Day6
男女混合ディンギー種目、好発進
第1レース1位、第2レース2位で暫定1位
PARIS2024 | 2024.08.02
2024.8.1
マルセイユ・2024年8月1日
レース5日目。男女のウインドサーフィン種目は今日が予選の最終日でした。男子iQFOiL級に出場した富澤慎選手は、今日の1レース目、得意のコースレースで戦略的なスタートを切ると、先頭集団でレースを引っ張り9位でフィニッシュ。続くレースは17位、風が落ちたためレース海面を変更して行われた最終レースは13位でした。
富澤選手は全13レースを行い、総合18位。メダルシリーズ進出はなりませんでした。セーリング競技では日本最多となる5回目のオリンピック出場を果たした40歳のベテランは、次世代へと夢を託しマルセイユを後にします。
今日予定されていた男女スキフ種目のメダルレースは、風が安定せず、何度もレースをやり直した後に中止となりました。メダルレースは明日へと持ち越しです。
明日は男女スキフ種目のメダルレースと、今日予選が終わった男女ウインドサーフィン種目のメダルシリーズが行われる予定です。明日こそは、パリ大会セーリング競技最初のメダリストが誕生しますように。
また明日からは、日本期待のエース日本期待のエース岡田奎樹/吉岡美帆組が出場する男女混合ディンギー種目470級の予選が始まります。明日は今日より風が吹く予報です。
【選手コメント】
iQFOiL級・富澤慎選手
「今大会は実力不足のまま挑むというのは最初から分かっていたことなので、いかに攻めたレースをして可能性を掴んでいくかというチャレンジをしました。その目標に対してはすごく満足してオリンピックを終えることができました。
レースは本当にハイレベルで、攻め続けるという気持ちでずっとやっていました。毎回、白熱した楽しいレースができました。結果は18位で振るわなかったですけれど、新種目にチャレンジして、僕もいろいろな意味でチャレンジしてきましたし、一緒にトレーニングをやってきたメンバーたちもそれぞれにチャレンジしているので、この大会がスタートになってこの新種目で世界と対等に戦える人たちが出てきてくれることを祈ってます。
この先についてはうっすら考えてはいますが、まだ具体的なことは決めていません。ただ、自分自身が挑戦するということは……ないですね。この世界ではたぶんもう、僕が今からエンジンをかけても追いつくことはないと感じていますから、新しい人が出てくるのがいいと思っています。」