● レース情報 / Race Informations 

2008年度ナショナルチーム選考レース(葉山)

斎藤 愛子氏のレポートです
Photo:添畑 薫
(写真をクリックで拡大)
  • 12月5日 第1日目
  • 12月6日 第2日目
  • 12月7日 第3日目
  • 12月8日 第4日目
  • 12月9日 第5日目(最終日)

  • 必要書類:

    レース公示 (PDF) 参加申込書 (PDF)
      帆走指示書 (PDF) 帆走指示書(S.I)の質問について (PDF)

    レース・コース図 (PDF) JISS強化合宿案内 (PDF)
    エントリーリスト:

    レーザー級 (PDF) RS:X級 (PDF)
    成績:

    レーザー級 (PDF) レーザーラジアル級 (PDF)

    RS:X級男子 (PDF) RS:X級女子 (PDF)

    Index 2008年度ナショナルチーム選考レース(葉山)
    Photo:添畑 薫
    (写真をクリックで拡大)
    レーザーラジアルのスタート。
    赤いロゴは山口県の才木選手を応援している和菓子の竹下さんの、うさぎちゃん
    マークです。

    12月4日から9日にかけて、神奈川県・葉山で開催されます。4日は受付、計測、5日は開会式と艇長会議の後、2レースを予定していましたが、風が安定せずに1レースをスタートし、途中中止となりました。大会は5日間で12レースを予定し、5レース以上で成立します。1日2ないし3レースを行う予定です。

    参加艇はレーザー級14艇、レーザーラジアル級11艇、RS:X級男子7艇、女子4艇です。この選考レースでは、レーザー級3艇、レーザーラジアル級3艇、RS:X級男子2艇、女子2艇を選びます。RS:X級男女は3艇ずつがナショナルチームになりますが、7月にポルトガルで開催されたISAFワールドで北京五輪の国枠を獲得した男子の富澤慎と女子の須長由季はすでにナショナルチームに決まっているため、このレースには参加しません。

    明日6日からは毎日10時スタート予定です。

    Photo:添畑 薫
    (写真をクリックで拡大)
    RS:X女子もスタートしました。
    Photo:添畑 薫
    (写真をクリックで拡大)
    南の風でスタートしたレースですが、本部艇にはN旗があがり、中止となりました。

     

     

    Photo:添畑 薫
    (写真をクリックで拡大)
    レースの後、大会のプレスコンファレンスが開かれました。ラジアル級の石川は青島でのプレ五輪の様子を説明しています。


    Index 2008年度ナショナルチーム選考レース(葉山) 第2日目
    Photo:斎藤 愛子
    (写真をクリックで拡大)
    IMG_0842 RS:X女子は17秒オーバーでキャンセルになってしまいました。ハーバーに戻る頃には夕日が・・・
    12月6日は朝吹いていた北風が10時前には無風となり、陸上で待機し、南に変化した弱い風の中、13時20分にレーザーとラジアルが出艇、14時15分にRS:X男女が出艇となりました。

    165度の南風が3m、レーザー級、ラジアル級、RS:X男子は1レースできましたが、RS:X女子は1上マークまでの所要時間が15分を超えたために帆走指示書の規定によりキャンセルとなりました。

    レーザー級は国体の秋田代表で頭角を現してきた斉藤選手がトップフィニッシュ。2位にNTの飯島、3位は福岡のホールが入りました。

    ラジアル級は広島の大原選手が軽い体重を生かしてトップフィニッシュ。背後ではNTの石川、才木、アテネで女子シングル代表だった佐藤の3名がもつれる中、昨年のユースワールド代表で、鹿屋体育大学に進学した高橋が漁夫の利をいかして3位に上がるなど、若手の健闘が光ったレースとなりました。2位は佐藤麻衣子(中部ガス)が入りました。

    RS:X男子はインカレチャンピオンの上野惇史が得意の軽風でトップフィニッシュ。2位にベテラン上野一也が入りました。3位はNTの谷が入りました。

    前半2日間で1レースしかできず、明日からはコンディションがよければ1日最大4レースを行うことになりました。10時のスタートは変わりませんが、風に恵まれ、レースを数多くこなせることを祈ります。

    Photo:斎藤 愛子
    (写真をクリックで拡大)
    斉藤大輔選手。秋田国体の強化選手で、シーホッパーから世界を目指してレーザーに挑戦。オリンピックは甘くないぞと説教されたのにもめげずに、470からシングルハンドに転向してきました。
    Photo:斎藤 愛子
    (写真をクリックで拡大)
    広島の大原知子選手。微風のレースでうまく風をつかんでダントツトップ。学校のそばの芦屋フリートでレーザーの活動をしており、今日は強豪がそろうなかでの快心の1レース。

     

     

    Photo:斎藤 愛子
    (写真をクリックで拡大)
    青山学院大学の上野惇史(あつし)選手。インカレチャンピオンの成績をひっさげ、NT入りを目指しています。フィニッシュ手前では、パンピングのたびに大声をあげて、2位のベテラン上野一也選手に競り勝ってのトップでした。


    Index 2008年度ナショナルチーム選考レース(葉山) 第3日目
    12月7日は朝からめいっぱい4レースやるつもりで海上にでたものの、風にはめぐまれず、12時にRS:X女子がスタートしました。それから2レースは南西の風が10m近く吹き上がる中で順調に消化したものの、15時を回る頃から風が不安定になり弱まり、3レース目はスタートすることができませんでした。

    RS:X女子は小菅、男子は上野一也が2レースともトップをとりました。小菅はプレ五輪で8位入賞してから、どんな風でも絶対に負けないと、気迫のこもった走りです。上野一也はアテネ五輪を目指してきた選手で、アテネで代表選考に負けた後は一度1線から退いていました。昨年から復帰してきたのですが、道具を使いこなす風域のほうがいいと、微風でのこぎが苦戦のようです。

    レーザー級は飯島、永井、沖西が順当にあがってきましたが、第2レースでトップをとった安田が第3レースも4位と、最初のレースがカットになれば上位にあがってくるところでふんばっています。

    一番の混戦はレーザーラジアル級ですが、ダブルハンドから戻ってきた佐藤麻衣子が安定したかたい運びでトップにでました。470にのっている期間も国体にシングルハンドで参加していましたし、少しずつ調子がでてきたようです。


    明日はスタートを30分早めて、9時半に最初のクラスがスタートします。レースが終わった後、夕刻から夜の間は強風なのですが、昼間はどうもうまくいきません。明日こそ、北風の中で4レースできますように。

    Photo:斎藤 愛子
    (写真をクリックで拡大)
    トータルでトップに出た佐藤麻衣子。ずっと470に乗っていたので久々のシングルハンドですが、ちょっとずつペースが取り戻せてきたところです。
    Photo:斎藤 愛子
    (写真をクリックで拡大)
    飯島洋一はマークタッチとか、もったいないミスがでて、「だめで〜す」というものの、上位でかためています。

     

     

    Photo:斎藤 愛子
    (写真をクリックで拡大)
    大学生の安田は今日を1−4と、昨日の12位を取り戻すべく、必死です。
    Photo:斎藤 愛子
    (写真をクリックで拡大)
    沖縄の強風で鍛えてますから、今日の最初のレースはぜんぜん平気です。今年はヨーロッパ遠征もしている琉球大学の蛭田です。
    Photo:斎藤 愛子
    (写真をクリックで拡大)
    どんな風でも負けたくない・・・気合入れてがんばるのは小菅寧子。

     

     

    Photo:斎藤 愛子
    (写真をクリックで拡大)
    RS:Xに復帰してワールド目指すのは上野一也。こぎの軽風よりも、道具を使いこなす強風のほうがいいと、今日は1−1でした。


    Index 2008年度ナショナルチーム選考レース(葉山) 第4日目
    8日の葉山は朝から北風が吹き、目いっぱい4レースを行いました。RS:Xは2レース終了後、一度ハーバーへ戻りましたが、再度出艇し、合計4レースを行うことができました。

    ぶっ続けでレースを行ったレーザーは、NTトリオの飯島、永井、沖西が三つ巴の レース展開で争うのですが、最後には飯島が逃げ切るパターンでした。大学生のホール、安田も随所では光るものがありながら、安定して成績をまとめることができず、3強に食い込めない形になっています。明日最終日は3枠をねらって、最後の攻防になります。

    ラジアルは安定した佐藤がじわじわと引き離しに入りましたが、今日は「うさぎちゃん」に守られた才木が3回トップをとってトータル2位に浮上しました。3位以下は大激戦で、明日の結果次第ですが、吹きの中では蛭田が上位に食いついています。ダウンウィンドでもう少しねばれたら、より上位をキープできただろうと残念でした。

    RS:X男子は吹くとテクニックの上野一也、やや落ちた風では谷、小川が挽回する展開ですが、上野一也が少しずつトップをかためつつあります。2枠を3人で争うため、最終日のバトルからは目が離せないです。

    RS:X女子は小菅が独走かと思われましたが、第6レースではスタート直後に1艇だけ右エリアへ向かい、左の集団がのってきたブローに乗り遅れるという致命的なコースミスで3位をとりました。それでも残り5レースをオールトップで固めている小菅ですから、最終日はミスなくいきたいものです。

    今日は4レースでき、運営スタッフが大会のレース数が成立になることで安心できました。明日もスタートを30分早めて、今日と同じく9時半に最初のクラスがスタートします。14時よりもあとにはスタートをしませんので、3レースが期待できます。
    夕刻から湘南地方は雨がふり、明日も寒い1日になるのでしょうか。最終日、NTが決まります。

    Photo:添畑 薫
    (写真をクリックで拡大)
    4レース中3回トップをとって、2位に浮上したのは、ラジアルの才木選手。うさぎちゃんが守護神です。

    Photo:添畑 薫
    (写真をクリックで拡大)

    3回トップをとった小菅。最後の1レースはスタート直後に反対へ突っ込み、1上マークを段ドンで回ってしまいました。最後は2位に3m差まで追いついたものの、手遅れでした。

     

     

     

     

    Photo:添畑 薫
    (写真をクリックで拡大)
    今日の4レースでNTトリオが抜け出し始めました。風下マークでの3艇によるルームの取り合いは見ごたえのあるものでしたが、ねばりのある飯島が終わってみれば4レースともトップという勢いの差がありました。
    Photo:添畑 薫
    (写真をクリックで拡大)
    途中から風が弱まったとき、大逆転でトップをとった小川。テクニックの差は持久力でカバーする現NTのシャトルラン記録保持者です。

     

     

    Photo:添畑 薫
    (写真をクリックで拡大)
    スポンサー観覧艇がでて、いつもNTチームがお世話になっているスポンサーの皆様にレースぶりを観戦していただきました。山田オリ特委員長の解説声が選手にも聞こえたのでは???




    Index 2008年度ナショナルチーム選考レース(葉山) 第5日目(最終日)
    最終日は朝から風がなく、レーザー、ラジアルのみ1レースを行い、RS:Xは陸上待機のまま、14時のスタートリミット以内でレースを行うことができませんでした。

    レーザー級は飯島、永井、沖西が引き続きNTに入りましたが、ラジアル級は才木が残ったものの、佐藤、蛭田が新たにNTになりました。佐藤は470からのスイッチでしたが、経験豊富で2人乗りでも得た新しいスタイルがいきました。蛭田は大学生ですが、3月にニュージーランドでの世界選手権を目標にあらたにがんばります。

    5日におよぶ長いシリーズでしたが、応援をいただき、ありがとうございました。

     

    Photo:添畑 薫
    (写真をクリックで拡大)
    飯島 洋一
    Photo:添畑 薫
    (写真をクリックで拡大)
    永井 久規

     

     

    Photo:添畑 薫
    (写真をクリックで拡大)
    沖西 祥宏
    Photo:添畑 薫
    (写真をクリックで拡大)
    才木 雪代
    Photo:添畑 薫
    (写真をクリックで拡大)
    佐藤 麻衣子

     

     

    Photo:添畑 薫
    (写真をクリックで拡大)
    蛭田 香名子
    Photo:添畑 薫
    (写真をクリックで拡大)
    谷 賢二郎 
    Photo:添畑 薫
    (写真をクリックで拡大)
    上野 一也

     

     

    Photo:添畑 薫
    (写真をクリックで拡大)
    小菅 寧子
    Photo:添畑 薫
    (写真をクリックで拡大)
    大西 富士子




    Index