2014年の全日本スナイプ、大会成立せず2014/Nov/18

幻の優勝となった橋本健斗/村山一樹チーム(立命館大OB/立命大)

幻の優勝となった橋本健斗/村山一樹チーム(立命館大OB/立命大)

11月13~16日、石川県・和倉温泉公園ヨットハーバーで行われた全日本スナイプ級ヨット選手権。今年の第67回大会で初めて、大会不成立という残念な結果になってしまった。

大会は4日間の予定だったが、前半2日間は暴風雨で、2日目に出艇を試みるもスタートできず。
3日目は振れ回る軽風と少雨の中、なんとか2レースを実施。
最終4日目は、レース開始時刻を1時間早めるなどの対応をするものの、風はまったく吹かず。
全日本スナイプの大会成立要件である3レースに1レース足りない2レースしか消化できず、2014年大会そのものが不成立ということになった。

軽風下で2レースが行われた大会3日目も、なんとか風が安定したのは、ほんの2時間ほど。
行われた2レースも、風の振れ、強弱とも激しい、難しいコンディションだった。
多くのチームがスコアを崩す中、2レースを1-6位でまとめて暫定1位、結果的に幻の優勝者となったのは、前年、同じコンビで3位に入賞している橋本健斗/村山一樹チーム(立命館大OB/立命館大)だった。

なお、この大会で兼ねることになっていた2015年のスナイプ級世界選手権(イタリア)の代表選考については、2015年の3月28~29日、愛知県蒲郡市で改めて選考レースが行われる予定。(text & photos by Jun Nakajima/Kazi)
 

大会3日目、ようやく安定した風の中で2レースが行われた

大会3日目、ようやく安定した風の中で2レースが行われた


大会最終日(4日目)、いくら待っても風は吹かず、前代未聞の大会不成立となってしまった

大会最終日(4日目)、いくら待っても風は吹かず、前代未聞の大会不成立となってしまった