
そこで、JSAF外洋メンバーが、日本各地のヨットハーバーやマリーナからその次のハーバーやマリーナへ、フラッグを掲げたリレー艇でセーラーたちのオリンピックに対する思いを引き継ごうと「フラッグリレー」を行っています。
その一環として6月4日、東日本大震災で壊滅状態となったものの今年一部の施設が完成した旧「いわきサンマリーナ」で、フラッグリレーの「いわき引継ぎ式」が行われました。
「いわき引継ぎ式」は2020年東京オリンピック・パラリンピックの成功を祈るともに、マリーナ復興の願いを込めて約50人のセーラーが集まって行われました。フラッグは小笠原レースに出場した大洗の<弥勒>(伊藤猛艇長)によって三浦市から大洗町へ、そしてさらにこのいわき市へ到着しました。
引継ぎ式では来賓の清水いわき市長、大洗町長親書代読、国土交通省小名浜港湾事務所長、いわき海星高等学校長、いわき応援大使の方々から挨拶をいただきました。
フラッグは<弥勒>の伊藤猛艇長から外洋いわき会長、そして清水いわき市長へ手渡され、これまでのメッセージに加えて新たなメッセージが書き加えられました。
そして、フラッグは福島県セーリング連盟会長から<飛輪>の村田艇長へ引き継がれました。参加した福島県セーリング連盟、いわき海星高校、いわきジュニアヨットクラブ、外洋いわきの方々と記念写真を撮り、<飛輪>はフラッグを掲げて出港しました。
この様子は福島中央テレビで放映され、また、読売新聞、東京新聞、福島民報、福島民友、いわき民報の各紙に、伊藤艇長からメッセージ入りフラッグを受け取った村田艇長の写真が掲載されました。後日、内堀福島県知事からメッセージをいただいています。
その後、フラッグは宮城県七ヶ浜の(社)宮城外洋帆走協会(MORC)のの 赤石隆理事長に手渡され、青函カップレースに参加する艇に引き継がれました。(レポート/菊池邦仁・JSAF理事、外洋いわき会長)
