明治大学ヨット部  JSAF Club/Class of the Year Green 賞 受賞記念インタビュー2026/Jan/27


■ 目的

 公益財団法人日本セーリング連盟は、サステナビリティバイブルに基づき、環境保全活動を推進し、取り組みなどの情報共有を進めています。そこで、先進的な環境保全活動をなさっている団体のお取組の経緯、内容、工夫、支援を下記の通りお伺いし、資源や人員、情報が十分で無い小中規模を含む、全国のセーリング関係団体等に事例を横展開し、知見を共有します。
 明治大学ヨット部は、スポンサーシップ室を設置し、スポンサーと協働でのセールリボーンプロジェクトで使い古したセールのリユースによるサステナビリティ貢献を推進しており、 JSAF Club/Class of the Year Green 賞をご受賞となりました。また、 2025 年度明治大学学生部長賞を受賞しています。受賞記念に、活動の経緯や方針・体制についてお伺いしました。



■ 事例のポイント

① 団体の経済的維持と社会価値の分析・訴求
 ヨット部活動維持の課題として、部費徴収の負担が大きく、経済的課題があると分析し、スポンサー獲得による新たな資金の柱の確立を図るべくスポンサーシップ室を設置した。提案書を自ら作成し、支援いただけそうな企業様をリストアップ、訪問して提案書を提示・ブラッシュアップしていった。企業様が学生活動に求める価値は、 ①PR ・広告と、 ② 人材獲得・リクルーティングと理解している。

② 部としての MVV 策定と部員の主体性に基づく実現
 部として MVV を策定するにあたり、まず初めに「強いチームとは何か」「自分たちはどのような姿を目指したいのか」という点について話し合った。普段の活動では互いの行動しか見えないが、それは氷山に例えると水面より上に見えるごく一部にすぎない。対話を重ねることで、氷山の水面下にあるその人の価値観や信念、考え方のパターンといった、これまで見えていなかった部分を共有できるようになった。議論を通じて共通項が徐々に明確になり、それらを Vision (実現したい姿・理想像)、 Mission (目的・存在意義)、 Values (価値観)として言語化していった。この MVV を通じて、部員一人ひとりの主体性を基盤に、全員が躍動する組織づくりを進めている。

③ 社会貢献・スポンサーシップ活動の合致、コミットメントの確保
 社会貢献とスポンサーシップ活動の方向性は合致している。ヨット部として海洋環境への取組は対外的な訴求価値になり、企業も CSR 面でのアピールが可能になるなど、メリットがあると捉えている。また、属人的な活動にならないように、 MVV に照らしてスポンサー活動に携わりたい部員を常に募集し、面談を行っている。

④ 他団体の牽引・横展開のリーダーシップ
 環境保全活動について、他団体の参考になればという意識があり、かつ横展開について積極的な見通しを立てており、連携・牽引のリーダーシップがある。


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