日本セーリング連盟では、各団体のサステナビリティ(持続可能性)に関する取組を把握して、先進的事例を横展開し、全国的な取組を活性化することを目的とし、アンケート調査を実施しました。
JSAFサステナビリティ(持続可能性)の取組に関するアンケート(2022年度)報告書・事例集(PDF)
■調査対象 日本セーリング連盟 加盟団体・特別加盟団体・関連団体
■調査期間 2022年5月20日~6月14日
■調査項目 団体種別、サステナビリティ(持続可能性)に関する取組(環境分野)
サステナビリティ(持続可能性)に関する取組(DEI分野)
取り組んでいる/関心のあるSDGS(持続可能な開発目標)のゴール
サステナビリティ(持続可能性)に関する特色ある取組
サステナビリティ(持続可能性)に関する取組にあたっての課題
サステナビリティ(持続可能性)に関する取組の推進に当たってJSAFに求めること
実施してみたいサステナビリティ(持続可能性)に関する取組
■配 布 数 加盟団体・特別加盟団体・関連団体にメールにて配布
■回 収 67団体
■事 例 44事例
◆ 開催大会・日常活動等で実施しているサステナビリティ(持続可能性)に関する取組(環境分野)は、「ゴミの分別回収」(69%)が最も多く、次いで「環境にやさしいスポーツとしてのセーリングの魅力発信」(40%)、「ビーチクリーン活動」(37%)、「海洋浮遊ゴミの回収」(36%)であった。「マイボトルの配布・利用促進」(21%)、「プラスチックバッグ・包装の利用削減」(21%)、「子どもたちの学習機会の提供」(21%)、「ペットボトル利用の削減」(19%)が2割程度であった。
◆ サステナビリティ(持続可能性)に関する取組(DEI分野)は「特に実施している物はない」(49%)が半数近くとなった。実施しているなかでは、「女性が参加しやすい大会運営(トイレ休憩時間など)」(25%)が最も多く、次いで「役員の性別比率の均等化へ向けた取組」(16%)、「障がいのある人の参加できるセーリング体験会」(15%)であった。
◆ 取り組んでいる/関心のあるSDGs(持続可能な開発目標)のゴールは、「14.海の豊かさを守ろう」(84%)が最も多く、次いで「5.ジェンダー平等を実現しよう」(40%)、「3.すべての人に健康と福祉を」(28%)であった。
◆ サステナビリティ(持続可能性)に関する取組にあたっての課題は、「人材が不足している」(52%)が最も多く、次いで「ノウハウがない」(42%)、「資金が足りない」(40%)、「ロールモデルを知らない」(33%)であった。
◆ サステナビリティ(持続可能性)に関する取組の推進にあたってJSAFに求めることは、「中小規模団体でも取り組みやすい取組内容の紹介」(51%)が最も多く、次いで「サステナビリティ(持続可能性)やDEI/SDGsについての情報提供」(48%)、「他団体の先進事例の情報提供」(43%)、「補助金等の経済的支援」(31%)であった。