を予測させる気象・海象となりました。09:40「世界基準」のNT選考会がスタートしました。
★470級 第2日目 出場:男子26艇 女子8艇 (本日2レース実施、通算5レース消化)
天候:曇り 風・南〜南南西 11m〜8m〜17m
レース海面:和歌山市 和歌浦湾沖現時点の日本470級男子をけん引している3強が強風をものともせず安定した走りを見せ、トップ3に並びました。そうした中、強豪にまじり第5レース1位を取った学生スキッパー(艇長)市野の健闘は光りました。
■男子 第2日 通算5レースの総合成績(確定)
5レース消化のため一番悪い1レースをカット1位 11点 原田龍之介・吉田雄悟 (アビームコンサルティング) 4−2−1−4−(5) ※(第1レース、本来は1位1点ですがペ ナルティーの3点を加算されたためです) 2位 12点 前田弘樹・谷口斉謙 (エス・ピー・ネットワーク 島精機製作所) (9)−1−6−2−3 3位 12点 石川裕也・柳川祥一 (関東自動車工業) 4−(10)−5−1−2 4位 21点 飯束潮吹・大嶋龍介 (早稲田大学) 3−3−(DNF)6−9 5位 21点 渡邊哲雄・谷川亮介 (エス・ピー・ネットワーク) 7−7−(9)−3−4 6位 22点 市野直毅・吉見亮平 (関西学院大学・栄和) (14)−5−11−5−1 7位 22点 長橋誠・田淵靖浩 (アルファ・ウエーブ) (13)−4−2−10−6
ちなみに2位のクルー谷口と6位のクルー吉見は和歌山在住のセーラーです。
明日は風が落ち着くようです。3強の争いに注目です。
これほどの強風になると現在のレベルから見て近藤・田畑組と吉迫・大熊組の力は抜きんでています。
■女子 第2日 通算5レースの総合成績(確定)
5レース消化のため一番悪い1レースをカット1位 5点 近藤愛・田畑和歌子 (アビームコンサルティング 福岡経済大学職員) 1−1−(3)−1−2 2位 7点 吉迫由香・大熊典子 (ベネッセコーポレーション) (4)−2−2−2−1 3位 16点 大曲昭子・土井香奈子 (関西大学) 3−3−1−(RET9)−RET9 4位 16点 平井恵子・栗栖佐和 (日本大学) (7)−5−5−3−3 5位 22点 松下 結・森本起代 (関西学院大) 2−7−4−(RET9)−RET9
両組は吹き募る海面の中、男子顔負けの力強い走りを見せました。文字通りの2強です。
レース後、近藤は「強い風の中でも負けない走りができた。現在の我々の実力を見ることができた。まずは大満足です」とコメントしました。
★ウインドサーフィン級(RS:X級)第1日目
出場:男子5艇(韓国ナショナルチームは参加取りやめとなりました)
女子4艇レース展開は第1人者富沢の独壇場でした。10m超のタフな海面を3レースとも1位は当然と、自他共に印象づける圧倒的な走りを見せました。
■男子 第1日 本日3レースの総合成績(確定) 1位 3点 富沢 慎 (関東自動車工業) 1−1−1 2位 7点 谷 賢二郎 (セカンドバース甲子園) 2−3−2 3位 8点 小川 達朗 3−2−3
■女子 第1日 本日3レースの総合成績(確定) 1位 3点 須長 由希 (ミキハウス・TEARS) 1−1−1 2位 6点 大西 富士子 (TEARS) 2−2−2 3位 11点 野津 千尋 3−3−DNF5
JSAF和歌山インターナショナルレガッタ(Sail WAKAYAMA) 第3日目
本日14日(土)は昨夜半まで吹き続けた風嵐「春一番」が去り、和歌山NTCには穏やかな春が到来しました。
大会3日目、今日から昨日中止のスナイプ級全日本ジュニア選手権とジュニアのオプティミスト級(OP級)恒例レガッタ 「和歌山コールドカップ」が加わりハーバー内はにぎやかなレース日となりました。
目を転じて見るレース海面は朝から無風、全種目がハーバー待機となりました。
10時前になるとそよそよと北西の風が入り始め、レース艇はいっせいに出港しました。
しかしながら沖の選考会レース海面はレースをおこなうための2.5mの風が入らず全艇海上待機。
ようやく、11時過ぎに北に近い順風が入り、11時40分470男子が、続いて女子がスタートを切りました。
ところが10分もすると突然に風がシフト、公平なレース展開が不可能となり「このレース、中止」が発せられ、 仕切り直しとなってしまいました。その後も安定した風が得られず、再び長い海上待機となりました。
待つこと80分、弱いながらも待望の安定した北北東の風が入りレースが再開となりました。
13時半前に470級男子の通算6レース目、引き続いて同じ女子の6レース目、そしてスナイプ級ジュニアがスタート。
別海面のウインドサーフィン級、OP級もレースが始まりました。
結局、第6レース終了後は風向風速共安定せず、A海面でおこなわれた470級男女は本日1レースのみで終了しました。
B海面のウインドサーフィン級は2レースを消化、通算5レースとなりウインドも選考会成立となりました。
★470級 第3日目 出場:男子26艇 女子8艇 (本日1レースのみ、通算6レース消化)
天候:晴れ 風・北北東〜北北西〜北北東 6m〜4m〜5m
レース海面:和歌山市 和歌浦湾沖
アビームチームの若きエース原田・吉田組が終始レースをリードする展開でした。フィニッシュ手前で後ろの2艇に 急追されましたが逃げ切りました。6レース消化しましたが、誰も抜け出していません。明日の最終日にどれだけの数の レースがおこなわれるか?楽しみは増すばかりです。
■男子 第3日 通算6レースの総合成績(確定)
5レース消化のため一番悪い1レースをカット1位 12点 原田龍之介・吉田雄悟 (アビームコンサルティング) 4−2−1−4−(5)−1 ※(第1レース、本来は1位1点ですがペ ナルティーの3点を加算されたためです) 2位 15点 石川裕也・柳川祥一 (関東自動車工業) 4−(10)−5−1−2−3 3位 20点 前田弘樹・谷口斉謙 (エス・ピー・ネットワーク 島精機製作所) (9)−1−6−2−3−8 4位 23点 渡邊哲雄・谷川亮介 (エス・ピー・ネットワーク) 7−7−(9)−3−4−2 5位 27点 市野直毅・吉見亮平 (関西学院大学・栄和) 14)−5−11−5−1−5 6位 28点 長橋誠・田淵靖浩 (アルファ・ウエーブ) (13)−4−2−10−6−6
第6レース、吉迫組は会心の逆転勝利を飾りました。スタート後ただ1艇右海面に出た近藤組が中盤までフリートを リードしていましたが、吉迫組に徐々に追い上げられ、最終の風上マーク回航後、リードしていた近藤組の内側に入った 吉迫組が追い風帆走のスピードに勝り大逆転。余裕のフィニッシュとなりました。この結果、両者の差は1点。
■女子 第3日 通算6レースの総合成績(確定)
5レース消化のため一番悪い1レースをカット1位 7点 近藤愛・田畑和歌子 (アビームコンサルティング 福岡経済大学職員) 1−1−(3)−1−2−2 2位 8点 吉迫由香・大熊典子 (ベネッセコーポレーション) (4)−2−2−2−1−1 3位 21点 平井恵子・栗栖佐和 (日本大学) (7)−5−5−3−3−5 4位 25点 大曲昭子・土井香奈子 (関西大学) 3−3−1−(RET9)−RET9−DNC9 5位 26点 松下 結・森本起代 (関西学院大) 2−7−4−(RET9)−RET9−4
明日この接戦を制するのはどちらか?これからロンドンまでこの2組の戦いは長く続くことは間違いありません。
吉迫組は近藤新コンビチームの誕生がよい刺激となり、モチベーションアップにつながっているのかもしれません。
★ウインドサーフィン級(RS:X級)第2日目 出場:男子5艇 女子4艇 (本日2レース、通算5レース消化)
■男子 第2日 通算5レースの総合成績(確定)
5レース消化のため一番悪い1レースをカット1位 4点 富沢 慎 (関東自動車工業) 1−1−1−1−1 2位 8点 谷 賢二郎 (セカンドバース甲子園) 2−(3)−2−2−2 3位 12点 小川 達朗 3−2−3−(4)−4
注・スナイプ級ジュニア選手権、OP級和歌山コールドカップの成績については和歌山セーリングクラブの大会公式サイトをご覧ください。
■女子 第2日 通算5レースの総合成績(確定)
5レース消化のため一番悪い1レースをカット1位 5点 須長 由希 (ミキハウス・TEARS) 1−1−1−2−(3) 2位 6点 大西 富士子 (TEARS) (2)−2−2−1−1 3位 13点 野津 千尋 3−3−(DNF5)−3−4
JSAF和歌山インターナショナルレガッタ(Sail WAKAYAMA) 第4日目(最終日)
本日15日選考会最終日、和歌山NTCは晴天に恵まれました。
海上は約1時間の風待ち後、西北西4mの中、本日の最初のレース(通算第7レース)が470級男子、同女子の順でスタートしました。
風はその後7m近くまで上がり、次のレース(通算第8レース)も順調におこなわれました。
最終日は14時を過ぎたらレースは行わない決まりになっており、3レース目の最終レースのスタートが時間的に難しいと思われましたが、残り15分で準備が整い、ギリギリの時間でスタートがはかられました。
しかし、風上マークに向かう途中で風が弱まりこのレースは中止となりました。
結局、最終日は470級は男女2レース、通算8レース(4日間)、ウインドサーフィン級も同じく2レース、通算7レース(3日間)で閉幕となりました。
★470級 第4日・最終日 出場:男子26艇 女子8艇 (本日2レース・通算8レース)
天候:晴れ 風・西北西 4m〜7m〜5m
レース海面:和歌山市 和歌浦湾沖
■男子 選考会最終成績(確定)
5レース以上消化のため一番悪い1レースをカット1位 19点 原田龍之介・吉田雄悟 (アビームコンサルティング) 4−2−1−4−5−1−(OCS27)−2 ※(第1レース、本来は1位1点ですがペ ナルティーの3点を加算されたためです) 2位 23点 石川裕也・柳川祥一 (関東自動車工業) 4−(10)−5−1−2−3−3−5 3位 28点 前田弘樹・谷口斉謙 (エス・ピー・ネットワーク 島精機製作所) (9)−1−6−2−3−8−4−4 4位 31点 渡邊哲雄・谷川亮介 (エス・ピー・ネットワーク) 7−7−(9)−3−4−2−2−6 5位 39点 阿部幸久・本吉なつき (山口県セーリング連盟) 5−8−7−7−7−4−(12)−1 1位の原田・吉田組はすでに2009年度NT(ナショナルチーム)枠を獲得済みです。
今回の2、3、4位の3艇がNTに選出されました。近藤組、吉迫組は最後まで2強の戦いを展開、本日はそれぞれ1位2位を分け合い、点差は1点のまま近藤組勝利で決着しました。
■女子 選考会最終成績(確定)
5レース以上消化のため一番悪い1レースをカット1位 10点 近藤愛・田畑和歌子 (アビームコンサルティング 福岡経済大学職員) 1−1−(3)−1−2−2−1−2 2位 11点 吉迫由香・大熊典子 (ベネッセコーポレーション) (4)−2−2−2−1−1−2−1 3位 27点 平井恵子・栗栖佐和 (日本大学) (7)−5−5−3−3−5−3−3 4位 37点 松下 結・森本起代 (関西学院大) 2−7−4−(RET9)−RET9−4−5−6 5位 41点 村濱沙耶・板倉広佳 (明治大学・日本大学) 5−8−8−(DNF9)−DNF9−3−4−4
1、2、3の3チームが2009ナショナルチームに選出されました。
★ウインドサーフィン級(RS:X級)第3日最終日 出場:男子5艇 女子4艇 (本日2レース、通算7レース)
■男子 第2日 通算5レースの総合成績(確定)
5レース消化のため一番悪い1レースをカット1位 6点 富沢 慎 (関東自動車工業) 1−1−1−1−1−1−(2) 2位 11点 谷 賢二郎 (セカンドバース甲子園) 2−(3)−2−2−2−2−1 3位 18点 小川 達朗 3−2−3−(4)−4−3−3
■女子 第2日 通算5レースの総合成績(確定)
5レース消化のため一番悪い1レースをカット1位 7点 須長 由希 (ミキハウス・TEARS) 1−1−1−2−(3)−1−1 2位 11点 大西 富士子 (TEARS) 2−2−2−1−1−3−(4) 3位 20点 高木 未散 (DNF5)−DNF5−DNF5−4−2−2−2
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