ワールドセーリングスカラシップトレーニング派遣 壮行会2024/Aug/23

9月2日から7週間、英国ウェイマスで実施されるワールドセーリングスカラシップトレーニングに、大熊典子さんが参加します。8月26日20時(日本時間)よりオンライン壮行会を行いますので、参加をご希望の方は下記リンクよりお申し込みください。


大熊典子さんワールドセーリングスカラシップトレーニングに派遣するにあたり、JSAF国際委員会からJOC基金を申請して支援をし、帰国後に普及の課題解決に貢献いただくこととなっており、研修派遣の仕組みづくりと会員の皆様へのフィードバックを目的に位置付けているため、壮行会を開催するものです。

ワールドセーリングスカラシップトレーニング派遣 壮行会
壮行会申し込み


Weymouth & Portland National Sailing Academy

トレーニングが行われるWeymouth & Portland National Sailing Academy



大熊さんは現役時代に470級や49erFX級などで輝かしい成績を収め、ナショナルチームを引退後はチーフメジャラーとして国体クラス協会の支援、数少ない女性指導者として基盤の弱い地域で県連の委員としての活動しジュニアクラブ立ち上げをするなど、アントラージュとして継続的かつ精力的にセーリングコミュニティへの貢献をされています。

WSスカラシップトレーニングとはNFやセーリングスクールにおいてトレーニングプログラムの作成や統括、リードする人材の育成を目的とするもので、以下項目をそれぞれのエキスパートによる授業やワークショップにより履修し、帰国後に関与、発展させたい分野について、エキスパートのサポートを受けながら、それを実現するためのプロジェクトを作り上げていきます。

<項目>
パワーボート&セイフティボート、トレーニングセンター運営、開発プログラム、ナショナルトレーニングプログラム、コーチのためのテクニカル講習1~3,マスイベント、国際ボートショーおよび国内クラブ訪問、レースオフィシャル、ファーストエイド、障がい者セーリングの世界選手権および国内クラブ訪問、安全、サステナビリティ、女性推進のためのプログラム、マルチハル、ウィンドサーフィン&ウィングフォイル、フォイリング、コーチ開発&プログラム、最終計画およびプレゼン

受講者の帰国後の進路はトレーニングマネージャー、教育マネージャー、ヘッドコーチ、クラス専任/パフォーマンスコーチ、MNA理事、セーリングセンター長など多岐に渡ります。

WSスカラシップトレーニングの会場は2012年ロンドン五輪の開催地ウェイマス・ポートランドにあるWPNSAで、チームGBRの国内拠点となっている他、国内数カ所に拠点を持つアンドリュー・シンプソンズ・ファウンデーションというSUPやセーリング、ウィンドサーフィンの体験や講習を一般向けに提供するウォーターアクティビティセンターもあり、セーリングを誰にでもアクセシブルにするため学校やチャリティなど幅広い層を受け入れている様子が垣間見れます。欧州最大級のボートショーやボランティア運営で繫栄している地元クラブ、障がい者セーリングなど多岐に渡るスポーツの側面を見学し考える機会を提供します。

2023年はタンザニア、アンドラ、パプアニューギニア、ブラジル、セントルシアから5名の参加があり、コーチ開発や国際大会を目指すためのパスウェイ構築、ユースのためのプログラムやパスウェイ策定、ナショナルフレームワーク策定、国内アカデミーを設立し競技だけでなくレクリエーションのパスウェイを作り海事キャリアを模索する機会の提供を目指すなど、それぞれの目標を達成するために10週間の講習を受けました。