● レース情報 / Race Informations |
箱守 康之氏のレポートです
- 7月20日 第1日目
- 7月21日 第2日目
- 7月22日 第3日目
- 7月23日 第4日目
- 7月24日 第5日目
- 7月25日 第6日目
- 7月26日 第7日目
- 7月27日 第8日目
- 7月28日 第9日目
- 7月29日 第10日目(最終日)
関連サイト: 公式ページ
http://www.470juniorworlds.org/main.php
470級ジュニアワールド 第1日目
470級ジュニアワールド 第2日目
こちらの天候は、今日も快晴で気温も40℃以上あり非常に暑いです。
風向もNEで安定し、強くもなく弱くもなく5〜6m/secのミドルウィンドが続いています。波も大きくないですが、ダウンウィンドではサーフィングが上手にできるか出来ないかがのぎりぎりの難しい波です。
昨日は、斉藤君が暑さと水分補給等での脱水状態そして環境等の変化でお腹の状態が悪く休養となりました。
従って、市野組と女子の2隻のセーリングを行いました。
今日は、午前中に計測があり午後にセーリングを3隻で行い、午後6時からの開会式に臨みます。
強風域でない状況から日本チームの上位で戦えることを期待しています。
Photo by
箱守 康之
(写真をクリックで拡大)ブルガス沖での日本チームのセーリング
Photo by
箱守 康之
(写真をクリックで拡大)市野/佐藤組のクロースホールド
Photo by
箱守 康之
(写真をクリックで拡大)宝迫/田村組のクロースホールド
470級ジュニアワールド 第3日目
こちらの天候は、今日も快晴で気温も40℃以上あり非常に暑いです。
天気予報では、大会期間中、快晴で暑い日が続く様です。
従ってスタミナと暑さ対策が必要です。
今日は、日本チームの計測日で11:20から3隻の計測が始まりました。
昨年同様に、ノーティベラのチャーターボートが重量が軽くコレクターウェイトを追加
することとなりました。
今回は、ウェイト用の鉛をカスカイスワールド組からもらってきたことで、鉛を探すことなく再計測を受け、無事終了しました。
午後から練習する予定でしたが、体調の不調を訴える選手がいたことで、大事を取り整備と開会式の時間もあり、休養日としました。
20:00からブルガスの街中を行進し、丘台にあるホールで開会式が始まりました。
今回は、日本からIJで柴沼、大谷両氏が来られています。
明日からのレースで、出だし良く好成績が取れることを期待しています。
Photo by
箱守 康之
(写真をクリックで拡大)朝のストレッチンングを全員で行っている風景
Photo by
箱守 康之
(写真をクリックで拡大)計測風景
Photo by
箱守 康之
(写真をクリックで拡大)選手行進
Photo by
箱守 康之
(写真をクリックで拡大)日本選手
470級ジュニアワールド 第4日目
今日から470ジュニアワールドが始まりました。
いつものパターンで午後からNEの風、8〜12ノットが序々に入り始め大会の第1レースが14時前に始まりました。
今回は、予選が2グループに別れ男女一緒のスタートとなります。
初日のホワイト組に市野/佐藤組、宝迫/田村組の2チーム、青組が斎藤/會田組となった。
今日か予定された2レースが終了し、ISAFワールド出場の海外チームが上位に入る中、同じISAF参加組の市野/佐藤組が11位、8位でフニッシュし2レース合計で暫定8位の順位に着けている。
斎藤/會田組は、斎藤選手の体調不良が感知でず不本意な18位、21位で19位、宝迫/田村組も田村選手の体調不良及び宝迫選手が海外レースが始めてでベストな走りができず40位、36位で39位と出遅れる初日となった。
各チーム、課題も残るレースではあったが、予選レースが残り2日(4レース)となったことで明日からの奮起が必要となる。
ジュニアの大会では、男子、女子の区別なくフリート別けされることで、女子選手も男子チームと一緒にレースを行わなければならないことで良いレース経験を積むことができる反面、男子の中でより上位を狙わなければならず、きついレースを行わなければならないので大変である。
Photo by
箱守 康之
(写真をクリックで拡大)トラペゾイドの最終マークを廻航しフィニッシュラインまでのリーチングを帆走する斎藤組
Photo by
箱守 康之
(写真をクリックで拡大)トラペゾイド(インナーマーク)の風下マークをシングルで廻航する市野組
Photo by
箱守 康之
(写真をクリックで拡大)厳しいレースを強いられる宝迫組
Photo by
箱守 康之
(写真をクリックで拡大)成績は別として切り替えが早く、陸では元気な女子チーム
470級ジュニアワールド 第5日目
ジュニアワールド予選レース2日目。
ここ数日、オフショアの風(90〜100°)がいつもより遅い時間に入ってくるパターンで今日は、8〜14ノットが序々に入り始め第3、4レースが終了しました。
レース海面は、オープンウォーターでありコースも長く、艇のボートスピードが非常に重要なことで、ボートスピードが劣る日本チームにとっては辛いレース展開となっていr増す。
今日は、ホワイト組に斎藤/會田組、宝迫/田村組の2チーム、青組が市野/佐藤組となった。
今日も予定された2レースが終了し、4レースが終了したが昨日からなかなかジャンプアップ出来ず暫定であるが下記順位で終了する。
市野/佐藤組 11位、8位、16位、23位
斎藤/會田組 18位、21位、23位、30位
宝迫/田村組 40位、36位、36位、37位
明日で予選レースが終了するので各チーム、残り2レースをいかに上位で走ることでゴールドに2チーム残り可能性があるので頑張って欲しい。
Photo by
箱守 康之
(写真をクリックで拡大)市野組のダウンウィンド
O旗も毎レース掲揚されサーフィングがし易い波が出るレース海面です。
Photo by
箱守 康之
(写真をクリックで拡大)女子も男子と同等に上位でのセーリングが目立つ。
470級ジュニアワールド 第6日目
ジュニアワールド予選レース3日目。
昨日は、ブルガスでのメール環境が悪く送信できませんでしたが、風も弱く予選レース2レースの1レースのみが実施された。通常の風(90〜100°)がいつもより北にシフトし、陸地にもガスがかかる弱い風でのレースとなり、シフトのある日本チームにとってチャンスのある風域(4〜5m/sec)でもあった。
しかし斎藤/會田組が数回のゼネリコの後、BFDとなり宝迫/田村組も軽風で12番ぐらいで帆走するもフィニッシュは、30番での着順となる。
市野/佐藤組もなかなか上位に入れない状況で6レース中5レースが予選3日目で
終了する。
市野/佐藤組 11位、8位、16位、22位、(23位)
斎藤/會田組 18位、21位、24位、30位、(BDP)
宝迫/田村組 (40位)、36位、38位、38位、31位
*( )は、捨てレース
Photo by
箱守 康之
(写真をクリックで拡大)軽風域で上位で廻航する市野/佐藤組
Photo by
箱守 康之
(写真をクリックで拡大)軽風で12番で下マークを廻航する法政カラースピンの宝迫/田村組
470級ジュニアワールド 第7日目
本来であれば、本日からゴールド、シルバーフリートでの決勝シリーズの予定であったが、ノーティスで6レースまで予選レースを実施する掲示があり、予選レースの6レース目を行う。
今回ブルガリアに来て1番風のある20〜23ノットとうねりのある強風レースとなる。
ゴールドに残る最後のチャンスであった斎藤/會田組は、スタート前に沈をしてスピンポールを流し、強風域でのスピードも無く最悪の結果となってしまう。
明日からは、決勝レースとして市野/佐藤組がゴールドに残るが他2艇は、シルバーとなる。
残りのレースで今後にプラスになるセーリングを経験し、日本に帰って糧となるレースをすることに徹して欲しい。
Photo by
箱守 康之
(写真をクリックで拡大)今回、日本チームの為にチャーター艇2隻を輸送してくれたクロアチアチームのSime Fantela組は、総合でも1位と最終レグもスピンを下ろし余裕の走りを見せる。
Photo by
箱守 康之
(写真をクリックで拡大)CRO83と総合でも争うイスラエルチームは、最終レグのリーチングスピンで、ドイトをかわし1位でフィニッシュする。
470級ジュニアワールド 第8日目
ジュニアワールド決勝レース1日目。
1日遅れて決勝レースがスタート。参加82隻を半分に別け、予定された2レースを3レースに変更し実施する。
昨日の強風が落ち、うねりが残る10〜12ノットの絶好のコンディションの中、RACE7−9がゴールド、シルバーフリートに別れ順調にレースが行われる。
ゴールドフリートの市野/佐藤組は、長いレースコースの中、上位選手に走り負けし。なかなかシングルでのフィニッシュができず、大きくジャンプアップができない状況です。
しかし第9レースでイタリアチームとのケースで抗議を提出、クルーの佐藤選手が審問に立会い抗議成立。海外遠征での成長を見せてくれました。
斎藤/會田組、宝迫/田村組 もシルバーグループでより上位を目指しますが、除々ではありますが、自分達のできる範囲での最大限のセーリングを試みる様、頑張っています。
今日7月28日も、決勝シリーズの3レースが予定されています。
ISAFワールド6位のクロアチアチームが、決勝シリーズでも安定したセーリングで総合でも1位と安定した走りを見せています。
抗議審問等で久しぶりに、21時にホテルに戻り、長い1日でした。
<ゴールドフリート>
25 JPN 4231 Naoki Ichino/Syou Sato, Male 127,0
11 8 16 22 22 13 21 14 (25)
*抗議でイタリアが失格のため、順位が変動する予定
<シルバーフリート>
21 JPN 4057 Wataru Saito/Naoki Aida, Male 192,0
18 21 24 30 (bfd ) 31 19 13 3633 JPN 4173 Kaori Housako/Aiko Tamura, Female 273,0
(40 ) 36 38 38 30 34 32 33 32
Photo by
箱守 康之
(写真をクリックで拡大)ゴールドフリートで10番台で風下マーク廻航の市野チーム
Photo by
箱守 康之
(写真をクリックで拡大)シルバーフリートで10番台を走る斎藤チーム
Photo by
箱守 康之
(写真をクリックで拡大)シルバーフリートで除々に上位を走れる様になった宝迫チーム
470級ジュニアワールド 第9日目
ジュニアワールド決勝レース2日目。
今日も予定された3レースを実施し、決勝シリーズの6レースを終了する。
昨日と同様に10〜12ノットそして序々に風速が増し14ノットの絶好のコンディションの中、RACE10−12が順調に行われた。
ここブルガスは、予選から同じパターンで午後からオフショアの風が吹き始め、海外選手が最も得意とする6〜8m/secのフルパワーで走れる波のあるコンディションが続いている。
ゴールドフリート及びシルバーフリートの日本の3チームは、やはり外国選手の体格とパワーに劣ることで、なかなか各フリートでシングルでのフィニッシュができず、順位も安定する状況です。
明日は、上位10チームを除くゴールド、シルバのフリートレース、その後にメダルレースが行われ、最終となります。
日本チームもチャーターボートを返却し、日本への帰国準備に入ります。
今日の結果
R10 R11 R12
市野/佐藤組 20 11 29 総合21位
(ゴールド)
斎藤/會田組 23 26 22 総合63位
宝迫/田村組 30 33 35 総合74位
Photo by
箱守 康之
(写真をクリックで拡大)会場となったポート・ブルガスの選手達の風待ち風景
Photo by
箱守 康之
(写真をクリックで拡大)市野/佐藤組の風上アプローチ
Photo by
箱守 康之
(写真をクリックで拡大)日本選手が最も苦手と思われる最終レグのリーチングは、タイトな角度で上位選手もスピンダウン、またはスピンをフライングすることもあった。
Photo by
箱守 康之
(写真をクリックで拡大)ゴールドフリートのトップグループフィニッシュでは、スピンを展開した状況でタイトリーチを滑走してくる光景は、ジュニアとは思えない走りであった。
470級ジュニアワールド 第10日目(最終日)
ジュニアワールド決勝レース最終日。
今日は、最終日でゴールド(トップ10を除く)、シルバーフリートの最終1レース及び、メダルレースが実施され終了する。
l今日は、6〜7ノットの日本チームのコンディションの中、RACE13が行われたが、軽風でも外国チームに苦戦し最終日を終了。
日本からの応援有難うございました。
明日無事日本へ帰国します。
今日の結果
R13
市野/佐藤組 8位 総合20位
(ゴールド)
斎藤/會田組 20位 総合65位
宝迫/田村組 32位 総合74位
Photo by
箱守 康之
(写真をクリックで拡大)最終レースを終えた宝迫/田村組
Photo by
箱守 康之
(写真をクリックで拡大)最終レースを終えた斎藤/會田組
Photo by
箱守 康之
(写真をクリックで拡大)優勝クロアチアチーム
彼らは、プレ五輪に出場に来年の本番も代表に決定している。
Photo by
箱守 康之
(写真をクリックで拡大)閉会式での男女受賞者の風景
![]()