2022年(令和4年)年頭挨拶2022/Jan/01




年 頭 挨 拶

greeting

新しい年を迎え、謹んでお慶びを申し上げます。

昨年は、東京2020オリンピックが開催され、日本選手団の活躍に日本中の国民が感動し、感激の嵐が巻き起りました。一つの目標に向かって突き進む姿は輝かしいもので、皆さんも何度も感動されたことと思います。しかし、新型コロナの世界的蔓延が続いているため、様々な大会が中止または延期となったほか、ナショナル・チームメンバーも国際大会参戦や練習すらままならない日々です。その上で、昨年9月に新体制で始動しました私達は、次の2024 年パリ・オリンピックに向けて、メダルを狙うべく「勝ちに行く体制」にしていきます。

コロナの影響で全てのスポーツ団体が厳しい経営環境に直面しています。JSAFも例外ではありません。国などの支援策を最大限活用させていただきつつ、経営努力に努め、セーリング界の明日のため、会員の皆様にも是非ご協力をお願いいたします。さらに、スポンサーの皆様には厳しい経営環境に見舞われている中におかれているにもかかわらず、多大なるご支援を戴いていることに深く感謝申し上げます。2022年も安全・安心な大会開催のためのガイドラインに沿って、セーリング・スポーツの灯を消さないよう、各地でレースや練習を開催していきます。

 そうした中、昨年に引き続き本年も恒例の新年会も中止せざるを得ませんでした。会員の皆様にご挨拶する機会がなくなりましたので、この場を借りて新年のご挨拶を申し上げる次第です。

セーリングは、峻烈な競技スポーツであり、年齢や性別にかかわりなく、誰もが楽しめる優れた生涯スポーツです。無風のときはじっと風を待つ忍耐と根気を養い、順風のときは思いっきり風を受けて進む元気を養い、逆風や荒天にあっては風や波と戦う勇気を養います。これは、会長就任にあたっての大きな目標の一つ、「生涯スポーツとしてのセーリング」にもなっており、多くの会員に皆さんが多様性と柔軟性をもったセーリング人生が送れるようにしてまいりたいと存じます。

 新型コロナが早く収束し、「明るく、楽しく、前向き」にセーリングができる日々が戻りますよう、また、皆様が健康にこの一年をお過ごしになられますようにお祈り申し上げております。

2022年1月1日
公益財団法人日本セーリング連盟
会 長  馬 場 益 弘