提言書:安全・危機管理の立場から見たヨットレース主催とは2015/Apr/08

「提言書:安全・危機管理の立場から見たヨットレース主催とは」
が報告されました。

JSAFでは、昨年2月の理事会において、JSAF共同主催、公認レース等における主催者としての事前実施事項、レース中の対応、レース後の対応等について危機管理の観点から現状分析、検討を行い、提言をまとめるべくワーキンググループを設置することを決定し、これまで同ワーキンググループにて検討を重ねてまいりました。昨年12月理事会において同ワーキンググループより「安全・危機管理の立場から見たヨットレース主催とは」と題する提言書が報告されました。
本提言書の内容は次のとおりです。詳細は、→こちら(提言書/wordファイル)をご覧ください

1.主催の定義
2.主催者が責任を問われるケース
3.レース運営におけるチェック項目と考え方
(1) 大会組織
(2)気象海況の情報収集とレースへの配慮
(3)公示・帆走指示書その他指示内容の確認
(4)関係機関等との調整
(5)財務管理
(6)艇の安全確保
(7)乗員の健康状態の確認
(8)不測の事態に対する体制整備
(9)レース海面(インショア)の安全性確保
(10)艇長(オーナー)との免責合意の契約締結
(11)共同主催者間の責任分担契約の締結(共同主催する場合)

本提言書の内容については、本年1月の外洋系会議において説明を行っておりますが、さらにJSAF関係者全体に本提言書の内容をご覧いただくことが危機管理の観点から必要と判断し、このたびJSAF-HPにおいて本提言書を公開しますので、内容をご覧戴き、加盟団体、特別加盟団体が主催、もしくは非加盟団体との共同主催の場合を含め、レース主催、運営、参加時においてご活用いただきますようお願い申し上げます。

なお、JSAFでは、既に本提言書を踏まえ、現状の見直しを開始しております。具体的には、レース委員会外洋小委員会において、外洋系の安全体制・危機管理マニュアルの作成についての検討を開始するとともに、提言内容の周知方法の検討、2015年度版外洋レース主催での注意事項等、レース以外のJSAF後援行事に対する審査のあり方等について見直し中です。また、総務委員会において現行レース主催者保険等の検証と見直しを開始しております。

これらの検討結果については、その都度J-Sailing、JSAF-HPでご案内してまいりますので、あわせご覧いただきますようお願い申し上げます。
以上