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JSAF とは

日本セーリング連盟会長就任にあたって

greeting このたび、河野博文・前会長の後任として公益財団法人日本セーリング連盟会長に就任いたしました馬場益弘(ばんば ますひろ)です。
熱い戦いが続いた東京2020オリンピックも成功裏に終わりました。セーリング競技の結果は470級男女2種目の入賞にとどまりました。次の2024年パリ・オリンピックに向けてメダルを狙うべく「勝ちに行く体制」にしていきます。

私は、現役セーラーとして現在でもレースをしていますが、セーリングは生涯スポーツだと思っています。それは一生続けられるという意味だけでなく、男女を問わず、ジュニアからシニアまで、障がいの有る方も、また初めての方も、一度ヨットから遠ざかった人も、誰もが自分に合った楽しみ方でセーリングが出来るので、そのことを広く国民の皆さんにアピールしていきます。

改めて申し上げるまでもなく、セーリングは自然環境の中で行うスポーツであり、環境の保全は重要な課題です。「残したいのはきれいな海」をキャッチフレーズに環境問題への取り組みを一層進めていかなければなりません。

そして「障がい者セーリング」。残念ながら東京パラリンピックでは競技種目から外されてしまいましたが、World Sailing等とも協働して是非パラリンピックにセーリング競技を復活させていきたいと思います。

スポーツ団体は、同じスポーツをする仲間で構成されているので身内の論理でことを進めがちでした。しかし、今日ではコンプライアンス遵守、ガバナンスの確立・維持・発展は重要です。また、東京2020オリンピック後の状況にあった連盟の組織、財政などの改革、各地の加盟団体組織の強化などを「選手(セーラー)ファースト」の視点で進めていきます。

このように、東京2020オリンピック後のセーリング界をさらに発展させるべく尽力してまいりますので、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

2021年9月4日

公益財団法人 日本セーリング連盟
会長 馬場 益弘