MAY REGATTA 帆走指示書
1.適用規則
本レガッタ2009〜2012セーリング競技規則(以下規則という)、付則A・F・G・H、日本セーリング連盟規定、当該クラス規則、帆走指示書(以下指示という)及び実施要項を適用する。
2.競技者への通告
通告は、陸上本部に置かれる公式掲示板に掲示される。
3.帆走指示書の変更
帆走指示書の変更は、それが発効する当日のスタート予告信号の90分前までに公式掲示板に掲示される。但し、レース日程の変更は、発効される前日の18時までに掲示する。
4.陸上で発せられる信号
4.1 陸上で発する信号は、陸上本部のポールに掲げられる。
4.2 回答旗が、陸上で掲揚された場合、レース信号回答旗説明文中の「1分後」を「50分後以降」に置き換える。
5.レ−スの日程
5.1 5月3日(日) 8:00 開会式
9:55 第1レース Aエリア470級、BエリアSS級・FJ級の予告信号
Aエリアのスナイプ級は5分遅れ、Bエリアの国体シングルハン
ダー級・シーホッパー級SRは各5分遅れ。
第2レース以降は引き続き行う。
5月4日(月) 9:25 2日目の第1レース Aエリア470級、BエリアSS級・FJ級の
予告信号
Aエリアのスナイプ級は5分遅れ、Bエリアの国体シングルハン ダー級・シーホッパー級SRは各5分遅れ。
2日目の第2レース以降は引き続き行う。
16:00 閉会式
5.2 おおむね7レースを目処に、できるだけ多くのレースを行う。
5.3 レガッタの最終日には、14時30分より後に予告信号を発しない。
5.4 ここでいう国体シングルハンダー級とは、レーザー級・シーホッパー級をいう。
5.5 再レースを行う時は、そのシリーズの最後に時間的余裕がある場合に行うことがある。
この時は、信号艇にR旗を掲げる。クラスを特定する場合はそのクラス旗の上に掲揚する。R旗降下後、5分後に予告信号が発せられる。
6.クラス旗
クラス旗は次の通りとする。
470級 470級旗
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スナイプ級 スナイプ旗
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SS級 SS旗
FJ級 数字旗1
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国体シングルハンダー級 数字旗2
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シーポッパー級SR シーホッパー旗
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7.レースエリア
レースエリアは、
8.コース
8.1 下記の見取図は、レグ間のおおよその角度、通過するマークの順序、及びそれぞれのマークを通過する側を含むコースを示す。
Aエリア:470級・スナイプ級 Bエリア:SS級・FJ級・国体シングルハンダー級
シーホッパー級SR
S−@−A−B−@−C−F S−@−A−B−@−B−F
各マークはポート回りとする。 各マークはポート回りとする。
45° 45°
@ @
A 90° A 90°
B B
45° 45°
C
8.2 予告信号以前に、レース委員会の信号艇に最初のレグのおおよそのコンパス方位を提示する。
8.3 コースのレグは準備信号の後には変更されない。この項は規則33を変更している。
9. マーク
Aエリアのマーク1、2および3は、それぞれ数字を付した赤色の四角形のブイとする。マーク4は、黄色の四角形のブイとする。Bエリアのマーク1、2及び3は、それぞれ数字を付した黄色の四角形のブイとする。
10. スタート
10.1 レースは規則26を用いて、予告信号をスタート信号の前5分とし、スタートさせる。Aエリアでは470級、スナイプ級の順に、5分間隔でスタートし、BエリアではSS級とFJ級が同時に、次に国体シングルハンダー級とシーホッパー級SRが同時に5分間隔でスタートする。
10.2 スタートラインは、Aエリアではスタート・マーク上にオレンジ色旗を掲揚しているポールの間とする。Bエリアではスターボードの端にあるスタート・マーク上にオレンジ色旗を掲揚しているポールと、ポートの端の黄色の四角形のマークの間とする。
10.3 予告信号が発せられていない艇は、スタート・エリアを回避しなければならない。
10.4 スタート信号の4分より後にスタートする艇は、「スタートしなかった」と記録される。この項は規則A4を変更している。
10.5 注意信号(音響信号1声とともに掲揚されるF旗)は、最初のクラスがスタートするための予告信号の5分前に発せられる。F旗は予告信号の1分前に音響信号1声とともに降下される。この項は規則27.1を変更している。
11.コースの次のレグの変更
コースの次のレグの変更は行わない。
12.フィニッシュ
フィニッシュ・ラインは、Aエリアでは、フィニッシュ・マーク上に青色旗を掲揚しているポールと風下側にある白色の俵型マークの間とする。Bエリアでは、スターボートの端にあるフィニッシュ・マーク上にオレンジ色旗を掲揚しているポールと、ポートの端のフィニッシュ・マークの間とする。
13.
ぺナルティー方式
13.1 ペナルティーは、2回転ペナルティーとする。
13.2 規則31または44.1に基づきペナルティーを履行した艇は、抗議締切時間内にレース・オフィスにおいて報告書を完成させなければならない。
13.3 規則67に規定されている通り、[プロテスト委員会]は、審問なしに規則42に違反した艇にペナルティーを課すことができる。
14.
タイムリミット
14.1 タイムリミットは先頭艇フィニッシュ後15分とする。
14.2 先頭艇がコースを帆走して、フィニッシュ後15分以内にフィニッシュしない艇は、「フィニッシュしなかった」と記録される。この項は規則35とA4を変項している。
15.抗議と救済の要求
15.1 抗議書は陸上本部で入手できる。抗議、救済要求及び審問の再開の要求は適切な時間内に陸上本部に提出されなければならない。
15.2 それぞれのクラスに対して、抗議締切時間はその日の最終レースに最終艇がフィニッシュした後、90分とする。同じ抗議締切時間をレース委員会とプロテスト委員会による、レースエリアで目撃したケースに対する抗議および救済の要求に適用する。この項は、規則61.3と62.2を変更している。
15.3 当事者であるか、または証人として名前があげられている審問に関わっている競技者に通告するために、抗議締切時刻後30分以内に公示を掲示する。審問はジュリー・オフィスにおいて速やかに始められる。
15.4 レース委員会またはプロテスト委員会による抗議の公示を規則61.1(b)に基づき伝えるために掲示する。
15.5 指示13.3に基づき規則42違反を認めたか、またはプロテスト委員会により失格とされた艇のリストは、抗議締切時刻前に掲示される。
15.6 指示10.3、13.2、17、18.2、21および22の違反は、艇による抗議の根拠とはならない。この項は、規則60.1(a)を変更している。これらの違反に対するペナルティーは、プロテスト委員会が決めた場合には、失格より軽減することができる。この指示に基づく裁量のペナルティーに対する得点の略語は,DPIである。
15.7 レガッタの最終日では、審問の再開の要求は、次の時間内に提出しなければならない。
(a)要求する当事者が、前日に判決を通告された場合には、抗議締切時間内。
(b)要求する当事者が、その当日に判決を通告された後30分以内。
この項は規則66を変更している。
16.得 点
16.1 付則A(低得点方法)を適用する。
16.2 シリーズが成立するためには、1回のレースを完了することを必要とする。
16.3 艇のシリーズの得点は、成立した全レースの得点の合計とする。
17.安全規定
17.1 出艇申告および帰着申告は行わない。そのレースに参加するかどうかの判断は各艇の艇長にあり、安全の確保の責任はその艇自身にある。また、そのレースに出場しない場合は速やかに陸上本部へ報告するものとする。
17.2 競技者は、水上にいる間適切な個人用浮揚用具を着用しなければならない。この項は規則40を変更している。
17.3 レースからリタイアした艇は、できるだけ早くレース委員会に伝えなければならない。
17.4 レース委員会は、レース艇が帆走不能もしくは危険な状態にあると判断した場合には、リタイアを命ずることができる。
18.乗員の交替と装備の交換
18.1 競技者の交替は、書面によって陸上本部へ届け出ることで許可される。なお、海上においては、信号艇へ報告し、その日の抗議締切時刻までに陸上本部へ書面によって届け出ることで許可される。
18.2 損傷または紛失した装備の交換は、レース委員会の承認なしでは許可されない。 交換の要請は、最初の適当な機会にレース委員会に行わなければならない。
19.セール
同一のセールナンバー(ダッシュナンバーがついている場合は、同一のものとみなさない。)を使用してはならない。また、470級・FJ級においてメインセールのナンバーとスピンネーカーのナンバーは同一でなくてもよいものとする。
20.運営艇
運営艇は青色の三角旗を掲揚する。
21.支援艇
支援艇は最初にスタートするクラスの準備信号の時刻から、すべての艇がフィニッシュするかもしくはリタイアするか、またはレース委員会が延期、ゼネラル・リコールもしくは中止の信号を発するまで、艇がレースをしているエリアの外側にいなければならない。
22.ごみ処理
艇は、ごみを水中に捨ててはならない。
23.無線通信
艇は、レース中無線通信を行ってはならず、またすべての艇が利用できない無線通信を受信してはならない。この制限は、携帯電話にも適用する。
24.賞
賞は、下記の通りとする。
470級・スナイプ級 : 1位〜6位
SS級・FJ級・国体シングルハンダー級・シーホッパー級SR : 1位〜3位
25.責任の否認
このレガッタの競技者は、自分自身の責任で参加する。規則4「レースをすることの決定」参照。主催団体は、レガッタ前後、期間中に生じた物理的損害または身体障害もしくは死亡によるいかなる責任も負わない。
26.その他
スナイプ級のクラスルールのセンターボード・ブラックバンドについては、レース中、センターボードに藻やゴミがかかった場合に限り、ブラックバンドより上げることが認められる。470級のラダーについても同様とする。