LVACWSは第35回アメリカズカップ(2017年開催予定)に先駆けて行われている世界を転戦するシリーズレース。すでに第5戦までが終了していますが、この後、6月シカゴ(米)、7月ポーツマス(英)9月トゥーロン(仏)につづき、11月に福岡で開催されることになったわけです。
河野博文JSAF会長は、「日本のチームがアメリカズカップの前哨戦であるLVACWSに参加するだけでなく、レースの日本開催が決まったことは、2020年の東京オリンピック開催に並ぶ最高のニュースです。JSAFはLVACWS福岡大会のレース運営に全面的に協力していきます」と話しています。
LVACWSは日本のソフトバンク・チーム・ジャパンを含むアメリカズカップ挑戦5チーム、そしてカップを保持するアメリカの1チームが参戦しています。
ソフトバンク・チーム・ジャパンの早福和彦総監督は「日本でLVACWSが開催されるとは夢のような思いです。この福岡開催を機に、海の文化の大切さを日本の皆様に伝えられることの意義は大きいと考えます」と抱負を語りました。
また、孫正義ソフトバンクグループ代表は「日本の若者が世界中のスポーツマンと競うカルチャーを作ることも社会的使命の一つと考え様々なスポーツを応援しており、LVACWSもその一つです」と本大会を開催する意義の一つを表明しました。
■LVACWS福岡大会 概要
日時:2016年11月18~20日
場所:福岡県福岡市中央区地行浜
出場チーム:
グルパマ・チーム・フランス、ランド・ローバー・BAR(英国)、ソフトバンク・チーム・ジャパン、エミレーツ・チーム・ニュージーランド、アルテミス・レーシング(スウェーデン)、オラクル・チーム・USA

記者会見に出席した(左から)ラッセル・クーツ(America’s Cup Event Authority CEO)、孫正義(ソフトバンクグループ代表)、河野博文(JSAF会長)、早福和彦(ソフトバンク・チーム・ジャパン総監督)、高島宗一郎(福岡市長)の各氏 photo by Manabu Taki