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第三話 [ 12/Aug/2016 ]
されど8艇、激闘の8艇

photo大会2日め。夏空の元、1.8マイル4レグが3レース。南西の風7~8ノットから始まり、 最後は15~16ノットオーバーで白波もチラチラ混じる、これぞ西宮、真夏のシーブリーズです。

初日1位-6位。この日、2位-2位-2位とまとめた〈イレジスティブルX〉は、合計13ポイントでここまで総合2位。 山田邦雄オーナー自ら舵を持っての激走です。船は元〈からす〉のKing40。船だけではありません、 〈からす〉のスキッパー中田龍二、バウマン小林英昭、ヘッドセールトリマーの藤井洋暢、 そして〈からす〉不動のヘルムスマン石川淳一をタクティシャンとして補強。つまり、この艇を知り尽くした4人に、 上坂和功、南和伸ら、〈イレジスティブル〉オリジナルクルーという布陣で、カップを目指します。

これまでは、ちょっと遅れた大型艇団に囲まれて思うように前にでるのが難しいということも少なからずあったこの艇種ですが、 今回は圧倒的なスピード差があるHP40ft艇団が先に行ってくれるので、比較的自由に風をつかんで走ることができます。

そのHP40ft艇団の中では、福岡の〈ギャラクシー〉が好調です。ここまで、4-2-3-6.5-3とまとめて総合3位。
松嶋哲哉オーナーの会社に勤める上村史朗がスキッパーとヘルムスマンを務めます。
福岡大学ヨット部OBの上村スキッパーの元、タクティシャンには松永鉄也、ヘッドセールトリマーの柳川祥一、メインセールトリマーに廣田悟など、各大学ヨット部でならした猛者揃い。
艇は、2012年進水のCARKEEK 40 GPで、前のオーナーの元、チューニングも済まされ好成績を収めていたものを今年購入。
他の3艇のHP40ftに比べ、TCCは僅かに高くなっていますが、それだけのスピード差はあるようです。

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ここまでの暫定得点を見ても分かると思いますが、3位以下は大混戦。ポイントだけではありません、修正時間差も僅かです。
第5レースの〈ギャラクシー〉と〈エスプリ〉はわずか1秒差。
6.5点というのは修正で同タイムだったということ。最後尾を走っているように見える〈マロロ〉ですが、〈ギャラクシー〉と同タイムということ。〈マロロ〉は第5レースでは〈スイング〉に勝っています。

ここまでの成績は→こちらから

と、ここで、〈サマーガール〉が、2-1-1-1-1と圧倒的な走りを見せているのですが、、、。

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たった8艇の全日本選手権。されど8艇、接戦が続きます。
明日、大会3日めはコースタルレースとなっています。

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