座間味村とのセーリング競技の強化拠点整備に関する覚書を締結2025/Apr/23


Zamami x JSAF
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公益財団法人日本セーリング連盟は、競技別強化センターに認定されている沖縄県座間味村との間にセーリング競技の環境整備に向けた具体的連携内容についての覚書を取り交わし、2025年4月15日に調印式を執り行いました。
本覚書はこれまで連携協定書に基づいて座間味村として多大なるご協力を頂いてきた内容を含め、今後の競技環境整備に向けた両者の取組内容について個別に定めるものです。調印式には座間味村から宮里哲村長、当連盟から馬場益弘会長、舩澤泰隆副会長、宮本貴文オリンピック強化委員会委員長、中村健一オリンピック強化委員会ヘッドコーチが参加し、今後の両者の更なるパートナーパートナーシップの深化に向けて改めて約するとともに、その後に開催された連携会議においては具体的な諸施策について協議が行われました。

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温暖かつ安定した強い季節風が吹き続ける冬期は、絶好の合宿コンディションを提供してくれる
©Junichi Hirai


座間味島は沖縄県那覇市の西30キロほどの場所にある慶良間諸島に属しており、冬期は温暖かつ安定した強い季節風が吹き続け、大きなうねりを伴う外海と諸島に囲まれた内海を使い分けながら練習を行う事の出来るセーリングにとっては理想的な環境が整っています。また座間味村には、競技別強化センターへの認定に向けて長年に亘って競技艇置き場やポンツーン等の設置や宿舎設備の充実、トレーニング環境の構築、競技艇・コーチボートの配備等の環境整備にご尽力を頂いて参りました。

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昨期の座間味合宿に参加したHOPE選手たち
©Junichi Hirai


オリンピック強化委員会は同地において毎年12月~3月にはオリンピック強化委員会のHOPE育成プログラム合宿や、その他強化選手の個別合宿を開催しており、同地における集中合宿にはこれまでも多くのアスリートが自らの経験値・可能性を拡げるものとして参加をしてきました。今回の覚書締結により両者の関係性が益々深まり、将来的に座間味島が「アジアのカナリア諸島」として近隣諸国の強化チームを含めた世界のセーリング競技のハブ拠点となることを展望しています。

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座間味に特有の強風高波の環境下での海上練習
©Junichi Hirai


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トレーニングマシーンも充実しており強化環境は整っている
©Junichi Hitai


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高い目標に向かってチャレンジするHOPE選手
©Junichi Hirai