RACE REPORT

Day4

2021.7.28

470級女子(2レース終えて総合4位)

吉田愛選手
「練習してきた海面なので不安はありませんでした。1上へのコース選択でミスがあったと思います。明日は修正していきたいと思います」

吉岡美帆選手
「リオの時ほど緊張はしませんでしたが、いい意味で緊張していたと思います。体も動いたし」

470級男子(2レース終えて総合5位)

岡田奎樹選手
「僕らは海外勢よりも小柄で、アップウィンドではスピードで負けます。でも、アップウィンドはコースで勝負できるから、それで戦えました。ダウンウィンドはスピードがあれば勝てるので、僕らは有利でした。オリンピック本番のレース最初は代表選考の時以来、緊張したレースでした。でも、始まったら、強い相手と戦うゲームの楽しさがあり、レースすることを楽しめました」

外園潤平選手
「クルーの身長でいくと、僕とポルトガルが一番低いです。吹いて波があるコンディションはその分、動きで頑張らないといけない。きつかったです。緊張もしましたけど、いい緊張だったのではないかと思います」

RS:X級女子 須長由季選手(9レース終えて総合14位)

「私も2レース目はごみの帯を横切った時に引っ掛けて、タックしたり、止めて取ろうとしましたが、時間がかかってしまいました。最後のレースは前を走る選手がごみに突っ込んだのを見て、自分は回避したコースを取って逃れて、10位に入れました。メダルレースの圏内まで、残り3レースで追いつきたいです」

RS:X級男子 富澤慎選手(9レース終えて総合15位)

「なかなかうまくいかないです。メダルレースに残るのが厳しくなりました。残りの3レース、頑張ります」

49er級男子(4レース終えて総合15位)

高橋稜選手
「江の島のコンディションを意識して練習してきたつもりですが、あと一歩足りないか」

小泉維吹選手
「ちょっと足りなかったところを修正して、次のレースでは挽回したいです」

49erFX級女子(6レース終えて総合18位)

山崎アンナ選手
「スペインやポルトガルの練習で海外勢にはだいぶ追いついたのですが、波が出てくると、ハンドリングの面で追いつけていないです。明日は1日休みなので、できることを修正して後半に臨みます」

髙野芹奈選手
「思うように走れなくて悔しいです。このコンディションで練習してきたように走れていませんでした」

ナクラ17級混合(3レース終えて総合15位)

飯束潮吹選手
「1上選手権ならトップなのですが、波がある中でのダウンウィンドがだめでした。欧州遠征では、波がないコンディションなら、かなり上位に追いついたと思っていたのですが、課題は波です」

畑山絵里選手
「このコンディション、超きついです」

フィン級男子 瀬川和正選手(4レース終えて総合16位)

「僕もアップウィンドは起こして走れるのですが、2レース目はセッティングを少し変えて12位を取れました。100%でフルに起こすよりも、少し余裕を持たせて、その分、波を意識して体を使える方が良いと思いました」

第4日レポート【オリンピック強化委員会】

470級女子は江の島エリアで男子の後に2レースを行い、吉田愛・吉岡美帆組6-7で総合4位です。上位にいたドイツとアルゼンチンが、クルーのトラピーズハーネスの重量違反(ルールは3kg以内)で2レース失格となりました。

470級男子は江の島エリアで2レースを行い、岡田奎樹・外園潤平組は7-4で総合5位です。3位から7位までが11点の同点で、激戦の種目であることが分かります。15ノット前後の風でしたが、江の島エリアは特に波が悪く、タフなレースになりました。

RS:X級女子は藤沢エリアで3レースを行い、須長由季選手は11-22-10で総合14位です。レースエリア内に潮目があって、その周辺にはごみや海藻が浮いており、多くの選手がごみを引っ掛けてしまい、止まって取り除くような作業が発生しました。

RS:X級男子は藤沢エリアで3レースを行い、富澤慎選手は17-11-11で総合15位。各レース、トップ10までもう一歩のところで届かない状態が続いています。

49er級男子は相模エリアで3レースを行い、高橋稜・小泉維吹組は11-13-11で、総合15位です。沖のエリアの方が、岸に近いエリアよりは波が大きくても乱れが少ないのですが、スキフクラスにとっては波の越え方が勝敗を分けていました。

49erFX級女子は相模エリアで3レースを行い、山崎アンナ・髙野芹奈組は17-16-UFDで、総合18位です。男子がレースをしていた時よりも風が吹き上がり、3レース目を終えた後はサバイバル状態になりました。走れる上位艇と下位艇の差がつきましたが、上位陣は相当鍛えてきています。体も大きく、江の島の波をものともしません。

ナクラ17級混合は鎌倉エリアで3レースを行い、12-18-15で総合15位です。飯束潮吹・畑山絵里組はスタートから1マークまでは良いのですが、ダウンウィンドでトップグループと同じスピードが出せず、10位以下へ落ちてしまいました。

フィン級男子は逗子エリアで2レースを行い、瀬川和正選手は17-12で16位です。逗子エリアは相模湾の東側で、南西の風では波が悪くなり、ハイクアウトで起こすことが重要でした。リオで金メダルのスコット選手(イギリス)が1-1で、このコンディションでは圧倒的な強さを見せました。