エンジョイセーリングデイ開催
「至福の時間を過ごしました」と参加者2015/Jul/13

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女性の参加が多かったエンジョイセーリングデイ

「ジョギングの途中、町の掲示板で見かけたんです、このイベントのことを」とは葉山町一色に住む李由紀さん。このイベントとはJSAFレディース委員会が主催する「エンジョイセーリングデイ」だ。13回目を数える「エンジョイセーリングデイ」、今年は34人の参加者を迎え、梅雨の晴れ間の7月11日、神奈川県葉山町葉山港をベースに開催された。

掲示板を見てすぐに申し込んだ前述の李さん、当日は息子の村松光太郎クン(9歳)と参加したが、「最高でした。クルージングそのものもよかったけれど、乗せていただいたジャッキーの人たちが最高に親切だった。至福の時間を過ごさせていただきました」という感激ぶり。光太郎クンは「ジャッキーが一番大きくて、速くて、格好良くて、船首にイスがあって、そこに座っていたら揺れて怖かったけれど、楽しかった!」とこちらも興奮気味。2人の初めてのクルーザー体験はいい思い出になりそうだが、光太郎クンは「また乗ってみたい」と早くも来年の開催を楽しみにしていた。

参加者の顔ぶれは様々だが、今年は若い女性の占める割合が多かった。
その原動力となったのが学習院大学美術部の現役、OBの面々。アウトドアに出る機会があまりないという彼女たちにとって、この日は初めてのクルージング体験。「こんなイベントがなければ、ヨットには絶対に乗らなかったでしょう」とその中の1人が話してくれたが、ひょっとして彼女たちの今後の作品に、海で体験した影響が出てくるかもしれません。

3時間ほどのクルージングの後、場所を葉山マリーナへ移してティーパーティ形式で懇親会を開催。そこではレディース委員会が用意した軽食がふるまわれ、協力艇のメンバーと参加者たちの交流の場となり、休日の午後にピッタリのゆるやかな楽しい時間が流れた。

エンジョイセーリングでは船酔い者が出た時にいち早く陸上に戻すためレスキューボートを用意、陸上に看護師が待機し態勢は万全。また、艇の位置を確認するためにセールビジョンを活用し、フリート全体の把握も常時行っている。13回目を迎える同イベントは少しずつ進歩している。

なお、今年のエンジョイセーリンデイは葉山マリーナヨットクラブのハイドンセット、フェローズ、メスティーサ、ジャッキー、ウエイポイント、O&S、タックと葉山鐙摺ヨットクラブのアフロディーテ、アーリーバードの協力、そして株式会社ゴールドウイン、ヤマザキナビスコ株式会社、ノースセールジャパン株式会社、株式会社葉山マリーナーの協賛を得て開催された。

さらに、エンジョイセーリングデイは昨年から福岡県でも行われている。
こちらは「親子体験セーリング」と銘打ち、参加費は600円(保険料)で、より参加しやすい形にしている。今年は7月25日、福岡市ヨットーハーバーで開催。
詳細はこちら→https://www.jsaf.or.jp/hp/about/committee/ladies

ハイドンセットに乗る参加最年少5歳の越智亮太郎クン(写真右から4人目)。クルージング前半は眠かったらしいが、後半になるとキャビンに入って海図を見ては興味津々だった

ハイドンセットに乗る参加最年少5歳の越智亮太郎クン(写真右から4人目)。クルージング前半は眠かったらしいが、後半になるとキャビンに入って海図を見ては興味津々だった



初のクルージング体験で早くも「次も乗りたい」と村松光太郎クン(右端)

初のクルージング体験で早くも「次も乗りたい」と村松光太郎クン(右端)



今年のエンジョイセーリングデイの参加者、協力艇メンバー、スタッフの面々

エンジョイセーリングデイの参加者、協力艇メンバー、スタッフの面々