9月21日から23日までの3日間、神奈川県の葉山沖で、日建・レンタコムカップ 第23回 全日本学生女子ヨット選手権大会(全日本女子インカレ)が開催され、全国から集まった470級29チーム、スナイプ級26チームが参加した。
初日と最終日は北東の風、2日目は南風の中、予定された8レースすべてが実施された。
470級は、関西学院大学の松浦朋美/関 友里恵チームが、慶應義塾大学の長堀友香/武井裕子チームとのデッドヒートの末、優勝。
スナイプ級は、日本大学の持田由美子/上田育美チームが、最終レースでの大逆転勝利となった。
両クラスの合計で争われる総合成績では、関西学院大学が優勝した。
本大会の上位入賞者の多くは、母校の団体戦レギュラーメンバーとして、11月の全日本インカレ(福岡開催)でも活躍が期待されている。高校時代にインターハイで活躍した選手も多い。この全日本女子インカレが始まった20年以上前といえば、団体戦レギュラーメンバーにほとんど女子がいなかった、というよりも女子ヨット部員自体が非常に少なかった時代。改めて、大学ヨット界における女子選手の台頭と、その大きな要因となった本大会の意義を感じることになった。(report by Kazi、photos by Kazuhisa Matsumoto)