● レース情報 / Race Informations 

JOCジュニアオリンピックカップ
JSAFジュニア・ユースセーリングチャンピオンシップ(ジュニア部門)

中村 和哉氏のレポートです
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関連サイト:
全体の成績
http://www.wakayama-sailing.org/result/pdf/2009joc-jsaf-result.pdf

Index JOCジュニアオリンピックカップ
JSAFジュニア・ユースセーリングチャンピオンシップ(ジュニア部門)

(共同主催)
   財団法人日本セーリング連盟
   日本OP協会 和歌山セーリングチャンピオンシップ実行委員会
  〔和歌山県、和歌山市、 和歌山県セーリング連盟、NPO法人和歌山セーリングクラブ〕
  (後援) 
   財団法人地域活性化センター
   社団法人和歌山県体育協会・和歌山県教育委員会
   和歌山市体育協会・和歌山市教育委員会
  (協賛) ロート製薬・ゴールドウィン・ノースセールジャパン・ハーケンジャパン

於:和歌山セーリングセンター (和歌山NTC)
【競技日程】7月25日(土)〜26日(日)

Photo:中村 和哉氏
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2日目のレース風景

 U−12(小学生)を対象の大会としては4年目、財団法人地域活性化センター「スポーツ拠点づくり推進事業」承認大会として、またJOCジュニアオリンピックカップを頂いての大会として2年目となる今年は、東北(岩手県・宮古)から九州(鹿児島)まで小学生から高校生61人(OP級53人、Laser4.7クラス8人)が参加して行われた。

 初日、9時過ぎからNTC艇庫内にて多数のご来賓、選手、帯同指導者、保護者、プロテスト委員会をはじめとするレース運営関係者など約200名が一堂に介した開会式が行われた。ご来賓のご挨拶を神妙な顔で聞き入るジュニアセーラーたちの顔が初々しく、華やかな大会の幕開けを印象付けた。その後、艇長会議を経てジュニアセーラーには少々厳しい風が吹く中、出艇許可が出され、訪れていた来賓の驚きの中、10m/sを超える風の中レースがスタートした。陸上では幼く見える選手が力強く走る姿は、将来のメダリストがこの中から生まれることを確信させる一瞬だった。1レースが終わったところで豪雨がフリートを襲い、その後無風となったためAP/Hとなった。

 夕刻、会場をヨット倶楽部クラブハウス移し大会を記念する講演会が開会式と同じ規模にて開催された。主催者を代表してJSAF山ア会長、山口和歌山県教育長、大江和歌山市教育長のご挨拶があり、続いて遠来のJOC理事福井烈氏(テニス)のゲストスピーチがおこなわれ、ひき続きJOCによる「オリンピアンからのメッセージ」と題して柔道の田辺陽子氏をゲストに迎え、講話がおこなわれた。田辺氏は努力することの大切さ、技・体だけでなく心の大切さを話され、自身のオリンピックメダル(2個を持参)を会場の子どもたちに触れる機会を提供してくれた。福井・田辺両氏のお話など感銘深い講演会を無事終了し、18時からはNTCの総体用に設置されている大テントにて交流会がおこなわれた。ご来賓の地域活性センター中村課長のご挨拶、山下和歌山県セーリング連盟会長の乾杯のあと、本大会恒例のバーベキュー大会と夜店・ビンゴゲームが賑やかに開かれ和歌山夏の夜のイベントとして一同大いに盛り上がった。
大会2日目26日、時折強いプローの入る中、5レースが行われた。風の強弱と振れを上手く乗りこなしていく姿が頼もしく、小学生とは思えない走り、中学生らしい賢い走りが随所に見られるレースを見せてくれた。

 今回は和歌山県が進めている「ゴールデンキッズプロジェクト」から初めてセーリングを専門とする小学生選手も参加していた。約2か月の間、8日間程の練習で参加した選手はフィニッシュまで走りきることを目標としていたが、その目標を超える結果を得ることができ、セーリングを続けていくことを決意したようだった。これからの活躍に注目してほしい。
 関係者の献身的なレース運営のおかげにて2日間の大会を無事終了。16時から閉会式が艇庫内でおこなわれた。ご来賓挨拶、村松プロテスト委員長のレース講評のあと、注目の成績発表。全6レースの結果、JOCジュニアオリンピックカップは藤沢市青少年セーリングクラブの榊原健人君に贈られた。そして上位の選手にはOP卒業後は4.7にステップアップしてほしいと恒例のLaser4.7のロアマストとセールが贈られた。なおOP級オープンクラスは琵琶湖ジュニアヨットクラブの二井谷和平君が、Laser4.7クラスは名古屋ジュニアヨットクラブの玉山千登君が優勝した。
(成績詳細はhttp://www.wakayama-sailing.org/result/pdf/2009joc-jsaf-result.pdf

そして、閉会の辞としてJSAF山田理事・オリンピック特別委員会委員長が挨拶に立ち関係者への謝辞とともに会場に配られた同委員会製の「世界のユース種目が次の五輪種目につながる!!」と記されたジュニアセーラーとその指導者に向けたカラーチラシの説明がおこなわれ、2日間にわたるジュニアセーラーへの熱い期待が込められた大会の幕を閉じた。

Photo:中村 和哉
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田辺さん
Photo:中村 和哉
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4.7で優勝した玉山君
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U-12入賞者に4.7セール・マストをプレゼント
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U-12の入賞者
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U-12優勝の榊原君の挨拶
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オープン(U-15)の入賞者
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山田さん閉会のあいさつ
Photo:中村 和哉
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4.7の入賞者



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