SAILING'S CLASSES
Mixed Dinghy / 470
男女混合ディンギー種目・470(ヨンナナマル)級
全長470cmの二人乗り艇で、通称「ヨンナナマル」と呼ばれる。男子は1976年のモントリオール大会から、女子は1988年のソウル大会からオリンピック種目に採用され、東京2020大会までは男女別の種目だったが、パリ2024大会からは男女一人ずつが乗る混合種目に変更された。男子と女子の役割分担はなく、どちらがスキッパーでもクルーでも出場できる。日本はこの種目で過去に銀、銅の2つのメダルを獲得している。
Men's Windsurfing / iQFOiL
男子ウインドサーフィン種目・男子iQFOiL(アイキューフォイル)級
1984年のロス五輪からセーリング競技に加わったウインドサーフィン種目。今年のパリ五輪からは東京五輪までのRS:X級(アールエスエックス)に変わり、水中翼を搭載し、ボードを水面に浮かせて走るiQFOiL級が採用された。ボードを水面に浮かせることで水の抵抗が少なくなり、60km/時ちかいスピードが出る。ただし着水すると一気に失速してしまうため、スピードだけでなく艇のコントロールが勝敗を分ける。
Women's Skiff / 49erFX
女子スキフ種目・49erFX(フォーティーナイナーエフエックス)級
水面との摩擦抵抗が少ない細身の船体と、メインセール、ジブセール、斜め後ろから風を受ける大きなジェネカーという3枚のセールで、パワフルな走りをする高速艇。男子(49er級)は2000年のシドニー五輪から、女子は2016年のリオ五輪からセーリング競技に加わった。スキッパーとクルーの両方が船体の外に体を出してバランスを取るダブルトラピーズ艇で、操船にはテクニックとパワーが必要である。
Mixed Multihull / Nacra17
男女混合マルチハル種目・Nacra17(ナクラジュウナナ)級
船体が複数ある艇種のことを総称してマルチハル艇と呼び、1976年のモントリオール五輪からマルチハル種目が採用されてきた。全長17ftのNacra17級はリオ五輪からセーリング競技では初の男女混合種目として登場し、大会毎に少しずつモデルチェンジしている。現在はL字型のダガーボード(船体中央から水中に差し込む板状のもの)とT字型のラダーで風上に向かう時でもフォイリングする仕様となっており、高速化が進んでいる。
- 男子一人乗りディンギー種目:ILCA7級(旧レーザー級)
- 女子一人乗りディンギー種目:ILCA6級(旧レーザーラジアル級)
- 男子スキフ種目:49er級
- 女子ウインドサーフィン種目:iQFOiL級
- 男子カイトボード種目:Formula Kite級
- 女子カイトボード種目:Formula Kite級