● レース情報 / Race Informations |
斎藤 愛子氏のレポートです
関連サイト: 全体の成績
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セイルメルボルン 第2日目
セイルメルボルン 第3日目
3日目は南の風が10ノット前後の中で、順調にスケジュールどおりにレースが行われました。朝から降っていた雨は昼前にあがり、すっきりしない中でのスタートでした。470はオーストラリア勢が盛り返してきたため、男子は関・柳川がなかなか前を走らせてもらえない状況です。1位のベルチャー組、2位のウィルモット組と関組の3艇が抜け出してのレース展開でした。女子はオーストラリアのレチッチ組がトップに出ましたが、吉迫組、井嶋組、近藤組が僅差で並んでいます。がんばって、日本女子3艇で表彰台を固められないものでしょうか。RSX女子は小菅がトップにでました。49erは接触があり抗議がでたおかげで、2位に落ちてしまいました。
Photo:JSAF
(写真をクリックで拡大)第3日、RSX女子でトップにでた小菅選手。新しいクラスでの初グレード1大会です。 レースの半分が終了しました。残り5レースです。
本日の日本選手の成績:
470男子 4カ国13艇参加 本日2レース 日本から1艇参加 3位関 一人 ・ 柳川 祥一 (関東自動車工業) 2−1−(3)−3−3−3 470女子 4カ国9艇参加 本日2レース 日本から3艇参加 2位吉迫 由香 ・ 大熊 典子 (ベネッセコーポレーション) 4−(5)−5−1−2−1 3位井嶋 千寿子 ・ 加藤 彩香 (東亜建設工業) 1−(6)−1−3−4−4 4位近藤 愛 ・ 鎌田 奈緒子 (アビームコンサルティング ・ 法政大学) 3−3−2−5―3−(6) 49er 3カ国12艇参加 本日3レース 日本から1艇参加 2位轟 賢二郎 ・ 高橋 賢次 (関東自動車工業) 2−2−1−1−2−1−1−(DSQ)-10 レーザー 12カ国25艇参加 本日2レース 日本から2艇参加 7位永井 久規 (豊田合成) 5−4−(14)−7―11−9 15位飯島 洋一 (飯島木型) 7−(RAF)-OCS-10−7−12 ラジアル 8カ国18艇参加 本日2レース 日本から2艇参加 15位長谷川 哲子 (静岡大学) 12−11−(17)−16−14−14 16位高橋 香 (磐城桜が丘高校) 14−14−15−14−(16)−16 RSX男子 11カ国35艇参加 本日2レース 日本から8艇参加 10位見城 元一 15−8−7−15−(21)−5 14位富沢 慎 19−(21)−12−8―14−13 16位杉原 祐史 6−18−14−9―(28)−23 20位合志 明倫 4−(31)−19−17−25−14 22位大石 隆太郎 (DNF)−19−15−23−17−24 26位国枝 信哉 17−19−25−20―(36)−19 32位濱口 奉 (36)−28−27−32−26−31 33位藤原 佑介 (36)−32−28−31−27−33 RSX女子 4各国12艇参加 本日2レース 日本から4艇参加 1位小菅 寧子 4−1−2−(9)―7−1 6位今井 雅子 2−(7)−6−5―3−5 11位須長 由季 8−9−(11)−10−10−11 12位石野田 恵江 DNF−11−10−(12)−11−12 2.4m級 2カ国8艇 本日2レース 日本から1艇参加 6位須藤 正和 4−4−8−4−6−6
セイルメルボルン 第4日目
第4日は弱めの海風でレースが行われ、470女子、49erで日本が1位になっています。メルボルンは午後から海風が20ノットにあがるのですが、レースが午前10時、11時にスタートするため、風が不安定で弱い時間帯に2レースが行われました。レーザー級は第7レースで永井、飯島が1−2フィニッシュを飾りましたが、残念ながら飯島がOCSでした。レースも終盤に入り、明日の2レースの結果から、上位10艇が最終日にハーバーの正面の海面でメダルレースを行います。北京五輪からの新しい試みとなりますが、日本選手が新しいフォーマットでレースをするのは初めてなので、対応を考える意味でも貴重な経験となりそうです。
Photo:JSAF
(写真をクリックで拡大)男子世界チャンピオンを破ってトップをひいた吉迫・大熊組。女子でもトータルトップです。 本日の日本選手の成績:
470男子 4カ国13艇参加 本日2レース 日本から1艇参加 3位関 一人 ・ 柳川 祥一 (関東自動車工業) 2−1−(3)−3−3−3―3−3 470女子 4カ国9艇参加 本日2レース 日本から3艇参加 1位吉迫 由香 ・ 大熊 典子 (ベネッセコーポレーション) 4−(5)−5−1−2−1−1−1 2位井嶋 千寿子 ・ 加藤 彩香 (東亜建設工業) 1−(6)−1−3−4−4−2−3 4位近藤 愛 ・ 鎌田 奈緒子 (アビームコンサルティング ・ 法政大学) 3−3−2−5―3−(6)−3−2 49er 3カ国12艇参加 本日3レース 日本から1艇参加 1位轟 賢二郎 ・ 高橋 賢次 (関東自動車工業) 2−2−1−1−2−1−1−(DSQ)-10−1−1−3 レーザー 12カ国25艇参加 本日2レース 日本から2艇参加 7位永井 久規 (豊田合成) 5−4−(14)−7―11−9−1−12 15位飯島 洋一 (飯島木型) 7−(RAF)-OCS-10−7−12−OCS-14 ラジアル 8カ国18艇参加 本日2レース 日本から2艇参加 14位長谷川 哲子 (静岡大学) 12−11−(17)−16−14−14―1−10 17位高橋 香 (磐城桜が丘高校) 14−14−15−14−(16)−16―14−13 RSX男子 11カ国35艇参加 本日2レース 日本から8艇参加 10位富沢 慎 19−(21)−12−8―14−13−4−5 11位見城 元一 15−8−7−15−(21)−5―12−14 17位杉原 祐史 6−18−14−9―(28)−23―21−17 22位大石 隆太郎 (DNF)−19−15−23−17−24―17−10 22位合志 明倫 4−(31)−19−17−25−14―28−29 27位国枝 信哉 17−19−25−20―(36)−19―30−26 31位濱口 奉 (36)−28−27−32−26−31―23−27 32位藤原 佑介 (36)−32−28−31−27−33―27−22 RSX女子 4各国12艇参加 本日2レース 日本から4艇参加 4位小菅 寧子 4−1−2−(9)―7−1―6−8 6位今井 雅子 2−7−6−5―3−5―(8)−6 10位須長 由季 8−9−(11)−10−10−11―9−10 12位石野田 恵江 DNF−11−10−(12)−11−12−13−11 2.4m級 2カ国8艇 本日2レース 日本から1艇参加 6位須藤 正和 4−4−8−4−6−6−8−6
セイルメルボルン 第5日目
14時ころから強まり始めた海風の中でのレースでした。各クラスとも、今日の成績でトップ10までが明日のメダルレースに進出できるとあり、特にボーダーラインの10位を狙う選手達にとっては大きな1日となりました。
Photo:JSAF
(写真をクリックで拡大)波に埋もれるレーザーの飯島選手。やっとメルボルンらしい海風になりました。 セイルメルボルンは北京五輪のフォーマットと同じものを採用しています。ここまでのレースで上位10艇だけが最終日のメダルレースに出場し、メダルレースは倍の得点で、しかもカットすることができません。最終日にレースに出ずに優勝してしまうことが多かった過去のフォーマットを改善しようと、ISAFが北京から導入します。トップでメダルレースに入る49er、上位につけて、最終日の逆転を狙う470男女、ウィンド女子です。初のトライですから、やってみて、また感想をお知らせしますが、このチャンスを日本選手がものにできるよう、応援していてください。
本日の日本選手の成績:
470男子 4カ国13艇参加 本日2レース 日本から1艇参加 3位関 一人 ・ 柳川 祥一 (関東自動車工業) 2−1−(3)−3−3−3―3−3−1−3 470女子 4カ国9艇参加 本日2レース 日本から3艇参加 2位吉迫 由香 ・ 大熊 典子 (ベネッセコーポレーション) 4−5−5−1−2−1−1−1−2−(6) 3位井嶋 千寿子 ・ 加藤 彩香 (東亜建設工業) 1−(6)−1−3−4−4−2−3−5−4 4位近藤 愛 ・ 鎌田 奈緒子 (アビームコンサルティング ・ 法政大学) 3−3−2−5―3−(6)−3−2−6−5 49er 3カ国12艇参加 本日3レース 日本から1艇参加 1位轟 賢二郎 ・ 高橋 賢次 (関東自動車工業) 2−2−1−1−2−1−1−(DSQ)-10−1−1−3−1−3−4 レーザー 12カ国25艇参加 本日2レース 日本から2艇参加 7位永井 久規 (豊田合成) 5−4−(14)−7―11−9−1−12−8−9 12位飯島 洋一 (飯島木型) 7−(RAF)-OCS-10−7−12−OCS-14―12−6 ラジアル 8カ国18艇参加 本日2レース 日本から2艇参加 14位長谷川 哲子 (静岡大学) 12−11−(17)−16−14−14―1−10−14−13 16位高橋 香 (磐城桜が丘高校) 14−14−15−14−(16)−16―14−13―15−16 RSX男子 11カ国35艇参加 本日2レース 日本から8艇参加 10位見城 元一 15−8−7−15−(21)−5―12−14―9−15 12位富沢 慎 19−(21)−12−8―14−13−4−5−14−13 19位杉原 祐史 6−18−14−9―(28)−23―21−17―21−16 21位合志 明倫 4−(31)−19−17−25−14―28−29−11−10 23位大石 隆太郎 (DNF)−19−15−23−17−24―17−10−23−27 26位国枝 信哉 17−19−25−20―(36)−19―30−26―25−20 32位濱口 奉 (36)−28−27−32−26−31―23−27―31−DNF 33位藤原 佑介 (36)−32−28−31−27−33―27−22―32−DNC RSX女子 4各国12艇参加 本日2レース 日本から4艇参加 4位小菅 寧子 4−1−2−(9)―7−1―6−8―3−8 7位今井 雅子 2−7−6−5―3−5―(8)−6―6−5 11位須長 由季 8−9−(11)−10−10−11―9−10―12−11 12位石野田 恵江 DNF−11−10−(12)−11−12−13−11−11−10 2.4m級 2カ国8艇 本日2レース 日本から1艇参加 6位須藤 正和 4−4−8−4−6−6−8−6−3−6
セイルメルボルン 第6日目(最終日)
吉迫・大熊組が優勝!
Photo:JSAF
(写真をクリックで拡大)フィニッシュラインを横切る吉迫、大熊組。ビックスマイル!!!! 最終日のメダルレースはどの種目も白熱したレースになりました。このレースをカットすることができませんから、上位だけでなく、全体の成績で上下が激しく、北京五輪では、ここ一番の勝負強さがないとメダルには手が届かないのではないかという印象を強く持ち、貴重な経験をしました。
吉迫・大熊組はオーストラリアに1点差で負けていたところから始まりましたが、各マークで順位が入れ替わる接戦となりました。風は12ノットを超える海風の中、オーストラリアがダウンウィンドで力強いパンピングをみせ、最終マークで吉迫の内側でルームをとりました。十分なルームではないと、「プロテスト!」と声がかかり、赤旗を振られ、アンパイアの判断を待ちます。その間に内側でジャイブしたオーストラリアはオーバーヒールで沈しそうになり、その風下を吉迫が抜けて前にでました。アンパイアの判定はグリーン。ペナルティーがありませんでしたから、先行する吉迫の優勝が決まりました。
初のフリートレースでのアンパイアシステムでしたが、その場で結果がわかるという点では非常にクリアでよかったです。細かい点は改善が必要ですが、オリンピックを目指す選手は、これからグレード1の大会は全てこのシステムを導入していきますから、なれることが必要です。
Photo:JSAF
(写真をクリックで拡大)優勝した吉迫、大熊組
(ベネッセコーポレーション)470男子は関・柳川がメダルレースでトップをとり、2位にあがりました。49erの轟・高橋組は最終レースで1mにみたない僅差で2位になり、総合でも2位におちてしまいました。また、RSX女子では小菅がメダルレースで3位をとり、総合でも3位にあがりました。470女子の近藤もメダルレースでトップをとり、3位にあがりました。
6日間の長丁場になりましたが、応援をいただき、ありがとうございました。次の国際大会は4月のヨーロッパ遠征からになります。
本日の日本選手の成績: 全種目メダルレースのみ(ダブル得点、カットできない)
470男子 4カ国13艇参加 日本から1艇参加 2位関 一人 ・ 柳川 祥一 (関東自動車工業) 2−1−(3)−3−3−3―3−3−1−3−1 470女子 4カ国9艇参加 日本から3艇参加 1位吉迫 由香 ・ 大熊 典子 (ベネッセコーポレーション) 4−5−5−1−2−1−1−1−2−(6)−4 3位近藤 愛 ・ 鎌田 奈緒子 (アビームコンサルティング ・ 法政大学) 3−3−2−5―3−(6)−3−2−6−5−1 5位井嶋 千寿子 ・ 加藤 彩香 (東亜建設工業) 1−(6)−1−3−4−4−2−3−5−4−7 49er 3カ国12艇参加 日本から1艇参加 2位轟 賢二郎 ・ 高橋 賢次 (関東自動車工業) 2−2−1−1−2−1−1−(DSQ)-10−1−1−3−1−3−4−2 レーザー 12カ国25艇参加 日本から2艇参加 8位永井 久規 (豊田合成) 5−4−(14)−7―11−9−1−12−8−9−10 12位飯島 洋一 (飯島木型) 7−(RAF)-OCS-10−7−12−OCS-14―12−6 ラジアル 8カ国18艇参加 日本から2艇参加 14位長谷川 哲子 (静岡大学) 12−11−(17)−16−14−14―1−10−14−13 16位高橋 香 (磐城桜が丘高校) 14−14−15−14−(16)−16―14−13―15−16 RSX男子 11カ国35艇参加 日本から8艇参加 10位見城 元一 15−8−7−15−(21)−5―12−14―9−15−7 12位富沢 慎 19−(21)−12−8―14−13−4−5−14−13 19位杉原 祐史 6−18−14−9―(28)−23―21−17―21−16 21位合志 明倫 4−(31)−19−17−25−14―28−29−11−10 23位大石 隆太郎 (DNF)−19−15−23−17−24―17−10−23−27 26位国枝 信哉 17−19−25−20―(36)−19―30−26―25−20 32位濱口 奉 (36)−28−27−32−26−31―23−27―31−DNF 33位藤原 佑介 (36)−32−28−31−27−33―27−22―32−DNC RSX女子 4各国12艇参加 本日2レース 日本から4艇参加 3位小菅 寧子 4−1−2−(9)―7−1―6−8―3−8−3 8位今井 雅子 2−7−6−5―3−5―(8)−6―6−5−8 11位須長 由季 8−9−(11)−10−10−11―9−10―12−11 12位石野田 恵江 DNF−11−10−(12)−11−12−13−11−11−10 2.4m級 2カ国8艇 本日2レース 日本から1艇参加 6位須藤 正和 4−4−8−4−6−6−8−6−3−6−5
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