セーリング世界選手権470mixで岡田/吉岡が金、磯崎/関が銅!2023/Aug/20

オランダ・ハーグで開催された「セーリング世界選手権大会」の男女混合470級で、日本から2チームが表彰台にあがる快挙を達成しました。

Okada, Yoshioka, got the gold medal

セーリング世界選手権・男女混合470級で金メダルを獲得した岡田奎樹/吉岡美帆組。岡田は初、吉岡は2018年の女子470級依頼二度目の快挙 ©World Sailing/Sailing Energy


【セーリング世界選手権 男女混合470級 総合成績】参加64艇
1位 岡田奎樹(トヨタ自動車東日本)/吉岡美帆(ベネッセホールティングス) 50p
2位 Jordi XAMMAR HERNANDEZ / Nora BRUGMAN CABOT(スペイン) 86p
3位 磯崎哲也/関友里恵(ヤマハセーリングチーム’Revs’) 91p
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24位 吉田愛(CABC’Sグループ)/吉田雄悟(ピアソンマリンジャパン) 160p
28位 高山大智/盛田冬華(ヤマハセーリングチーム’Revs’) 178p


オリンピック種目が一堂に会し、4年に一度開催されるセーリング世界選手権大会。今大会の参加国は85カ国・地域、参加選手は1400人、参加艇数は900艇以上という大規模なイベントです。また、来年に迫ったパリ2024オリンピックの国別選考がスタートする大事な大会でもあります。

その大会で初日からトップを独走し、メダルレース前に優勝を確実にしていたのが日本470のエース、岡田奎樹/吉岡美帆組です。岡田/吉岡組は余裕を持ってメダルレースに臨み5位でフィニッシュラインを切ると、艇上で世界チャンピオンになった喜びをはじけさせました。

Okada, Yoshioka at the finish line

優勝を決め艇上で笑顔を見せる岡田/吉岡組 ©World Sailing/Sailing Energy


一方、3位まで5ポイント差の暫定6位でメダルレースをスタートした磯崎哲也/関友里恵組は、出だしは後方に位置していましたが、二度目のクローズレグで風のシフトを掴み、順位を一気に2位まで上げます。最終レグはイスラエル、スウェーデンと激しいバトルを繰り広げながら3位でフィニッシュし、ドイツ2チームとオーストリアを逆転して3位となり、銅メダルを手にしました。

Isozaki, Seki on the podium

表彰台で銅メダルと副賞のバラを手にする磯崎/関組 ©World Sailing/Sailing Energy


この結果、日本は来年のパリ2024オリンピックの男女混合470級の出場国枠を獲得しました。セーリング競技の五輪枠は各種目・各国1枠のため、日本代表になるためには、来年4月まで続く選考大会に出場しポイントを積み上げていかなければなりません。日本470級の実力が大いに発揮された今大会となりましたが、これから代表の座をかけた戦いが本格化します。

選手コメント
「どれだけ嬉しいか?と聞かれたら、I can fly! と答えるぐらい嬉しいです(笑)」(岡田選手)
「潮が速く、浪も高い難しいコンディションの中で世界チャンピオンになれたことは自信になります。とても嬉しいです」(吉岡選手)

Okada, Yoshioka at the bottom mark

初日からトップを守り続けた岡田/吉岡組。今シーズンはプリンセスソフィア杯に続いてのビッグレガッタ制覇 ©World Sailing/Sailing Energy


「最後まで諦めずに、本当に必死にフィニッシュまで戦えたことが結果に繋がったと思います。2上へのレグは自分を信じて結果がついてきたので良かったです」(磯崎選手)
「チーム結成から8月31日でちょうど1年です。私はなんとか磯崎さんについていかなきゃと思ってやっているだけで、こういう活動ができていること、本当にすべてに感謝しています」(関選手)

Isozaki, Seki go up wind sailing

メダルレースで驚異の追い上げを見せた磯崎/関組。チーム結成1年での快挙 ©World Sailing/Sailing Energy



詳細はオリンピック強化委員会の公式サイト
またはデイリープレスリリース

champagne fight at wet ceremony

喜びもひとしお! ©World Sailing/Sailing Energy