49er級、49erFX級、ナクラ17級世界選手権大会2019/Dec/06

今日行われた3レースで1位-14位-6位、総合33位に順位を上げた飯束/畑山組

今日行われた3レースで1位-14位-6位、総合33位に順位を上げた飯束/畑山組

49er級、49erFX級、ナクラ17級の世界選手権大会は今日から上位と下位に分かれた決勝シリーズが始まりました。

出場チームのほとんどが五輪代表枠または国別出場枠獲得ためにこの大会に参加しています。ライバルより一つでも上を目指すことはもちろんですが、各国の選考システムを考慮した複雑な駆け引きも行われており、レースの行方は混沌としてきました。

ナクラ17級には日本から3チームが出場しています。同クラスの五輪代表最終選考は来年2月にオーストラリア・メルボルンで行われる世界選手権ですが、今大会も選考大会の一つでありポイント獲得に向けた真剣勝負が繰り広げられています。
選考レースで首位に立つのは、梶本和歌子/川田貴章組(4ポイント獲得)です。飯束潮吹/畑山絵里組(2ポイント獲得)、田中航輝/深澤瑛理組(獲得ポイントなし)と続きますがポイント差は僅か。2カ月後に迫った最終選考を少しでも有利に戦うため1レース、1レースが重要となってきます。

ナクラ17級は11レースまで終わり、梶本/川田組が総合31位、「風が吹いた方が調子がいい」と話す飯束/畑山組が33位、田中/深澤組が51位につけています。

49er級のシルバーフリートで戦う古谷信玄/八山慎司組は今日の3レース24位-20位-9位で総合43位に後退しました。

五輪代表内定の最終発表を待つばかりの49erFX級の山崎アンナ/髙野芹奈組は五輪メダリストなどが顔を揃えるゴールドフリートで戦い、総合24位に位置しています。

明日、明後日の週末は大勢のセーリングファンがレース海面近くに集まることが予想されます。明後日には各クラスの新チャンピオンが誕生します。(レポートと写真/西朝子)

■成績表
49er級(9レース終了時)
1位 Erik HEIL/Thomas PLOESSEL(GER) 39点
2位 Peter BURLING/Blair TUKE(NZL) 48点
3位 Lucas RUAL/Emile AMOROS(FRA) 71点

43位 古谷 信玄/八山 慎司 147点

49erFX級(8レース終了時
1位 Martine SOFFIATTI GRAEL/Kahena KUNZE(BRA) 40点
2位 Annemiek BEKKERING/Annette DUETZ(NED) 51点
3位 Tina LUTZ/Susann BEUCKE(GER) 63点

24位 山崎 アンナ/髙野 芹奈 139点
31位 原田 小夜子/永松 瀬羅 136点
36位 波多江 慶/板倉 広佳 146点
58位 松苗 幸希/齊藤 由莉 253点

ナクラ17級(8レース終了時)
1位 Vittorio BISSARO/Maelle FRASCARI(ITA) 42点
2位 John GIMSON/Anna BURNET(GBR) 49点
3位 Jason WATERHOUSE Lisa DARMANIN(AUS) 49点

31位 梶本 和歌子/川田 貴章 126点
33位 飯束 潮吹/畑山 絵里 141点
51位 田中 航輝/深澤 瑛理 238点

■出場日本人選手
49er級
古谷 信玄/八山 慎司(エス・ピー・ネットワーク)

49erFX級
山崎 アンナ/高野 芹奈(ノエビア・日本体育大学/ノエビア・関西大学)
波多江 慶/板倉 広佳(豊田自動織機)
原田 小夜子/永松 瀬羅(豊田自動織機)
松苗 幸希/齊藤 由莉(無所属/早稲田大学)

ナクラ17級
梶本 和歌子/川田 貴章(橋本総業ホールディングス/ミキハウス)
飯束 潮吹/畑山 絵里(エス・ピー・ネットワーク)
田中 航輝/深澤 瑛理(富士通)

■大会スケジュール
12/7(土) レースデイ5(決勝シリーズ)
12/8(日) レースデイ6(ファイナルレース/メダルレース)

■公式サイト:
https://49er.org/event/2019-world-championship/#news
https://nacra17.org/events/2019-world-championship/
https://www.sidelineapp.com/events/49er-49fx-nacra17-world-championships/