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第二話 大会初日 [ 10/Aug/2017 ]
灼熱軽風激戦の一本

大会初日の8月10日(木)。梅雨明け後、なんとも夏らしい天気にならない相模湾ですが、この日も太平洋高気圧はどこへやら。朝から北東の風が7~8ノット。薄曇りで蒸し暑い。なにやら赤道直下のような天候です。

予定より10分遅れの午前10時40分。オールクリアでスタートを切り全艇風上マークを目指します。
スタートから飛び出し1上マークをトップ回航をしたのが関西ヨットクラブから遠征してきた〈BLACK〉(BOTIN40)。軽量の艇体にものを言わせ、以降フィニッシュまで首位を守り続け修正1位(暫定)となります。

対して、1上から1下マークまで4番手に落ちていたシーボニアの〈からす〉(MILLS40)は続く2回目のアップウインドレグで右海面から良い風を拾い2番手までジャンプアップ。修正でも2位(暫定)につけます。

〈BLACK〉のヘルムスマン、プロセーラーの荒川海彦は、「〈からす〉はアップウインドが速い」と言い、〈からす〉の方では「〈BLACK〉はダウンウインドが速い。角度が良い。」と言い。HP40クラスのワンデザインとは違うスクラッチレースの妙が、この後も繰り広げられそうです。

そんなHP40クラスの間に食い込んできたのが、HP36クラスの〈スパンク〉。鈴木道彦オーナー自ら舵を持ち、プロセーラーの本田敏郎がコースを引きます。
「スタートも良かったし、行きたい方に行けてスピードも良し」と本田。鈴木オーナーも「グルーブに入れたね」と言うように、4着、修正3位(暫定)と大会初日を飾りました。

フィニッシュ時点では風速は5ノット程度まで落ち、さらに無風に。長い風待ちの末、南からシーブリーズが入ってきますが風速は上がらず。大会初日のこの日は1レースのみで終了。
まずは軽くジャブの撃ち合いというところでしょうか。

レース後はレース本部前でビアパーティー。
マリーナのレストランではオーナーパーティーも開かれました。
呑んで語って、大会初日は暮れていきます。

明日も軽風が予想されています。

[ 2017年] [ News ]