普及指導委員会
バッジテストの実施内容« 普及指導委員会トップ
バッジテストは、各地域のセーリング連盟や関係団体で実施いたします。
学科テスト
学科テストは5つの範囲から出題され100点満点で合格最低点は60点です。
① ヨットの用語
ヨットの船体の名称、艤装品の名称と用途、セーリングの状態の名称などです。
② セーリング一般
セーリングに関係する状態やセーリングに関係する艤装品、船体パーツについて。
③ ルール
海の法規、セーリングルール等。
④ 安全
セーリングの安全用具、安全な操船技術等について。
⑤ 気象
セーリングに関係する気象の知識について。
※初級、中級、上級共に学科の出題範囲は同じですが、クラスが上がるに従い詳細が出題されます。
海上実技テスト
地域の条件により、テストコースを柔軟に設定して実施します。
安全なセーリング技術を持ち、テストコースにおいて操船技術が各クラスで設定されたチェック事項を満足する事を確認します。
テストの評価項目
① スタート前
スタートの1分前より、艇を十分なコントロール下においてスタート時間まで停止させる技術の確認。
② スタート
スタート時間に、艇をスタートラインを横切り走らせる技術を持つこと。
③ タッキング
クローズのコースにおいて、タッキング操作が正しくできること。
④ フリーランニング
上マーク回航後に、フリーランニングに移るまでの確実な操船とセーリング状況。
⑤ ジャイビング
ジャイビング前後とジャイビング中の正しい動作と安定度。
⑥ 全般的考査
人命救助(中級から)時の安全で正しい操船技術。
テスト中に他の他のテスト艇及び、関係ない艇との遭遇時における法規の遵守。
テスト中の操船態度。
⑦ 失格
航路権妨害、事故・沈、マーク不通過
評価級とその内容
取得級 | 初 | 中 | Wind 中 | 上 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|
評価級 | 6 | 5 | 4 | 3 | 8 | 2 | 1 |
学科検定 | あり | ||||||
実技検定 | 無 | あり | |||||
JSAF会員登録 | 不要 | 不要* | 必要 | ||||
受講年齢 | 不問 | 中学3年生以上 |
1)初級 6級
初級6級の検定は、学科テストだけになっています。
これは、これからヨットに乗ろうと考える人達が最低知っていて欲しいことを完全に理解しているかのテストです。海上に出る前には、このテストに合格してください。
バッジテストは学校の入学試験のように、ふるい分けるためのテストではありません。
ヨットに乗るための必要な知識があれば、必ず合格するはずです。
6級のバッジテストは、初心者に対してだけでなく、海に興味があり、何時か海に出てみたいと思う人達も受けて貰いたいテストです。
5級以上の級のテストは、セーリング連盟会員と非会員とで受講料が異なりますが、6級は誰でも受ける事ができるように、受講料に会員と非会員の区別がありません。
セーリング体験教室などの参加の方にも受験していただきたいと思います。
2) 初級 5級
ヨットを乗り始めた人達が正しい指導の事にセーリングの原則をマスターしているのか、思い違いはないか、より早く練習によってマスターしなければならないものは何かがわかります。
5級から、学科を合格した上で、実技検定を受ける事ができます。
3) 中級
初級認定者に、受講資格があります。
レースに参加して他艇に迷惑をかけない力量があるかどうかがわかります
技量レベルによって3級、4級のいずれかの認定になります。
4) ウインド中級
ウィンドサーフィンのボードに乗る方は、8級の検定を受講ください。
実技検定は、日本ウィンドサーフィン協会(JWA)の承認した検定員によって実施します。
5) 上級
当面の間、上級の認定を行いません。
※資格維持(初級5級、中級、ウィンド中級、上級)には、会員継続が必要です。