2015年度JSAFナショナルチーム選考レース 終了2014/Dec/15

6艇で二つのナショナルチーム枠を争った女子RS:X級。右がトップで選考レースを通過した須長由季(三起商行)

6艇で二つのナショナルチーム枠を争った女子RS:X級。右がトップで選考レースを通過した須長由季(三起商行)

2016年リオデジャネイロ五輪への切符を巡る最初の関門となる2015年JSAFナショナルチーム選考レース(JSAFオリンピッククラスレガッタ)が、12月14日に終了。470級男女、レーザー級、レーザーラジアル級、RS:X級男女の6クラスのナショナルチームが決定した。

昨年の世界選手権ですでにオリンピック国別出場枠を獲得している男子470級、女子470級、男子RS:X級の3クラスは、昨年の世界選手権で日本チーム最高位だったチームがすでにナショナルチーム認定を受けており、今回の選考レースでは残りの椅子を巡る戦いとなった。

男子470級は、松永鉄也/吉田雄悟(スリーボンド)がすでに認定されているため、残りのナショナルチーム枠は3つ。土居一斗/今村公彦(アビームコンサルティング)、飯束潮吹/八山慎司(エスピーネットワーク)、市野直毅/外薗潤平(和歌山セーリングクラブ/九州旅客鉄道)の上位3チームが残された切符を獲得し、2015年度ナショナルチームの座をもぎ取った。

すでに認定を受けた吉田 愛/吉岡美帆(ベネッセホールディングス)以外に女子470級に残された切符は1枚。選考レースに参加したのは2チームのみで、今年から新チームを結成した山口祥世/畑山絵里(ノエビア/日本経済大学)が最後の1枚の切符を手にした。

富澤 慎(トヨタ自動車東日本)がナショナルチーム認定を受けている男子RS:X級に残された1枚の切符をもぎ取ったのは立命館大学3年の板庇雄馬。

その他のクラスは、まだ国別出場枠を獲得していないため、今回のレガッタで2015年度ナショナルチームすべての椅子(各2チーム)を巡っての戦いとなった。レーザー級は南里研二(アルバトロスヨットクラブ)と安田真之助(京都府立宮津高校教諭)の2人、レーザーラジアル級は土居愛実(慶應義塾大学)と冨部柚三子(グローバルコムサービス)の2人、女子RS:X級は須長由季(三起商行)と大西富士子(ホマレ電池)の2人が、それぞれ2015年ナショナルチームに認定された。(report & photos by Kazuhisa Matsumoto)

レーザーラジアル級でダントツの走りを見せてトップ通過した土居愛実(慶應義塾大学)

レーザーラジアル級でダントツの走りを見せてトップ通過した土居愛実(慶應義塾大学)



男子470級トップでナショナルチーム枠を勝ち取った土居一斗/今村公彦(アビームコンサルティング)

男子470級トップでナショナルチーム枠を勝ち取った土居一斗/今村公彦(アビームコンサルティング)