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これから50年
令和6年1月1日の能登半島地震は、最大震度7が記録され、奥能登地域を中心に甚大な被害が発生しました。
インフラやライフラインのダメージ、建物の損壊は、目を覆うばかりであります。そして港湾施設にも大きな被害がありました。岸壁の損傷が激しく、クレーンが傾き、ヨットの出艇そして接岸ができません。当県連は、今年度の事業活動はほとんどが中止であります。
震災から概ね半年が過ぎた7月、日本セーリング連盟馬場会長、大村前常務理事に被災現場を視察していただきました。解体撤去は進まず、復興からは程遠い、痛々しいままの現状を見ていただくこととなりました。
その際、馬場会長からは震災のお見舞いと義援金を頂戴いたしました。ご寄付いただきました皆様には、多大なるご支援を賜りました。誠にありがとうございました。心よりお礼を申し上げます。
その後、復旧作業が続く9月21日、能登半島では地震で地盤が緩んでいるところへ記録的な大雨が襲いました。二重被害の被災者からは、「気持ちが途切れ、心が折れる。」との声が伝わるにつけ、心が痛みます。
こうした中にあっても、被災地、被災者の生活やなりわいの再建に向けた「創造的復興プラン」は少しずつ進んでおります。
県連のこれから、そして次年度以降の事業活動については、会員の意見を集約するとともに、日本セーリング連盟からご支援を賜っております義援金についても、能登半島の復旧、復興の状況を見据えて、県内のセーリング環境が整ったと判断できるなら、大型、小型ヨットの普及事業に、そして能登の活性化事業に有効に活用させていただきたいと考えております。
復興への道のりはまだまだこれからであります。被災者の方が語った「大きな痛みを抱えた私たちがいることを忘れないで」。これはまさに、関わること、繋がることの「絆」が大切であります。我々は、微力であっても能登半島の「これから」を応援しております。
そして、風光明媚な海岸線を有する能登の海で、セーリングの再開に努めてまいります。
石川県セーリング連盟
会 長 大 西 治 夫