470Mix岡田奎樹/吉岡美帆組がプリンセスソフィア杯で優勝2023/Apr/09
4月3日からスペインのマヨルカ島で開催されていた「プリンセスソフィア杯」の男女混合470級種目(参加72艇)に出場していた岡田奎樹/吉岡美帆組が世界チャンピオンのドイツチーム(GER-10)や同大会昨年チャンピオンの地元スペインチーム(ESP-44)を押さえて優勝しました。
【プリンセスソフィア杯 男女混合470級 総合成績】参加72艇
1位 JPN-8 岡田奎樹(トヨタ自動車東日本)/吉岡美帆(ベネッセホールティングス) 56p
2位 GER-10 Luise WANSER / Philipp AUTENRIETH 63p
3位 ESP-44 Jordi XAMMAR HERNANDEZ / Nora BRUGMAN CABOT 66p
4位 GER-13 Malte WINKEL / Anastasiya WINKEL 73p
5位 FRA-1 Camille LECOINTRE / Jeremie MION 78p
6位 GER-11 Simon DIESCH / Anna MARKFORT 91p
7位 AUT-1 Lara VADLAU / Lukas MÄHR 92p
8位 USA-1842 Stuart MCNAY / Lara DALLMAN-WEISS 100p
9位 FRA-3 Hippolyte MACHETTI / Aloise RETORNAZ 105p
10位POR-21 Diogo COSTA / Carolina JOÃO 107p
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11位 磯崎哲也/関友里恵(ヤマハセーリングチーム’Revs’)
24位 吉田愛(CABC’Sグループ)/木村直矢(ピアソンマリンジャパン)
27位 高山大智/盛田冬華(ヤマハセーリングチーム’Revs’)
62位 池田海人/毛利咲絵(日本大学)
今年で52回目を数える伝統のセーリング大会「プリンセスソフィア杯」。ヨーロッパのセーリングシーズン開幕を告げるこの大会はキールボートからOP級まで、オリンピック種目以外のレースも多数行われる人気の大会とあって、今大会には世界67カ国から約1300人が参加しました。
今年はパリ2024オリンピックの1年前ということもあり、日本からは五輪9種目に29人/チームが参加。470級には5チームが出場しましたが、メダルレース進出は岡田/吉岡組1チームでした。
その岡田/吉岡組は2位との差が18点という、優勝に王手をかけた状態でメダルレースへ。逆転の可能性があるのは、決勝シリーズ終了時に2位につけた地元スペインのJordi XAMMAR HERNANDEZ / Nora BRUGMAN CABOT組がトップフィニッシュし、岡田/吉岡組が最下位になる場合だけでした。
レース中、瞬間的にスペインチームがトップ、日本チームが10位になる時間もありましたが、二人は慌てずに9位でフィニッシュし、2位に8点差をつけ優勝を手にしました。
2位のスペインチームは、3位でメダルレースに臨んだ2022年の世界チャンピオンペア、ドイツのLuise WANSER / Philipp AUTENRIETH組に逆転され順位を一つ後退させました。ちなみに、スペインチームのスキッパーJordi XAMMAR HERNANDEZは、東京2020オリンピック男子470級の同メダリストです。
「シーズン最初の、海外勢もフルメンバー出ている大会でメダルが取れたことはとても嬉しいですし、自信がつきました」と吉岡選手。岡田選手は「メダルレースは最後まで緊張感のある展開でした。オンオフのはっきりしたレースができ、結果が出てよかったです。自分たちにはボートスピードがあり、それをいかせてレースができたことが成績につながったと思います。これまでの取り組みの方向性が正しいことも確認できました」と話し、パリ2024オリンピックで金メダルを取るという目標に向けて、さらなる飛躍を誓いました。
プリンセスソフィア杯には日本からは五輪9種目に29人/チームが参加しています。
詳細はオリンピック強化委員会の公式サイトへ