RACE REPORT

Day9

2024.8.5

男女混合ディンギー種目、風弱くノーレースで順位は変わらず
男女混合マルチハル種目は9レースを終え、順位を一つあげる

マルセイユ・2024年8月5日

レース9日目。今日のマルセイユは風が弱く、スケジュールどおりにレースが行われませんでした。男女混合ディンギー種目の470級は、レース海面を変更してスタートしましたが、徐々に風がなくなり、最初の下マークに到達する前にレースがキャンセルに。今日は1レースも成立しませんでした。

男女混合マルチハル種目のNacra17級は一番沖側のレース海面で3レースを実施。飯束潮吹/西田カピーリア桜良組は、10位—17位—19位で昨日から順位を一つあげ暫定17位となりました。

セーリング競技の中で参加艇数が最も多い男女ディンギー種目ILCA7/6級(男女各43艇)は今日が予選最終日でした。男子は風が弱く1レースも行われませでしたが、女子はなんとか1レースを実施。暫定トップ、オランダのMarit Bouwmeester選手が2位と21点差をつけ、明日のメダルレースを待たずに金メダルを確定させました。
Bouwmeester選手はリオ大会で金、東京大会で銅メダルを獲得し、パリ大会で再び金メダルを手にしました。女子ディンギー種目のメダルレースは、銅メダル争いが熾烈を極めそうです。

明日も今日と同じく風が弱い予報です。男女混合ディンギー種目470級と男女混合マルチハル種目Nacra17級は明日が予選最終日。470級は3レースが予定されています。

【選手コメント】

470級スキッパー・岡田奎樹選手
「風は落ちてくるだろうなと思っていました。イメージ的には最後のたまりの勝負というか、入ってくるというよりは抜けていくところの勝負なのかなと予想してレースをしていましたが、今日は順位が良くなかったので、途中でレースが中止になりラッキーでした。」

470級クルー・吉岡美帆選手
「今日レースができなかったので、明日は3レース行う予定です。あと(予選は)3レースなので、3レースでやれることをやる。近い点数のチームを意識しつつ、メダルレースに優位なポジションでいけるように戦いたいと思います。」

Nacra17級スキッパー・飯束潮吹選手
「今日は本当に思ったようなレースができませんでした。良いスタートはしているのですが、風の読みが悪くて良いレースができず、納得できない1日でした。それが実力といえば実力なんですが……。明日も軽風シリーズだと思いますので、明日ことはきれいに攻めて納得いく形で予選を終えたいです。」

Nacra17級クルー・西田カピーリア桜良選手
「今日は本当に不完全燃焼で終わってしまいました。正解を見つけられずに間違えて、間違えて、負けて終わったみたいな。やり残した感が大きいので、明日は完全燃焼できるようにレースをしていきたいです。」