SDGs貢献アプリの実績について2024/Mar/09

SDGs貢献アプリの実績を基にセーリング活動におけるシングルユースプラスチックの代替によるCO2削減相当量を試算しました。


環境委員会は、セーラー・競技大会のSDGs貢献の可視化・評価を簡易に行うウェブアプリ「SDGs環境アプリ」の開発を完了し、2023年度に4大会でトライアルを実施しました。
本アプリでは、大会参加選手・運営関係者の環境保全行動にポイント付与してランキング化でき、行動によるシングルユースプラスチックの代替によるCO2削減換算量を算出できます。2023年度のトライアル登録者は45人、削減換算量は3,806g、登録者一人当たり平均は84.6gでした。
reduction table01

2023年度の実施結果に基づき、会員一人あたりのセーリング活動におけるシングルユースプラスチックの代替によるCO2年間削減相当量を試算すると1.0kg、連盟の大会実施時の年間削減量を試算すると約760kg(一般家庭電力消費量半年分弱)、連盟の年間のセーリング活動の年間削減量を試算すると約9.1トン(一般家庭電力消費量5世帯1年分)となります。
reduction table02

2024年度は、貢献が一覽化できるダッシュボード機能を追加予定です。さらに、公認大会の環境キャンペーン補助金の補助要件に位置づけ、より活用を促進します。また、各種調査によって試算の精度向上に努めます。引き続きのご協力をお願い致します。

<参考 試算式>
会員一人あたりの年間削減相当量
 =大会でのCO2削減量実績/登録者数✕年間セーリング回数
 =84.6g✕12回
 =1.0kg
※年間12回(月1回)のセーリング活動を、大会と同様に実施と仮定(会員アンケート2021結果より設定)

会員全体での大会時の削減相当量
 =大会でのCO2削減量実績/登録者数✕会員数
 =84.6g✕約9,000名
 =760kg
※年間平均1大会に参加と仮定

連盟の年間のセーリング活動の年間削減相当量
 =大会でのCO2削減量実績/登録者数✕年間セーリング回数✕会員数
 =84.6g✕12回✕約9,000名
 =約9.1トン
※年間12回(月1回)のセーリング活動を、大会と同様に実施と仮定(会員アンケート2021結果より設定)