今年は風に恵まれず、11レース予定の中、7レースのみの実施となりました。
470級優勝は関西学院大学、スナイプ級優勝は鹿屋体育大学、総合優勝は早稲田大学でした。早稲田大学は昨年の小戸インカレに続き、総合2連覇達成です。
今大会は各マークの回航順位をリアルタイムで速報し、陸上でも楽しめるヨットレースの実現に向けた取り組みも行われました。
■レース1日目
470級はコース短縮で1レース成立、スナイプ級はノーレースとなりました。
スタートするも、晴れ間が見えてくると同時に風もぱったりとなくなり、一時帰着しました。その後も風が吹いて来る気配がないため、13時30分にAPA旗を掲揚し、レース終了となりました。レース1日目を終えて、470級首位は早稲田大学でした。
■レース2日目
この日も絶好のピクニック日和となってしまった江の島に風は吹きません。午後から微風の中、各クラス1レースのみ実施しました。
470級はこの日の1レースを1-2-10位でまとめた関西学院大学が暫定首位に立ちました。スナイプ級は慶應義塾大学が暫定首位に立ちました。
レース2日目を終えて、470級2レース、スナイプ級1レースの実施です。この状況を受け、レース委員会は3、4日目の第一予告信号予定時間を30分早めました。
■レース3日目
スタートを30分早めて行われた3日目。この日も風は弱く、平均5ノット程度のコンディションの中、470級は2レース、スナイプ級は3レースを実施しました。
470級は安定しない風の中でもスコアをまとめ、早稲田大学が暫定首位に立ちました。スナイプ級は第3レースで慶應義塾大学が圧巻の1-2-3フィニッシュ。このリードを守り、スナイプ級3日目の暫定首位に立ちました。
■レース4日目
大会最終日の江の島は昨日までと一転、雨が降り続ける寒い一日となりました。両クラスとも3レースを実施し、最終レースまで優勝争いから目の離せない大接戦となりました。
470級優勝は2位と2点差の僅差で関西学院大学、スナイプ級優勝は最終日までに安定したスコアでまとめた鹿屋体育大学、総合優勝は堅実なレース運びで着々とリードを広げた早稲田大学でした。
来年の全日本インカレは愛知県・蒲郡で開催されます。(レポート/関東学生ヨット連盟委員長・鈴木 諒、写真/関東学連・羽田 誠)
大会サイト http://intercollegiate-yacht.com/


