会員の皆様にご報告申し上げます2015/Jul/01

すでにご承知のように、6月8日のIOC理事会で正式に決定されましたとおり、2020東京オリンピック・セーリング競技の会場は江の島に決定致しました。これは、当初予定していた若洲については空撮ヘリコプターの飛行が難しいことから、蒲郡、江の島、稲毛の会場を代替地として検討した結果であります。

JSAFとしては、いずれの会場もオリンピック・セーリング競技の開催が可能であると考えました。しかし、その中でもチャレンジングで多様なコンディションでの大会を実施するにあたり魅力のある江の島に、ISAFの意見も取り入れつつ東京都、組織委員会、JSAFの三者の協議にて決定したものです。
なお、今回の選定作業におきましては、それぞれの県庁及び県連の皆様には大変な努力をいただき、素晴らしいご提案をしていただきましたことを感謝申し上げます。蒲郡、稲毛においても、2020年に向けて国際レースの開催をお願いしたいと考えており、今後、ご相談をさせていただく所存です。

会場が決定したことで、今後の準備活動にも一層の拍車がかかります。すでに、前哨戦である2016リオ・オリンピックの出場枠を3種目確保していますが、今後さらに大幅な上積みを目指し、メダル獲得に向けて活動を進めています。

一方、2020年に向けて数多くの国際大会を日本で開催するよう多方面から要望を受けています。JSAFとしても東京オリンピックに向かって国内のセーリングに関する注目度を大いに盛り上げ、選手をさらに強化し、運営委員の育成を促進するためにも、多くの国際大会の開催を実現したいと考えています。

そのために、JSAFは大手広告代理店の株式会社大広様と提携し、広報活動とマーケティング活動を行うことといたしました。その第一弾がセーリング競技日本代表チームの愛称と絵画の募集です。7月1日はそのキックオフとなる記者会見を実施いたしました。詳細は(http://www.jsaf.or.jp/campaign)をご覧ください。

会員の皆様にもJSAFのこの初の試みにご期待いただくとともに、多大なるご指導、ご協力をお願いする次第です。

2015年7月1日
公益財団法人 日本セーリング連盟会長
河野博文