大会実行委員長 池田 耕一さんのレポートです
第3回関東ミニトン・スモールボート選手権大会 2001年8月18日〜19日
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スタート風景 |
レース報告
1/8トン、23ftが通称ミニトンとされているが、今回から枠を広げ、CR98のGTAで720
以上、長さも9mまでの参加可能とした結果、Y-25を中心にARICA27からFST235まで
8艇のエントリーレースが実施された。
この季節にはめずらしくNNE〜NEの10m/s以上の風が吹き、また、台風11号の影響
でうねり多少入る海面で小型のクルーザにとってはちょっと厳しい状況の中、インショア2
レース、ショートオフショア1レースが行なわれた。
初日のインショアレースは、トライアングルのラウンドブイのコースで行なわれた。
10m/s以上のブロー性の風で、各艇ともセール選択苦労した様であった。
第1レース(ソーセージコース):いつも軽風では良い走りを見せる「DENKI KURAGE」
「Peanuts」もメインセールをリーフしてスタートするなど、各艇ともブロー性の強風にた
たかれ、途中風速が落ちたものの、軽量艇には苦しいレースとなった。そんな中、安定し
た走りを見せたのはAクラスでは「Blue Pulser」、Bクラスでは「OMOO」であった。
第2レース(トライアングルコース):第1レース時よりも風速が強まり、また、潮も強く
なり、ウェザーマークへのアプローチも潮で押され苦労する海面となる。しかし第1レー
スと同様、「Blue Pulser」、「OMOO」が良い走りを見せ、このレースも制した。
Y-26の「Blue Pulser」はレーティングが最も高く、強風でもうまい走りを見せ、ダントツ
の速さで初日の二つのレースを制した。
第3レース(ショートオフショア):江ノ島から小網代崎沖ブイ往復の約20マイルのオフ
ショアレースである。前日同様ブローで10m/sを越すNNE〜NEの風となったが、前日の
曇り空とうって変わって晴天となり、風の割には気持ちのよい天候となった。スタート後、
一団となって小網代に進路を向けるが、スピンがぎりぎりに張れる風向である。その中で、
「Blue Pulser」、「DENKI KURAGE」、「OMOO」がスピンアップ、ブローティングにな
るかと思われるほどに煽られるも、船足を伸ばす。その後、風が前に回り、スピンも張れ
ず、リーティングで各艇小網代を目指す。小網代崎沖ブイ回航では「Blue Pulser」、「DENKI
KURAGE」「Sun Quiminus」とAクラスの艇がまわり、その後、Bクラスの「Peanuts」
「OMOO」「BRIGHTEN」「TRADE WIND」「Humming Bird」と続く。帰りのレグでは、
真上りに近い角度となる。この中で「Peanuts」はゼノアジブにワンポイントリーフの組み
合わせでスピードに乗り、Bクラスのトップでフィニッシュ。Aクラスでは終始ダントツの
トップを守った「Blue Pulser」がファーストホームを飾った。
総合成績はAクラスでは圧倒的走りを見せた「Blue Pulser」が優勝。Bクラスでは初日を
制した「OMOO」が念願の優勝を果たした。
Aクラス成績
艇 名 艇 種 1Race 2Race 3Race Total
Blue Pulser Y-26US 1 1 1 1
DENKI KURAGE T-261 2 2 2 2
Sun Quiminus ARC27 3 3 3 3
Bクラス成績
艇 名 艇 種 1Race 2Race 3Race Total
OMOO Y-25ML 1 1 2 1
Peanuts Y-25ML 2 2 1 2
Humming Bird FST-235 3 3 3 3
TRADE WIND LIB-26 4 4 OCS 4
BRIGHTEN Y-25ML 5 3 OCS 5
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上マーク廻航 |