● レース情報 / Race Informations |
斎藤 愛子氏のレポートです
- イエールオリンピックウィークのお知らせ
- 4月21日 プラクティスレース、開会式
- 4月22日 第1日目、男子470、RSX男子、レーザー、49erは予選第1日
- 4月23日 第2日目、予選第2日
- 4月24日 第3日目、予選第3日
- 4月25日 第4日目、決勝第1日
- 4月26日 第5日目、決勝第2日
- 4月27日 第6日目、メダルレース(上位10番以内だけレース。その他の艇はレースなし)(最終日)
関連サイト: 大会のサイト
http://sof.ffvoile.net このページの上段に各クラス別にクリックすると成績が出るようになっています
http://www.ville-hyeres.fr
イエールオリンピックウィーク
イエールオリンピックウィーク 第1日目
Photo:斎藤 愛子
(写真をクリックで拡大)470の本部船。470男子2グループと女子、フィンの4フリートを1海面で運営するレース委員長は女性でした。無線機片手に指揮をとる姿には、前田たまえさんも負けてしまいそうなくらいの勢いを感じました。 第39回イエールオリンピックウィークの初日は13時スタートで、1ないし2レースがおこなわれました。59カ国から922艇の参加があり、受付が間に合わず、21日の18時まで、予定よりも3時間延長して、やっと選手の登録が終わりました。
今日は弱めの海風が10時半頃から吹き始めたものの、7ノットよりも強くなることがなく、夕方にはまた落ちてしまうという状況で、風がある間にがんばって2レースをおこなったという印象です。レーザーは4グループでレースをおこないますが、飯島が5位、沖西が8位をとり、188艇の中でトップグループに入るべく、好調な出だしです。レーザーは1レースしかおこなわず、後からスタートしたラジアルは2レースをおこないました。軽風なので、才木、石川ともにゴールドフリートに残ることを最初の目標にして、まずまずの調子です。
470は2レースをおこないましたが、2レースともそろって上位をとった艇が少なく、得点が大きいシリーズになりそうな気配です。19位につけている近藤・鎌田組は1上マークでの順位が悪く、その後、がんばって追い上げるのですが、一度出遅れてしまうとトップグループまで追いつくのは難しいです。男子は山田・中村組が2レース目で6位をとり、トータルでも16位につけています。
49erは2グループ目のブルーフリートが19時半までレースをおこないましたが、戻ってから、運営が得点計算ができていないのか、2レース目が成立しなかったので、明日、続きから始めるのか、明朝、お知らせを確認するようになります。
イングリングも1上マークをトップで回りながら、フリートの後半まで落ちてしまうレースがありました。シフトも強弱も多い海面でのレースはふとしたことで順位を落としてしまうので怖いです。
明日も同じような天気が予報されていますが、今年のイエール、前半は特に軽風シリーズになりそうです。
日本選手の成績:
RSX男子 108艇参加 2グループ 本日予選2レース 64位 谷 賢二郎 24−38 68位 小川 達朗 (旭化成) 31−33 RSX女子 71艇参加 2グループ 本日予選2レース 40位 野津 千尋 (宮城県セーリング連盟) 20−18 43位 小菅 寧子 (ジェイ・ウェル・パートナーズ) 30−13 57位 須長 由季 (ミキハウス) 34−22 レーザー 188艇参加 4グループ 本日予選1レース 17位 飯島 洋一 (飯島木型) 5 29位 沖西 祥宏 (エスピーネットワーク) 8 85位 永井 久規 (豊田合成) 22 ラジアル 105艇参加 2グループ 本日予選2レース 33位 才木 雪代 (山口県セーリング連盟) 14−24 34位 石川 あゆ美 (ベネッセコーポレーション) 18−20 96位 蛭田 香名子 (琉球大学) 39−47 470男子 113艇参加 2グループ 本日予選2レース 16位 山田 寛 / 中村 健一 (Team Sled) 22−6 29位 関 一人 / 柳川 祥一 (関東自動車工業) 25−10 81位 市野 直毅 / 佐藤 翔 (関西学院大学) 40−33 86位 松永 鉄也 / 上野 太郎 (スリーボンド) 20−OCS 88位 前田 弘樹 / 谷川 亮介 (エスピーネットワーク) 31−47 470女子 60艇参加 1グループ 本日2レース 19位 近藤 愛 / 鎌田 奈緒子 (アビームコンサルティング) 11−40 31位 井嶋 千寿子 / 加藤 彩香 (東亜建設工業) 28−31 36位 吉迫 由香 / 大熊 典子 (ベネッセコーポレーション) 14−49 49er 74艇参加 2グループ 本日予選2レース
(ただし、2グループ目のスタートが遅くなり、成績処理がまにあいませんでした。)石橋 顕 / 牧野 幸雄 (福岡ヨットクラブ) 16−7 轟 賢二郎 / 高橋 賢次 (関東自動車工業) 6−31 イングリング 29艇参加 1グループ 本日2レース 重 由美子 / 堀内 真優美 / 秋山 富喜江 (玄海セーリング)
Photo:斎藤 愛子
(写真をクリックで拡大)B海面には470男子が120艇、女子が60艇、フィンが50艇集まり、60艇を越えるコーチボートが集まっています。風待ちで待機の間、スタートライン周辺はそこら中ヨットとボートになってしまい、中村コーチもうなっていました。
Photo:斎藤 愛子
(写真をクリックで拡大)60艇のスタートラインは450m。やはり中央部分がへこんでいるものの、40艇くらいのグループに慣れている選手には、ISAFワールドへ向けて、スタートの良い練習です。
イエールオリンピックウィーク 第2日目
イエールオリンピック第2日は13時のスタート予定でしたが、海風の入りが少し遅れたこともあり、海上待機の末、14時すぎから各エリアで1ないし2レースがおこなわれました。RSXは2時間半の海上待機となり、16時すぎにやっと1レースができましたが、男子の小川が4位をとりました。大会は6海面に分かれてレースをしていますが、陸に近い側のほうが風が強く(といっても10ノットまでいかない弱い風でしたが)、470がレースするB海面は海風が入りにくい地形となっているため、女子は一度スタートしながらも1上マークで中止。やり直しとなりました。男子の青組(本日松永・上野組が参加)は2上マークでコース短縮となり、一方的に右へ変化した風の中で、逆転のチャンスが全くないレース展開になってしまいました。
Photo:斎藤 愛子
(写真をクリックで拡大)難民キャンプのようですが、イエールでは大会からの無線ランにPC片手に選手が屋外で接続、スカイプやメールをやっています。日本選手も毎日のメールが唯一の娯楽となっています。 470女子は60艇のフリートの中で、スタートから1上マークまでが悪く、難しいレースとなっています。ビッグフリートの中での判断を誤ったり、ブロー中心にうまく組み立てができていないところがあります。軽風シリーズなのに、あまり日本らしくないレースぶりです。男子では山田・中村組が風のあるところを的確にひろっていけるレースぶりで、上位につけています。また、今日は大学生の市野・佐藤組が5位をとりました。
イングリングは岸に近いエリアですが、2レースができ、49erは昨日の続きから始めて、各グループ1レースずつ完了しました。イングリングは好調です。段々と、良いレース展開ができるようになってきました。また、2レースをおこなったレーザーでは飯島が途中までトップを走り、3位でフィニッシュし、本人もびっくりしていました。ラジアルも才木が初めてのヨーロッパ転戦ながら、21位と頑張っています。
明日も海風の吹き始める午後からレースで、13時スタート予定です。木曜日から東に変わって強風が吹き出す予報です。予選は明日で終了ですから、上位フリート(ゴールド)のボーダーラインの選手ははらはらする1日になりそうです。
日本からの参加:
RSX女子 71艇参加 2グループ 本日予選1レース 41位 小菅 寧子 (ジェイ・ウェル・パートナーズ) 30−13−9 47位 野津 千尋 (宮城県セーリング連盟) 20−18−29 55位 須長 由季 (ミキハウス) 34−22−25 RSX男子 108艇参加 2グループ 本日予選1レース 45位 小川 達朗 (旭化成) 31−33−4 69位 谷 賢二郎 24−38−36 レーザー 188艇参加 4グループ 本日予選2レース 38位 飯島 洋一 (飯島木型) 5−38−3 62位 沖西 祥宏 (エスピーネットワーク) 8−29−20 75位 永井 久規 (豊田合成) 22−29−11 ラジアル 105艇参加 2グループ 本日予選2レース 21位 才木 雪代 (山口県セーリング連盟) 14−24ー16−15 53位 石川 あゆ美 (ベネッセコーポレーション) 18−20ー20−48 101位 蛭田 香名子 (琉球大学) 39−47ー49−40 470男子 113艇参加 2グループ 本日予選1レース 12位 山田 寛 / 中村 健一 (Team Sled) 6−22ー9 29位 関 一人 / 柳川 祥一 (関東自動車工業) 10−25−21 45位 市野 直毅 / 佐藤 翔 (関西学院大学) 40−33−5 73位 前田 弘樹 / 谷川 亮介 (エスピーネットワーク) 31−47ー27 94位 松永 鉄也 / 上野 太郎 (スリーボンド) 20−OCSー48 470女子 60艇参加 1グループ 本日1レース 23位 近藤 愛 / 鎌田 奈緒子 (アビームコンサルティング) 11−40−25 25位 吉迫 由香 / 大熊 典子 (ベネッセコーポレーション) 14−49−15 31位 井嶋 千寿子 / 加藤 彩香 (東亜建設工業) 28−31−31 49er 74艇参加 2グループ 本日予選1レース 28位 石橋 顕 / 牧野 幸雄 (福岡ヨットクラブ) 7−16ー24 57位 轟 賢二郎 / 高橋 賢次 (関東自動車工業) 6−31−OCS イングリング 29艇参加 1グループ 本日2レース 12位 重 由美子 / 堀内 真優美 / 秋山 富喜江 (玄海セーリング) 11−27−4−12
Photo:斎藤 愛子
(写真をクリックで拡大)フランスの運営はマークレイヤーと称する運営艇がエリアのマークブイを全部持って、マーク設定をおこないます。それにしても、軽風だからでしょうけれど、混乱することなく、指定された場所に次々とマークを設定していくあたりは慣れているように見えました。よくこんがらがらないものですね。
Photo:斎藤 愛子
(写真をクリックで拡大)470エリアは出艇がたいへんです。狭いスロープに朝早くから艇を置いて、すきまを体を横にしてやっと通れるくらいの混雑ぶり。セールがあがると混乱は激化し、列の後ろからはブーイングです。早起きな日本チームはいつもポールポジションを占拠していましたが、明日からは線が引かれて、そのエリアに艇を置いたものはジュリーから罰則を受けることになるそうです。凄い徹底ぶりです。
イエールオリンピックウィーク 第3日目
リコールに泣いた予選最終日
Photo:斎藤 愛子
(写真をクリックで拡大)レーザーは岸壁に作った仮設の浮き桟橋から海へ降ろします。中国チームは今回、全体で50艇の参加で、北京五輪の代表選考に向けて、中国各地で代表争いに拍車がかかっています。 イエールオリンピックウィークの第3日は海風が入り始めた13時からレースが始まり、予選最終日となりました。今日の日本チームはスタートでのリコールが多く、BFD(黒旗ルールでのスタート失格)かOCS(通常スタートのリコールで失格)となり、決勝ゴールドフリートに残れなかった選手が多かったです。レーザー級の飯島、永井、470男子の市野、前田、470女子の井嶋もBFDで失格となりました。レーザーは予選合計4レースしか実施できませんでしたから、捨てレースがないため、飯島はこれまでで一番良いレースをしてきたにもかかわらず、BFDを数えなければならないため、92位に下がってしまいました。グループ分けが終わってしまったらば後はあがりようがないため、今日の失格は痛いです。
がんばったのは、ラジアル級女子の才木と石川で、軽風シリーズをまとめて、ゴールドフリートに残りました。また、RSX女子は小菅が今日の2レースをまとめ、RSX男子の小川も昨日とった4位がきいて、ゴールドに残りました。470男子は山田・中村組と関・柳川組が残りました。
今日はエリアによって、早く風がなくなってしまったり、なかなか吹き出さずに2時間くらいしか海風が続かない場所もあったようです。レーザーエリアが一番苦労していたようですが、明日からは気圧配置が変わり、東からの風が強まるようになります。これまでとはちがった展開になるのでしょうか。毎日、天気はよく、初夏の陽気です。
本日の成績:
RSX女子 71艇参加 2グループ 本日予選2レース 28位 小菅 寧子 (ジェイ・ウェル・パートナーズ) 30−13−9ー7−17 45位 須長 由季 (ミキハウス) 34−22−25ー13−21 48位 野津 千尋 (宮城県セーリング連盟) 20−18−29ー27−22 RSX男子 108艇参加 2グループ 本日予選2レース 58位 小川 達朗 (旭化成) 31−33−4ー41−36 70位 谷 賢二郎 24−38−36ー33−32 レーザー 188艇参加 4グループ 本日予選1レース 86位 沖西 祥宏 (エスピーネットワーク) 8−29−20ー33 92位 飯島 洋一 (飯島木型) 5−38−3−BFD 118位 永井 久規 (豊田合成) 22−29−11ーBFD ラジアル 105艇参加 2グループ 本日予選1レース 19位 才木 雪代 (山口県セーリング連盟) 14−24ー16−15−5 47位 石川 あゆ美 (ベネッセコーポレーション) 18−20ー20−48ー24 102位 蛭田 香名子 (琉球大学) 39−47ー49−40ー44 470男子 113艇参加 2グループ 本日予選2レース 11位 山田 寛 / 中村 健一 (Team Sled) 6−22ー9−5−18 48位 関 一人 / 柳川 祥一 (関東自動車工業) 10−25−21ー36−29 60位 市野 直毅 / 佐藤 翔 (関西学院大学) 40−33−5ーOCS−24 72位 松永 鉄也 / 上野 太郎 (スリーボンド) 20−OCSー48ー37−10 77位 前田 弘樹 / 谷川 亮介 (エスピーネットワーク) 31−47ー27ー21−OCS 470女子 60艇参加 1グループ 本日2レース 20位 近藤 愛 / 鎌田 奈緒子 (アビームコンサルティング) 11−40−25ー12−30 23位 吉迫 由香 / 大熊 典子 (ベネッセコーポレーション) 14−49−15ー26−25 38位 井嶋 千寿子 / 加藤 彩香 (東亜建設工業) 28−31−31ー27−BFD 49er 74艇参加 2グループ 本日予選3レース 45位 石橋 顕 / 牧野 幸雄 (福岡ヨットクラブ) 7−16ー24ー22−19−OCS 52位 轟 賢二郎 / 高橋 賢次 (関東自動車工業) 6−31−OCSーOCS−21−6 イングリング 29艇参加 1グループ 本日2レース 18位 重 由美子 / 堀内 真優美 / 秋山 富喜江 (玄海セーリング) 11−27−4−12−25−25
Photo:斎藤 愛子
(写真をクリックで拡大)初ゴールドを目指して出陣。ちょっと出足が良すぎて、BFDになってしまい、今回もゴールドフリートに届かなかった飯島選手。残念。
Photo:斎藤 愛子
(写真をクリックで拡大)イギリスも中国を上回る数で、ロンドン五輪を目指して若手の育成にスタッフを増やして対応しています。470のコーチにはアメリカ人のモーガン・リーサーがあたります。
Photo:斎藤 愛子
(写真をクリックで拡大)左からRSX級の小川、谷、49erの轟、470女子の井嶋。小川、谷はジャパンNTのユニフォームを来ていなかったら、中国かシンガポールか、どこの国かわからないような風貌でした。
イエールオリンピックウィーク 第4日目
第4日は海風の吹き出しが遅く、12時のスタート予定どおりに海へ出たのは470男女くらいで、残りのクラスは陸で延期信号があがり、風が吹き始めてからのレースとなりました。いつもよりも海風が南東で吹く時間が長く、220度の海風に変化したのは15時すぎ。陸に近いほうが風は強く、6海面全部が陸に近い場所に集中しました。
Photo:斎藤 愛子
(写真をクリックで拡大)バウで無線機片手に奮闘しているレース委員長。風が変化するし、4クラスが1海面だし、フィンは軽風でレースしようとするとブーイングでみんながデッキをたたきまくりし、たいへんです。 470男子の山田・中村組は決勝のゴールドフリートのレースで28位と8位をとり、トータルでも8位にあがりました。上位選手でも得点は高く、このシリーズは軽風で成績が安定しない内容になっています。また、女子も吉迫・大熊組、近藤・鎌田組が今日の2レースで少しずつ上位に顔を出せるようになり、あと一息でトップ10の位置まできました。ともに、明日もがんばって、メダルレースに残りたいです。
レーザーラジアルは決勝に入り、厳しいレース展開です。レース海面も岸に近い場所で、夕方近くに2レースを行いました。レーザーも4グループでのレースは数をこなせず、今日も1レースで、やっと5レースになりました。また、49erは石橋・牧野組がシルバーグループのトップになりました。
レース委員会は明日から強い東風が吹くといいますが、風がよければ、明日は3レースを行う予定です。メダルレースに残る10艇以外は明日が最終日となります。日本チームは3艇がメダルレースを狙えますので、明日の活躍に期待です。
本日の成績:全体の成績、レース公示、エントリーリストは大会サイトに掲示されます。(英文) リンクは上部
RSX女子 71艇参加 2グループ 本日決勝1レース 31位 小菅 寧子 (ジェイ・ウェル・パートナーズ) 30−13−9ー7−17ー32 48位 野津 千尋 (宮城県セーリング連盟) 20−18−29ー27−22−19 45位 須長 由季 (ミキハウス) 34−22−25ー13−21−27 RSX男子 108艇参加 2グループ 本日決勝1レース 58位 小川 達朗 (旭化成) 31−33−4ー41−36−11 67位 谷 賢二郎 24−38−36ー33−32−12 レーザー 188艇参加 4グループ 本日決勝1レース 81位 沖西 祥宏 (エスピーネットワーク) 8−29−20ー33ー20 92位 飯島 洋一 (飯島木型) 5−38−3−BFD−OCS 98位 永井 久規 (豊田合成) 22−29−11ーBFD−4 ラジアル 105艇参加 2グループ 本日決勝1レース 24位 才木 雪代 (山口県セーリング連盟) 14−24ー16−15−5ー33−51 46位 石川 あゆ美 (ベネッセコーポレーション) 18−20ー20−48ー24ー31−32 103位 蛭田 香名子 (琉球大学) 39−47ー49−40ー44ー43−37 470男子 113艇参加 2グループ 本日決勝2レース 8位 山田 寛 / 中村 健一 (Team Sled) 6−22ー9−5−18ー28−7 41位 関 一人 / 柳川 祥一 (関東自動車工業) 10−25−21ー36−29ー32−15 67位 前田 弘樹 / 谷川 亮介 (エスピーネットワーク) 31−47ー27ー21−OCSー18−15 72位 松永 鉄也 / 上野 太郎 (スリーボンド) 20−OCSー48ー37−10ー17−29 60位 市野 直毅 / 佐藤 翔 (関西学院大学) 40−33−5ーOCS−24ーBFD−8 470女子 60艇参加 1グループ 本日2レース 11位 吉迫 由香 / 大熊 典子 (ベネッセコーポレーション) 14−49−15ー26−25−11−8 12位 近藤 愛 / 鎌田 奈緒子 (アビームコンサルティング) 11−40−25ー12−30−8−15 42位 井嶋 千寿子 / 加藤 彩香 (東亜建設工業) 28−31−31ー27−BFDー34−39 49er 74艇参加 2グループ 本日決勝2レース 39位 石橋 顕 / 牧野 幸雄 (福岡ヨットクラブ) 7−16ー24ー22−19−OCSー17−3 52位 轟 賢二郎 / 高橋 賢次 (関東自動車工業) 6−31−OCSーOCS−21−6ー19−21 イングリング 29艇参加 1グループ 本日2レース 23位 重 由美子 / 堀内 真優美 / 秋山 富喜江 (玄海セーリング) 11−27−4−12−25−25ー19−23
Photo:斎藤 愛子
(写真をクリックで拡大)風待ちの時間は相変わらず、400艇のヨットと70艇のコーチボートでごったがえしです。今日も、12時スタート予定で11時過ぎに出艇。戻ったら18時を回っていました。レースエリアが昨日までよりも岸に近かったので、助かりました。
Photo:斎藤 愛子
(写真をクリックで拡大)イエールでは各国1種目につき8艇までエントリーできるのですが、GBRはどの種目も制限いっぱいまでエントリーしています。フィンもエースのベン・エインスリーがACで抜けているものの、上位に入る選手はたくさんいて、層の厚さを見せています。
Photo:斎藤 愛子
(写真をクリックで拡大)470女子のスタート。長いラインになれてきたせいか、P旗のときは必ずゼネリコになってしまい、ブラックがあがっても、数艇はリコールで失格になります。それだけ、積極的にでているということです。
イエールオリンピックウィーク 第5日目
今日は朝から東の風が吹き(予報どおりでびっくりしました。)、各エリア2ないし3レースを行いました。メダルレースに残る上位1艇以外は今日が最終レースとなりますが、日本からは470男子の山田・中村組(10位)と470女子の近藤・鎌田組(6位)、吉迫・大熊組(7位)の3艇が明日のメダルレースに進みました。
Photo:斎藤 愛子
(写真をクリックで拡大)天気がかわり、東からの強風でのレースになりました。トルネード級もダブルトラピーズでレースエリアへ、凄いスピードで走っていきます。 このシリーズで頑張りを見せたラジアル女子の才木、石川ともに軽量では強風は厳しいものの、前と比較すれば上位艇との差が少なくなり、進歩のあとがみられた大会でした。軽風でがんばって強風でついて走れるようになれば、今後のレースも楽しみになります。
470のエリアでは女子が第3レースを行うかどうかでレース委員会は一応、やる方向でいたのですが、25ノットを超えるガストが入り始めたこともあり、2レースで終了。この風だとワールドチャンピオンのオランダが圧倒的に強く、別次元の走りで女子をリードしているのですが、1点差で11位に終わり、メダルレース進出はなりませ
んでした。あと1レースやれば、またトップをとって、確実に上位に入ることを狙っていたのでしょうが、残念でした。明日のメダルレースも強風の予報です。470女子は軽風が得意な日本チームだったはずなのに、吹いても速い日本チームに変身していました。カスカイスのワールドにむけて練習を重ねてきた強風ですから、明日のメダルレースでも上位に食い込む走りを見せてほしいです。山田・中村組は初メダルレースになります。
本日の成績:
RSX女子 71艇参加 2グループ 本日決勝3レース 32位 小菅 寧子 (ジェイ・ウェル・パートナーズ) 30−13−9ー7−17ー32ー22−27−30 48位 須長 由季 (ミキハウス) 34−22−25ー13−21−27−10−17−11 52位 野津 千尋 (宮城県セーリング連盟) 20−18−29ー27−22−19ー12−22−24 RSX男子 108艇参加 2グループ 本日決勝3レース 71位 小川 達朗 (旭化成) 31−33−4ー41−36−11−40−32−28 81位 谷 賢二郎 24−38−36ー33−32−12ー32−39−41 レーザー 188艇参加 4グループ 本日決勝2レース 69位 飯島 洋一 (飯島木型) 5−38−3−BFD−OCS−16−2 86位 沖西 祥宏 (エスピーネットワーク) 8−29−20ー33ー20ー33−31 98位 永井 久規 (豊田合成) 22−29−11ーBFD−4−10−7 ラジアル 105艇参加 2グループ 本日決勝2レース 34位 才木 雪代 (山口県セーリング連盟) 14−24ー16−15−5ー33−51ー44−40 49位 石川 あゆ美 (ベネッセコーポレーション) 18−20ー20−48ー24ー31−32−49−36 98位 蛭田 香名子 (琉球大学) 39−47ー49−40ー44ー43−37−24−35 470男子 113艇参加 2グループ 本日決勝2レース 10位 山田 寛 / 中村 健一 (Team Sled) 6−22ー9−5−18ー28−7 37位 関 一人 / 柳川 祥一 (関東自動車工業) 10−25−21ー36−29ー32−15 64位 松永 鉄也 / 上野 太郎 (スリーボンド) 20−OCSー48ー37−10ー17−29 74位 前田 弘樹 / 谷川 亮介 (エスピーネットワーク) 31−47ー27ー21−OCSー18−15 75位 市野 直毅 / 佐藤 翔 (関西学院大学) 40−33−5ーOCS−24ーBFD−8 470女子 60艇参加 1グループ 本日2レース 6位 近藤 愛 / 鎌田 奈緒子 (アビームコンサルティング) 11−40−25ー12−30−8−15−3−9 7位 吉迫 由香 / 大熊 典子 (ベネッセコーポレーション) 14−49−15ー26−25−11−8ー6−5 40位 井嶋 千寿子 / 加藤 彩香 (東亜建設工業) 28−31−31ー27−BFDー34−39−27−20 49er 74艇参加 2グループ 本日決勝2レース 39位 石橋 顕 / 牧野 幸雄 (福岡ヨットクラブ) 7−16ー24ー22−19−OCSー17−3 52位 轟 賢二郎 / 高橋 賢次 (関東自動車工業) 6−31−OCSーOCS−21−6ー19−21 イングリング 29艇参加 1グループ 本日2レース 25位 重 由美子 / 堀内 真優美 / 秋山 富喜江 (玄海セーリング) 11−27−4−12−25−25ー19−23ー19−22
Photo:斎藤 愛子
(写真をクリックで拡大)今日はスタートラインも波が悪く、本部艇は上下してたいへんです。最後のフリートレースになると、選手はラインに近く、ブラックがあがっているのに、リコールも多かったです。
Photo:斎藤 愛子
(写真をクリックで拡大)吹いた中で頑張り、3位を走る近藤・鎌田組。トータルでも6位にあがり、 7位の吉迫・大熊組とともにメダルレースに残りました。
イエールオリンピックウィーク 第6日目(最終日)
イエールオリンピックウィークの最終日は東からの風が10−12ノット吹くなか、各種目のメダルレースが行われました。北海面の一番スタートは470男子で、引き続き、470女子が行われました。日本からはこの2種目に近藤・鎌田組、吉迫・大熊組(470女子)、山田・中村組(470男子)が出場しました。おおよそ40分のレースコースに、各種目の上位10艇が争います。得点は2倍、しかも、このレースは捨てレースにならないため、必ずカウントしなければなりません。昨日までの持ち点にメダルレースの得点を加算して最終結果となります。
Photo:中村 昭仁
(写真をクリックで拡大)メダルレースではジュリーボートがでて、オン・ザ・ウォ−ターでケースを判定します。レース規則の付則Qに従って、メダルレースの特別ルールを適用しています。
470男子は山田・中村組がスタートでリコールして戻ったため、先頭からはだいぶ遅れてしまいました。先週行われたフランスのスプリングカップでメダルレースを経験していたものの、グレード1の大会では初めてのメダルレースです。出だしの遅れは、安定した12ノットの風では追いつけるものではなく、9位。総合も変わらず、10位のままでした。しかし、100艇を越えるレベルの高いシリーズでメダルレースまで残ったということは、大きな自信になったと思います。この種目はフランスの若手がワンツーフィニッシュで、フランスが強化している種目の1つです。
470女子はメダルレースでトップをとったチェコのスミドバ組が前日まで3位だったフランスを逆転しました。フランスのぺティジェーン組はプリンセスソフィア杯でもメダルレースで逆転されて3位から4位に落ちてしまい、どうやらメダルレースがトラウマになっているようです。近藤・鎌田組は出艇前にマストヒールが破損しているのを陸にいた日本チームの選手やコーチに手を貸してもらい、大至急の交換を行い、何とかスタート15分前にレース海面に到着しました。ひたいに玉のような汗を浮かべて出艇していった鎌田ですが、メダルレースは6位。一つ前で入った吉迫・大熊組とは1点差でしたから、今日勝ったほうが勝ちという日本チームどおしでの争いもしていました。今回は吉迫組が競り勝ちましたが、このシリーズを通して、軽風が得意なはずの日本チームが軽風ではのびず、後半の強風で上位に復活してきたことは、別な意味での自信がもてたのではないでしょうか。
Photo:中村 昭仁
(写真をクリックで拡大)今日は吉迫・大熊組が勢いある走りで快走しました。近藤・鎌田組とは抜きつぬかれつの接戦でしたが、最後のダウンウィンドで抜いて、先にフィニッシュ。トータルでも逆転しました。ダブルスコアのメダルレースでは1点差は逆転圏内ということです。
本日で、イエールオリンピックウィークは終了いたします。微風が多かったものの、後半は強風もあり、さまざまなコンディションで各国の仕上がり具合を見ることができた大会です。7月の世界選手権にむけて、残り2ヶ月でどのような準備をしていくのか、課題が明確になってきたのではないでしょうか。1週間にわたり、応援をいただきまして、ありがとうございました。
選手はこの後、5月後半にオランダで開催されるホランドレガッタ、6月上旬の470ヨーロッパ選手権(ギリシャ)、RSXヨーロッパ選手権(キプロス)、6月中旬にドイツで開催されるキールウィークなどに参加しながら、6月28日から7月13日にポルトガルのカスカイスで開催されるISAF世界選手権にむけて調整をしていきます。これらの大会には出場せずに、直接カスカイスで事前に長く調整するチームもいます。世界選手権が北京五輪の国枠予選になりますので、今年一番の山にむけて、更なる練習を重ねていきたいと思います。上記大会の模様はデイリーでお知らせをいたしませんが、大会の概要や成績のサイト等はお知らせしてまいります。
日本選手の最終成績:
RSX女子 71艇参加 32位 小菅 寧子 (ジェイ・ウェル・パートナーズ) (30)−13−13−7−17−(32)−22−27−30 50位 須長 由季 (ミキハウス) (34)−22−(25)−13−21−25−10−170−11 52位 野津 千尋 (宮城県セーリング連盟) 20−18−(29)−(27)−22−17−12−22−24 RSX男子 108艇参加 73位 小川 達朗 (旭化成) 31−33−4−(40)−36−11−(40)−32−28 82位 谷 賢二郎 24−38−36−32−32−12−32−(39)−(41) レーザー 188艇参加 69位 飯島 洋一 (飯島木型) 5−37−3−(BFD)−OCS−16−2 89位 沖西 祥宏 (エスピーネットワーク) 8−29−20−(33)−20−33−31 98位 永井 久規 (豊田合成) 22−29−11−(BFD)−4−10−7 ラジアル 105艇参加 34位 才木 雪代 (山口県セーリング連盟) 14−22−16−15−5−33−(50)−(42)−41 49位 石川 あゆ美 (ベネッセコーポレーション) 17−20−20−(49)−24−31−31−(47)−37 98位 蛭田 香名子 (琉球大学) 39−44−(49)−40−43−37−24−35 470男子 113艇参加 10位 山田 寛 / 中村 健一 (Team Sled) 22−6−9−5−18−(28)−7−(42)−22−9 39位 関 一人 / 柳川 祥一 (関東自動車工業) 25−10−20−(36)−29−(32)−15−11−30 64位 松永 鉄也 / 上野 太郎 (スリーボンド) 20−(OCS)−(48)−37−10−16−29−10−4 75位 前田 弘樹 / 谷川 亮介 (エスピーネットワーク) 31−(46)−26−21−(OCS)−17−15−13−41 76位 市野 直毅 / 佐藤 翔 (関西学院大学) 40−32−5−(OCS)−24−(BFD)−8−34−24 470女子 60艇参加 6位 吉迫 由香 / 大熊 典子 (ベネッセコーポレーション) 14−(49)−15−(26)−25−11−8−6−5−5 7位 近藤 愛 / 鎌田 奈緒子 (アビームコンサルティング) 11−(40)−25−12−(30)−8−15−3−9−6 40位 井嶋 千寿子 / 加藤 彩香 (東亜建設工業) 28−31−31−27−(BFD)−34−(39)−27−20 49er 74艇参加 39位 石橋 顕 / 牧野 幸雄 (福岡ヨットクラブ) 16−7−24−22−19−(OCS)−17−3 52位 轟 賢二郎 / 高橋 賢次 (関東自動車工業) 6−31−(OCS)−OCS−21−6−19−21 イングリング 29艇参加 25位 重 由美子 / 堀内 真優美 / 秋山 富喜江 (玄海セーリング) 11−(27)−4−10−(25)−24−19−23−19−21
全体の成績、レース公示、エントリーリストは大会サイトに掲示されます。(英文) リンクは上部
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