「ルイ・ヴィトン・アメリカズカップ・ワールドシリーズ(以下「LVACWS」)」の第6戦シカゴ大会が2016年6月12日、最終日を迎え、ついにソフトバンク・チーム・ジャパンが初めての表彰台に上がりました。
最終日に行われた第1レースで3位、第2レースで6位、そして最終第3レースで1位を獲得し、シカゴ大会総合で3位となりました。昨年4月に結成し、ほかのチームよりも練習量が圧倒的に少なかったソフトバンク・チーム・ジャパンはこれまで苦しい戦いを強いられてきましたが、チームワークが徐々に成熟し、素晴らしい結果を出してくれました。
前日の予報通り、北風の強風となった最終日。レースは予定通り午後1時半にスタートしました。この日行われた第1レース、第2レースでは、ソフトバンク・チーム・ジャパンは得意のロケットスタートが決まらず、スタート前の位置取りに精彩を欠く展開に。序盤で落とした順位を思うように挽回できず、第2レースが終了した時点でシカゴ大会総合4位。表彰台に上がるためには、残る最終第3レースで、ソフトバンク・チーム・ジャパンと1ポイント差で3位につけるオラクル・チーム・USAよりも一つでも前に出ることが必要でした。この状況のなか、ソフトバンク・チーム・ジャパンは最高のロケットスタートを決め、第1コーナーをトップで回航。後続を一切近づけない素晴らしい走りを見せ、そのままトップでフィニッシュ。
シカゴ大会の総合優勝は、スウェーデンのアルテミス・レーシング。これにより、LVACWS全6戦の総合成績では、ソフトバンク・チーム・ジャパンはアルテミス・レーシングに順位を一歩譲り、総合5位となりました。どのチームが1位を取ってもおかしくないほど拮抗した争いを見せるLVACWS。シカゴ大会で初の表彰台に上がったことで、その実力を世界に示したソフトバンク・チーム・ジャパンの次の戦いは、7月に開催される英国のポーツマス大会となります。(ソフトバンク・チーム・ジャパン)
■早福和彦選手兼総監督のコメント
「チームが立ち上がって1年。これまでやってきたことがようやく成果として現れてきたシカゴ大会だったと思います。最終日は浮き沈みもありましたが、金曜日の練習レースから良い流れで終えることができ、表彰台に立つことができて満足しています。どのチームも強敵ですが、この勝ちパターンを続けてさらに上を目指していきたいです」
■ディーン・バーカー艇長のコメント
「シカゴ大会を3位で終えることができてうれしいです。これまでは良いスタートをしても、中盤以降で順位を落とすこと多かったのですが、今大会では後半で順位を上げたレースも多く、メンバー同士の歯車がスムーズに回りはじめてきたことを実感しました。次のポーツマス大会も楽しみです」
ルイ・ヴィトン・アメリカズカップ公式ページ(英語)
https://www.americascup.com/
ソフトバンク・チームジャパン公式ページ(日本語)
http://softbank-team-japan.americascup.com/jp/home.html
ソフトバンク・チームジャパン特設ページ
http://www.softbank.jp/corp/special/americascup/