湘南サニーサイドオープンヨットレース
五輪代表からベテランセーラーまで 67 艇が参加2020/Aug/27

8 月 22 日~ 23 日、相模湾の葉山沖で「湘南サニーサイドオープンヨットレース」が開催されました。オリンピック種目の 470 級と、大学・実業団などに普及しているスナイプ級の 2 クラスが実施され、470 級 41 艇、スナイプ級 26 艇、計 67 艇が参加しました。

2 日間で 4 レース行われた今大会。両クラスともにコロナ禍で長期間の活動自粛があったとは思えないハイレベルなレースが繰り広げられました。470 級は東京オリンピック代表の岡田奎樹/外薗潤平組が実力を発揮し優勝。スナイプ級は実業団チームを抑え、中央大学の高山颯太/佐々木謙組が優勝です。

470 級でトップを走る東京 2020 五輪代表の岡田/ 外薗組(JPN20)

470 級でトップを走る東京 2020 五輪代表の岡田/ 外薗組(JPN20)



新型コロナウイルス感染症の収束が見通せない中、本大会は選手や大会スタッフの接触を減らすために、ウェブサイトと LINE のオープンチャット機能などを利用しました。通常は陸上にレース本部を設置し、出艇・帰着申告など参加艇の管理や成績発表などを行いますが、今回は LINE オープンチャット内の投票機能を使って当日の出艇・帰着申告を実施。ただし、安全管理の観点から、レース海面で本部船からの目視確認も行いました。

また選手、関係者には体温と健康チェックを毎日報告してもらうことを義務づけ、こちらも LINE オープンチャットでアナウンス。こうしたオンライン申告を忘れた選手にはペナルティー(得点加算)が課せられることになりました。試行錯誤の新しい様式に慣れないこともあり、ペナルティーを受けたチームもありましたが、大きな混乱もなく 2 日間を無事に終えることができました。
出場参加選手最年長はスナイプ級マスターズ大会などでも活躍する、羽柴宏昭/鈴木誠組の羽柴選手( 76 歳)。五輪代表から大学生、そして超ベテランセーラーまで、真夏の相模湾で暑い“熱い”レースを満喫しました。

毎レースごとにトップフィニッシュが変わる白熱したレースが展開されたスナイプ級

毎レースごとにトップフィニッシュが変わる白熱したレースが展開されたスナイプ級



スナイプ級優勝の高山/佐々木組(左)

スナイプ級優勝の高山/佐々木組(左)



最年長選手の羽柴( 76 歳)/鈴木組

最年長選手の羽柴( 76 歳)/鈴木組



【大会概要】

大会名 :湘南サニーサイドオープンヨットレース
期間    : 2020 年 8 月 22 日 ~23日
共同主催:湘南サニーサイドマリーナ   神奈川県セーリング連盟
後援    :(公財)日本セーリング連盟
協賛    :(株)ノースセール・ジャパン
種目    :国際470級、国際スナイプ級

大会サイト:https://www.kanagawa-sailing.org/sunnyside