● レース情報 / Race Informations 

ISAF ワールド チャンピオンシップ (ポルトガル カスカイス)

斎藤 愛子氏のレポートです

関連サイト:
大会のウェブサイト
http://www.cascaisworlds2007.com/
   
  日程表 (PDF) レーススケジュール (PDF)
     

Index ISAF ワールド チャンピオンシップ (ポルトガル カスカイス)
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中村昭仁(ベネッセ)
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7月2日、21時30分からISAFワールドの開会式が盛大に行われました。行進には山田、阿部、大熊の3名が旗を持って参列。76カ国の豪華な入場となりまし
た。
2007 ISAF World Championships (Cascais, Portugal)

2007年のオリンピック種目(11クラス)が全て集まって開催されるISAFワールドが始まります。

ポルトガルのカスカイスは、首都・リズボンから西へ25km、大西洋のアゾレス海に面した外海で、夏になるとアゾレス高気圧とイベリア半島やアフリカの気温が上昇して熱的低圧になるため、西高東低、海風も加わり、風の強い日が多い場所です。今大会も荒れ模様の白熱したレースになりそうです。

今大会には11クラス、942艇、76カ国から選手1394名、役員・コーチ625名、コーチボート310艇が集まり、110艇の運営艇と400名の運営スタッフが大会をオーガナイズしています。非常に規模の大きな大会で、いろいろな点で苦労が多いところです。

この大会で来年の北京五輪の参加枠のうち、75%がきまるため、どの国も入念な準備をしていますが、日本もイングリングの重組は6月1日から、また470女子も6月15日から現地に入り、準備と練習に明け暮れています。6月24日にはキールウィークに参加したチームも到着し、日本選手全員がカスカイスに揃いました。大会までの残り数日を、最終調整に使っています。日本から参加する9種目全部の枠がとれるよう、最後の追い込みです。

これだけの規模の大会で、日本からは28艇45選手が参加となり、各クラスのスタート日程も異なります。

7月3日の初日(スター)から13日(470男女、49er)まで、長丁場ですが、応援いただけますよう、よろしくお願いいたします。

日本からは28艇、45選手(男子28名、女子17名)出場します。
 
Star級  32カ国  66艇参加  国枠11
  鈴木 國央 ・ 和田 大地 和歌山セーリングクラブ・日吉染業
 
レーザー級  60カ国  149艇参加  国枠29
  飯島 洋一 飯島木型
  沖西 祥宏 エス・ピー・ネットワーク
  永井 久規 豊田合成
     
ラジアル級  50カ国  113艇参加  国枠19
  石川 あゆ美 ベネッセコーポレーション
  才木 雪代 山口県セーリング連盟
  長谷川 哲子 静岡大学
 
イングリング級  21カ国  35艇参加  国枠10
  重 由美子・堀内 真優美・秋山富喜江 玄海セーリングクラブ
 
49er級  31カ国  82艇参加  国枠 13
  石橋 顕 ・ 牧野 幸雄 福岡ヨットクラブ(Team Believe)
  轟 賢二郎 ・ 高橋 賢次 関東自動車工業
  城 航太 ・ 梅田 佳英 エス・ピー・ネットワーク
 
RSX級男子  51カ国  117艇参加  国枠25
  富澤 慎 関東自動車工業
  谷 賢二郎 hatano.com
  小川 達朗 旭化成
 
RSX級女子  29カ国  76艇  国枠20
  小菅 寧子 ゙ジェイ・ウィル・パートナーズ
  大西 富士子 桜美林大学
  須長 由季 miki House / TEARS
 
470級男子  47カ国  114艇参加  国枠21
  山田 寛 ・ 中村 健一 SLED
  関 一人 ・ 柳川 祥一 関東自動車工業
  松永 鉄也 ・ 上野 太郎 Three Bond
  前田 弘樹 ・ 谷川 亮介 エス・ピー・ネットワーク
  石川 裕也 ・ 野呂 英輔 関東自動車工業・日本大学
  川田 貴章 ・ 吉田 雄悟 東京大学・東京港埠頭公社
  市野 直樹 ・ 佐藤 翔 関西学院大学
 
470級女子 34カ国  68艇参加 国枠 13
  近藤 愛 ・ 鎌田 奈緒子 アビームコンサルティング
  吉迫 由香 ・ 大熊 典子 ベネッセコーポレーション
  田畑 和歌子 ・ 栗田 直美 福岡経済大学(職員)
  井嶋 千寿子 ・ 加藤 彩香 東亜建設工業
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中村昭仁(ベネッセ)
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マラソンの選手みたいな気分でした。沿道がずっと拍手や歓声で、凄かったです。(大熊)


Index ISAF ワールド チャンピオンシップ (ポルトガル カスカイス) 第1日目
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Gusty Phot
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第1レースの鈴木・和田組の走り
7月2日に開会式があり、参加76各国の選手がポルトガルのカスカイスに勢ぞろいしました。7月3日から最初の種目のスター級がスタートしました。日本からは鈴木・和田組が参加しています。63艇が参加、10-15ノットの北西の風の中、2レースが行われました。鈴木組は左海面のコースを多くとったのが、あまりよくなかったようで、52位と出遅れています。

明日はレーザー級とラジアル級が始まります。イングリング級は無事に計測が終わり、あさってからレース、470級男女は明日からやっと計測が始まります。

日本選手の成績:
 
Star級  32カ国  63艇参加  国枠11 本日2レース
52位 鈴木 國央 ・ 和田 大地 和歌山セーリングクラブ・日吉染業
  28−21
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斎藤 愛子
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第2レース、2上マークを回航する鈴木・和田組。スターのマストは大きくベンドして、今にも折れそうに見えますが、最近のものはかなり強いそうです。
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第2レースの鈴木・和田組の走り


Index ISAF ワールド チャンピオンシップ (ポルトガル カスカイス) 第2日目
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斎藤 愛子
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470のチーフメジャラーであるディミトリスさんと書類チェックをする関選手。
7月4日はスター、レーザー、ラジアルの3クラスがレースを行いました。イギリスにある低気圧から伸びた前線も通過し、天気が急速に回復し、北からの強い風でのレースでした。スターとラジアルは2グループ、レーザーは3グループでの予選となっています。16時を過ぎた頃から風は25ノットを超えるようになり、特に岸に近いところはガスティーでした。

ラジアルはエリア2、スターはエリア4(やや沖になります)、レーザーはエリア5(岬を回りこんだ風が吹く場所です)で、特にエリア5が強い風のところでした。このコンディションになると、スター、ラジアルは苦戦を強いられています。150艇近い参加のレーザーでは飯島が20番台をとって、60番台につけていますが、予選でゴールドフリートに残るためには50位以内に入らなければなりません。

明日はイングリングが始まります。470は計測初日で男子6艇、女子2艇が終了。
夏型になりつつあるカスカイスでは前半は風の強い日が多そうです。

日本選手の成績
 Star級  32カ国  63艇参加  国枠11 本日2レース
52位 鈴木 國央 ・ 和田 大地 和歌山セーリングクラブ・日吉染業
  28−21−27−28
 
 レーザー級  60カ国  149艇参加  国枠29  本日2レース
62位 飯島 洋一 飯島木型
  21−23
79位 永井 久規 豊田合成
  18−34
97位 沖西 祥宏 エス・ピー・ネットワーク
  35−27
 
 ラジアル級  50カ国  113艇参加  国枠19 本日2レース
70位 才木 雪代 山口県セーリング連盟
  33−35
77位 石川 あゆ美 ベネッセコーポレーション
  39−35
95位 長谷川 哲子 静岡大学
  38−51
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斎藤 愛子
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計測は朝から1時間半遅れでたいへんでした。フル計測とパーシャル計測がありますが、日本の女子チームはみんなフルだったので、時間がかかりました。
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第1レース、レーザー級の飯島選手
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第2レース、レーザー級の永井選手
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第1レース、レーザー級の沖西選手
 


Index ISAF ワールド チャンピオンシップ (ポルトガル カスカイス) 第3日目
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中村昭仁(ベネッセ)
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2日目はエリア2で強弱のある風でのレースになりました。ラジアル級で奮闘する石川選手。
7月5日はスター級の予選6レースが終了、レーザー級、ラジアル級が2日目、イングリングの初日となりました。イベリア半島の南に低気圧が発生、アフリカからの乾燥した熱い空気がポルトガル沿岸にも届き、陸は30度を越える暑さになりました。
北東の風は海風が加わって強くなり、エリア1のラジアル、2のレーザーは陸からの風が強弱あり、ラルあり、エアポケットあり、玉ブローありと複雑なものになりました。16時からのイングリングは強まる海風でのレースでした。

スター級は今日で予選6レースが終わり、明日は予備日で休みになります。

日本選手の成績:
 Star級  32カ国  63艇参加  国枠11 本日2レース
52位 鈴木 國央 ・ 和田 大地 和歌山セーリングクラブ・日吉染業
  28−21−27−28−21−21
 
 レーザー級  60カ国  149艇参加  国枠29  本日2レース
72位 飯島 洋一 飯島木型
  21−23−38−14
78位 永井 久規 豊田合成
  18−34−28−25
119位 沖西 祥宏 エス・ピー・ネットワーク
  35−27−BFD−34
 
 ラジアル級  50カ国  113艇参加  国枠19 本日2レース
79位 才木 雪代 山口県セーリング連盟
  33−35−33−44
82位 石川 あゆ美 ベネッセコーポレーション
  39−35−39−39
103位 長谷川 哲子 静岡大学
  38−51−53−57
 
 イングリング級  21カ国  35艇参加  国枠10
23位 重 由美子・堀内 真優美・秋山富喜江 玄海セーリングクラブ
  15−29
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本日より始まった女子種目のイングリング級。強風のため、キールボートが沈をするほどの強風となった。
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イングリング級に出場している重由美子/堀内真優美/秋山富喜江(玄海セーリング)。強風の中、第1レースでは15位に食い込んだ。
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日本からは出場のないフィン級も本日から第1レースが始まった。適正体重95〜100kgと言われるフィン級だが、この強風では100kgでも足りない。
 


Index ISAF ワールド チャンピオンシップ (ポルトガル カスカイス) 第4日目
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斎藤 愛子
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イングリングはイギリスのアテネ五輪金メダルチームが分裂して2組に分かれていますが、現在のワンツーを独占しています。日本の重組は6月1日に現地入りして練習を重ねてきました。
今日からRSX男女と49erが始まり、レーザーとラジアルは予選最終日となりました。イングリングは予選がなく、最初から最後まで1フリートで決勝レースを行いますが、今日も2レースを行いました。

今日のカスカイスは夏型の気圧配置で海風が入るパターンでしたが、陸上は33度まであがり、乾燥した空気でむわっとしていました。海風は13時頃からエリア5に入り始めましたが、各エリアともスタート時刻が若干遅くなり、しかも、風軸が大きく左から右へ変化したり、無風地帯ができたりという具合で、「え、これでレースをするの?」と疑う場面もみられました。

RSX男子は3グループで予選を行っていますが、今日の2レース目は最終スタートの赤組だけ、途中でキャンセルとなり、やり直しました。この組に富澤がいましたが、上位陣が揃って激戦の赤組の中で9−11位とふんばりをみせ、好調なスタートとなりました。

レーザー、ラジアルともにゴールドフリートに残ることができませんでした。明日は予備日になります。

49erは4グループに分かれていますが、今日はRSXの後にスタート予定で、延期につぐ延期で、21時になっても赤組は1レース、緑組は1レースもできずに終わりました。明日は10時から、まず終了しなかった残りのレースを行い、13時から本来のスケジュールどおりでレースを実施します。

明日から470男女が始まります。

日本選手の成績:
 
 Star級  32カ国  63艇参加  国枠11 本日レースなし
52位 鈴木 國央 ・ 和田 大地 和歌山セーリングクラブ・日吉染業
  28−21−27−28−21−21
 
 レーザー級  60カ国  149艇参加  国枠29  本日2レース
70位 飯島 洋一 飯島木型
  21−23−38−14−OCS−12
93位 永井 久規 豊田合成
  18−34−28−25−30−33
118位 沖西 祥宏 エス・ピー・ネットワーク
  35−27−BFD−34−33−35
 
 ラジアル級  50カ国  113艇参加  国枠19 本日2レース
81位 才木 雪代 山口県セーリング連盟
  33−35−33−44−38−48
82位 石川 あゆ美 ベネッセコーポレーション
  39−35−39−39−44−32
101位 長谷川 哲子 静岡大学
  38−51−53−57−47−38
 
 イングリング級  21カ国  35艇参加  国枠10 本日2レース
26位 重 由美子・堀内 真優美・秋山富喜江 玄海セーリングクラブ
  15−29−22−29
 
 49er級  31カ国  82艇参加  国枠 13  本日レースできない組あり
石橋 顕 ・ 牧野 幸雄 福岡ヨットクラブ(Team Believe)
 
轟 賢二郎 ・ 高橋 賢次 関東自動車工業
 
城 航太 ・ 梅田 佳英 エス・ピー・ネットワーク
 
 RSX級男子  51カ国  117艇参加  国枠25  本日2レース
24位 富澤 慎 関東自動車工業
  9−11
64位 谷 賢二郎 hatano.com
  17−25
89位 小川 達朗 旭化成
  32−28
 
 RSX級女子  29カ国  76艇  国枠20  本日2レース
28位 小菅 寧子 ジェイ・ウェル・パートナーズ
  15−16
46位 須長 由季 miki House / TEARS
  18−27
56位 大西 富士子 桜美林大学
  BFD−19
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軽風コンディションで行われたRSX級女子の大西富士子選手
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RSX級女子の須長由季選手
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RSX級女子の小菅寧子選手
 
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RSX級女子のレース後にスタートした49er級の轟/高橋。エリア2では2グループのレースが予定されていたが、強風のためグループ・レッドのみ2レースが行われた。
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49er級、轟/高橋組のスタート
 

 

ISAF ワールド チャンピオンシップ (ポルトガル カスカイス) 第5日目

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斎藤 愛子
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第2レースでトップフィニッシュの井嶋・加藤組。2上マークで一度は吉迫・大熊組に抜かれましたが、最後にパフが入ったサイドで逆転し、このチームになってから世界選手権で初めてトップをとりました。
今日から470男女が始まりました。昨日よりもやや弱めの風になりましたが、沖のエリア4で470男子が13時から2レース、女子は16時から同じエリアで2レースを行いました。男子は関・柳川組がトータルで15位につけています。女子は1レース目に青組で近藤・鎌田組がトップ、2レース目では黄組で井嶋・加藤組がトップ、吉迫・大熊組が3位でフィニッシュし、日本チームが得意とする風域で前を走る健闘でした。吉迫組は1レース目もトップで1上マークにきましたが、スタートでリコールをしており、OCSで失格となってしまい、残念でした。トータルでも近藤・鎌田組は3位と好調な出だしです。

RSX男子、女子は遅い18時からのスタートでしたが、エリアを2と5に変更して、真っ暗になるまで(21時頃)2レースをこなすべく、海上に出ていました。結局、できたのは1レースだけでしたが、男子の富澤は5位をとり、トータルでも16
位にあがりました。

49erは午前10時から1ないし2レースを行い、13時から続きのレースを2レースずつ4グループが行いました。最終組がスタートしたのは20時を回る頃でした。まだ、レース数が足りないので、予備日を使ってレースを行うよう、スケジュール変更がでました。

スターは今日から決勝になり、ゴールドフリートとシルバーフリートに分かれて、組み換えがなくなります。鈴木・和田組はシルバーフリートになりましたが、今日は2レースをスタートし、どちらも途中で中止となってしまいました。

イングリング級は2レースを行い、明日は予備日となります。レーザー、ラジアルの2クラスは今日が予備日で、明日から決勝グループに分かれてのレースとなります。

日本選手の成績:
 
 Star級  32カ国  63艇参加  国枠11 本日レースできず
52位 鈴木 國央 ・ 和田 大地 和歌山セーリングクラブ・日吉染業
  28−21−27−28−21−21
 
 レーザー級  60カ国  149艇参加  国枠29  本日予備日
70位 飯島 洋一 飯島木型
  21−23−38−14−OCS−12
93位 永井 久規 豊田合成
  18−34−28−25−30−33
118位 沖西 祥宏 エス・ピー・ネットワーク
  35−27−BFD−34−33−35
 
 ラジアル級  50カ国  113艇参加  国枠19 本日予備日
81位 才木 雪代 山口県セーリング連盟
  33−35−33−44−38−48
82位 石川 あゆ美 ベネッセコーポレーション
  39−35−39−39−44−32
101位 長谷川 哲子 静岡大学
  38−51−53−57−47−38
 
 イングリング級  21カ国  35艇参加  国枠10 本日2レース
27位 重 由美子・堀内 真優美・秋山富喜江 玄海セーリングクラブ
  15−29−22−29−30−17
 
 49er級  31カ国  82艇参加  国枠 13  本日までで4レース
32位 轟 賢二郎 ・ 高橋 賢次 関東自動車工業
  17−13−2−3
45位 石橋 顕 ・ 牧野 幸雄 福岡ヨットクラブ(Team Believe)
  17−6−13−10
64位 城 航太 ・ 梅田 佳英 エス・ピー・ネットワーク
  15−13−DNF−16
 
 RSX級男子  51カ国  117艇参加  国枠25  本日1レース
16位 富澤 慎 関東自動車工業
  9−10−5
61位 谷 賢二郎 hatano.com
  17−24−21
80位 小川 達朗 旭化成
  32−28−19
 
 RSX級女子  29カ国  76艇  国枠20  本日1レース
28位 小菅 寧子 ジェイ・ウェル・パートナーズ
  15−16−13
43位 須長 由季 miki House / TEARS
  18−27−21
55位 大西 富士子 桜美林大学
  DNF−19−27
 
 470級男子  47カ国  114艇参加  国枠21 本日2レース
15位 関 一人 ・ 柳川 祥一 関東自動車工業
  5−15
23位 川田 貴章 ・ 吉田 雄悟 東京大学・東京港埠頭公社
  13−10
31位 前田 弘樹 ・ 谷川 亮介 エス・ピー・ネットワーク
  9−17
34位 山田 寛 ・ 中村 健一 SLED
  24−3
62位 石川 裕也 ・ 野呂 英輔 関東自動車工業・日本大学
  28−12
75位 松永 鉄也 ・ 上野 太郎 Three Bond
  RFA−6
90位 市野 直樹 ・ 佐藤 翔 関西学院大学
  30−27
 
 470級女子 34カ国  68艇参加 国枠 13  本日2レース
3位 近藤 愛 ・ 鎌田 奈緒子 アビームコンサルティング
  1−6
9位 井嶋 千寿子 ・ 加藤 彩香 東亜建設工業
  15−1
19位 田畑 和歌子 ・ 栗田 直美 福岡経済大学(職員)
  9−13
37位 吉迫 由香 ・ 大熊 典子 ベネッセコーポレーション
  OCS−3
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470級男子の前田/谷川のスピンラン
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470級男子第1レースで5位に入った関/柳川
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2レースを終えて、日本勢2番手につけた470級男子の川田/吉田
 
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第1レースの第1マークを回航しスピンアップする松永/上野
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RSX級男子第3レースで5位に入っり、トータル15位にまで順位を上げた富沢慎
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日没直前まで行われたRSX級男子の第3レース。上〜サイドを走る小川達朗
 


Index ISAF ワールド チャンピオンシップ (ポルトガル カスカイス) 第6日目
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斎藤 愛子
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3クラス掛け持ちで大忙しの中村健次コーチ。470男子はエリア5で、凄い波、ガストで35ノットを超えるサバイバルレースになりました。石川・野呂組にアドバイスをしています。
今日はイングリングが予備日でレースがありませんでしたが、残りの8クラスは1ないし2レースを行いました。特に後半は風が強くて、サバイバルレースになったエリアもありました。

49erは4グループがそれぞれ3レースを行うことになっていましたが、日没までに最終の4組目がレースを行うことができず、明日も予選がずれこんでレースを行います。今日はレースができた組とできなかった組があるため、総合成績は昨日のままになっています。石橋・牧野組は第2レースの上マークでデンマークとケースを起こし、ペナルティーターンを行ったのですが、タックとジャイブの間の時間が長すぎ、ペナルティーターンとして認められませんでした。6位でフィニッシュしたレースでしたが、デンマークから抗議をだされた結果DSQとなりました。

レーザーは今日からゴールドとシルバー、ブロンズに分かれて決勝レースです。国枠が29ですが、ゴールドフリートに25カ国が残ったので、これらの国は当選確実ということになります。シルバーフリートからは4カ国が枠をとる計算ですが、今日の成績だと、日本トップの飯島がちょうど29カ国目になります。ここでふんばり、何とか枠を獲得したいところです。

ラジアルは2レース目が途中でキャンセルになりました。ゴールド、シルバーの2グループに分かれてのレースです。ラジアル級は全員がシルバーフリートになってしまったので、今回、国枠を獲得することはできません。

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斎藤 愛子
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男子470ではスピンがバーストする艇が続出。カスカイスがホームポートのマリーノ組(ポルトガル)もスピンのピークだけが残ってしまい、散々でした。
RSX男子は今日1レースを行い、予選を終了します。富澤が29位でゴールドフリートに残りました。ゴールドフリートには18カ国しかいませんから、これらすべての国が枠を獲得することになります。富澤は昨年の世界選手権ではシルバーフリートだったので、今回は軽風のときに稼いだポイントでふんばることができました。

RSX女子も今日は1レースで、予選を終了です。須長がシングル2レースをとり、28位に浮上。35位の小菅とともにゴールドフリートに残りました。今回は国枠が20ですが、ゴールドフリートには16カ国が残りましたので、男子同様に国枠を獲得できることになります。

時折、35ノットのガストがおりてくる中でレースを行った470男子は順位が大きく入れ替わる接戦です。今日は川田・吉田組がよい走りで、トータル15位にあがりました。明日、予選最後の2レースを予定していますが、47位の石川まで、まだまだゴールドフリートに残る可能性をもっています。

女子も小柄で軽風が得意な日本選手が強風のレースでも重たいヨーロッパ勢に食い下がり、近藤・鎌田組は1つ順位をおとしたものの、4位につけています。

明日はもう1日強風が予報されていますが、その後は少し弱めの風になりそうです。
明日はRSX男女が予備日ですが、49erはスケジュールを変更して、できるだけたくさんのレースをこなすことになります。1日が長く、RSX男子、49er、470男子を掛け持ちで見て回る中村健次コーチは毎日、日没まで海に出ています。大会は13日まで。後半戦に入ります。

日本選手の成績:
 
 Star級  32カ国  63艇参加  国枠11 本日2レース
50位 鈴木 國央 ・ 和田 大地 和歌山セーリングクラブ・日吉染業
  28−21−27−28−21−21−16−9
 
 レーザー級  60カ国  149艇参加  国枠29  本日2レース
64位 飯島 洋一 飯島木型
  21−23−38−14−OCS−12−30−5
88位 永井 久規 豊田合成
  18−34−28−25−30−33−24−24
124位 沖西 祥宏 エス・ピー・ネットワーク
  35−27−BFD−34−33−35−27−31
 
 ラジアル級  50カ国  113艇参加  国枠19 本日1レース
79位 才木 雪代 山口県セーリング連盟
  33−35−33−44−38−48−17
88位 石川 あゆ美 ベネッセコーポレーション
  39−35−39−39−44−32−43
94位 長谷川 哲子 静岡大学
  38−51−53−57−47−38−24
 
 イングリング級  21カ国  35艇参加  国枠10 本日予備日
27位 重 由美子・堀内 真優美・秋山富喜江 玄海セーリングクラブ
  15−29−22−29−30−17
 
 49er級  31カ国  82艇参加  国枠 13  (成績でず)
33位 轟 賢二郎 ・ 高橋 賢次 関東自動車工業
  17−13−2−3
61位 石橋 顕 ・ 牧野 幸雄 福岡ヨットクラブ(Team Believe)
  17−DSQ−13−10
65位 城 航太 ・ 梅田 佳英 エス・ピー・ネットワーク
  15−13−DNF−16
 
 RSX級男子  51カ国  117艇参加  国枠25  本日2レース
29位 富澤 慎 関東自動車工業
  9−10−5−19−11
61位 谷 賢二郎 hatano.com
  17−24−21−14−16
92位 小川 達朗 旭化成
  32−28−19−33−32
 
 RSX級女子  29カ国  76艇  国枠20  本日2レース
28位 須長 由季 miki House / TEARS
  18−27−21−9−5
35位 小菅 寧子 ジェイ・ウェル・パートナーズ
  15−16−13−15−26
57位 大西 富士子 桜美林大学
  DNF−19−27−27−32
 
 470級男子  47カ国  114艇参加  国枠21 本日2レース
15位 川田 貴章 ・ 吉田 雄悟 東京大学・東京港埠頭公社
  13−10−3−12
17位 山田 寛 ・ 中村 健一 SLED
  24−3−4−9
31位 前田 弘樹 ・ 谷川 亮介 エス・ピー・ネットワーク
  9−17−9−18
38位 関 一人 ・ 柳川 祥一 関東自動車工業
  5−15−8−BFD
39位 松永 鉄也 ・ 上野 太郎 Three Bond
  RFA−6−13−10
 
47位 石川 裕也 ・ 野呂 英輔 関東自動車工業・日本大学
  28−12−13−21
86位 市野 直樹 ・ 佐藤 翔 関西学院大学
  30−27−24−22
 
 470級女子 34カ国  68艇参加 国枠 13  本日2レース
4位 近藤 愛 ・ 鎌田 奈緒子 アビームコンサルティング
  1−6−10−4
25位 井嶋 千寿子 ・ 加藤 彩香 東亜建設工業
  15−1−19−18
26位 吉迫 由香 ・ 大熊 典子 ベネッセコーポレーション
  OCS−3−4−14
36位 田畑 和歌子 ・ 栗田 直美 福岡経済大学(職員)
  9−13−25−24
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Gusty Phot
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第2レースの1位が効いて24位に踏みとどまる井嶋/加藤
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第1レースのリコールを徐々に挽回し、27位にまで上げてきた吉迫/大熊
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得意の強風コンディションながら、栗田の肩が本調子ではなく実力が発揮できていない田畑/栗田
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第3レース4位でフィニッシュする近藤/鎌田。2位のイタリアが1位のオランダから抗議されたため、トータル3位に浮上
 
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スピンが上げられないほどの強風となった8日。市野/佐藤もスピンポールを付けたままフリーを走る
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第3レースで3位をとり、日本チーム最高位の15位につけた川田/吉田
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この日は毎レース沈をしたという前田/谷川
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第4レースは最終マーク手前まで2位を走りながら、マーク直前で沈をして10位にまで順位を落としてしまった松永/上野
 
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第2レースからは全てシングルでまとめ、順位を上げてきた山田/中村
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第4レースで痛恨のブラックフラッグに引っ掛かってしまった関/柳川
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第3レース、シングルで第1マークを回航した石川/野呂だが、フリーで沈をして13位にまで順位を落としてしまった
 


Index ISAF ワールド チャンピオンシップ (ポルトガル カスカイス) 第7日目
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斎藤 愛子
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コーチボート310艇のうち、係留されているものです。みんな、足舟に乗って、ボートまで運んでもらいます。
9日は朝から風が強く、10時に予定されていた49erの予選レースが17時まで延期になり、13時予定だった470他の種目も延期で風待ちとなりました。ハーバーには40ノットを超える強い風が入り、レースエリアも白波で、とてもレースが行えるコンディションではなかったです。

470女子は昨日の第4レースで3位だったイタリアが失格となり、4位の近藤・鎌田組がトータルで3位にあがりました。また、その影響でポイントが1点あがった井嶋・加藤組が24位にあがり、吉迫・大熊組は1点差で27位に落ちてしまいました。

今日で、スター級とトルネード級の2クラスが最終日となりましたが、19時まで待ち、スターのメダルレースだけやろうと試みたもの、レースは途中で風が強すぎて中止となりました。スター級では上位11カ国が北京五輪への出場枠を獲得しました。
日本の鈴木・和田組は50位に終わり、今回は枠の獲得はなりませんでした。残りの4枠は来年2月にアメリカ・マイアミで開催されるスター級世界選手権の成績から決まります。

今日は結局、どのクラスもレースができずに終わりました。ハーバーは人があふれかえり、居場所がなく、休まらない長い1日でした。明日は10時から49er、13時からレーザー、ラジアル、RSX男女、14時30分からイングリング、そして予備日だった470は予選で最低5レースを行わなければなりませんから、16時20分から男子、17時から女子がそれぞれ1レースをするべく、予定変更になりました。470は明日のレースで決勝フリートの組み分けがきまります。

日本選手の成績:
 
 Star級  32カ国  63艇参加  国枠11 最終結果
50位 鈴木 國央 ・ 和田 大地 和歌山セーリングクラブ・日吉染業
  28−21−27−28−21−21−16−9
 
 レーザー級  60カ国  149艇参加  国枠29  本日レースなし
64位 飯島 洋一 飯島木型
  21−23−38−14−OCS−12−30−5
88位 永井 久規 豊田合成
  18−34−28−25−30−33−24−24
124位 沖西 祥宏 エス・ピー・ネットワーク
  35−27−BFD−34−33−35−27−31
 
 ラジアル級  50カ国  113艇参加  国枠19 本日レースなし
79位 才木 雪代 山口県セーリング連盟
  33−35−33−44−38−48−17
88位 石川 あゆ美 ベネッセコーポレーション
  39−35−39−39−44−32−43
94位 長谷川 哲子 静岡大学
  38−51−53−57−47−38−24
 
 イングリング級  21カ国  35艇参加  国枠10 本日レースなし
27位 重 由美子・堀内 真優美・秋山富喜江 玄海セーリングクラブ
  15−29−22−29−30−17
 
 49er級  31カ国  82艇参加  国枠 13  (成績でず)
33位 轟 賢二郎 ・ 高橋 賢次 関東自動車工業
  17−13−2−3
61位 石橋 顕 ・ 牧野 幸雄 福岡ヨットクラブ(Team Believe)
  17−DSQ−13−10
65位 城 航太 ・ 梅田 佳英 エス・ピー・ネットワーク
  15−13−DNF−16
 
 RSX級男子  51カ国  117艇参加  国枠25  本日予備日
29位 富澤 慎 関東自動車工業
  9−10−5−19−11
61位 谷 賢二郎 hatano.com
  17−24−21−14−16
92位 小川 達朗 旭化成
  32−28−19−33−32
 
 RSX級女子  29カ国  76艇  国枠20  本日予備日
28位 須長 由季 miki House / TEARS
  18−27−21−9−5
35位 小菅 寧子 ジェイ・ウェル・パートナーズ
  15−16−13−15−26
57位 大西 富士子 桜美林大学
  DNF−19−27−27−32
 
 470級男子  47カ国  114艇参加  国枠21 本日レースなし
15位 川田 貴章 ・ 吉田 雄悟 東京大学・東京港埠頭公社
  13−10−3−12
17位 山田 寛 ・ 中村 健一 SLED
  24−3−4−9
31位 前田 弘樹 ・ 谷川 亮介 エス・ピー・ネットワーク
  9−17−9−18
38位 関 一人 ・ 柳川 祥一 関東自動車工業
  5−15−8−BFD
39位 松永 鉄也 ・ 上野 太郎 Three Bond
  RFA−6−13−10
47位 石川 裕也 ・ 野呂 英輔 関東自動車工業・日本大学
  28−12−13−21
86位 市野 直樹 ・ 佐藤 翔 関西学院大学
  30−27−24−22
 
 470級女子 34カ国  68艇参加 国枠 13  本日レースなし
3位 近藤 愛 ・ 鎌田 奈緒子 アビームコンサルティング
  1−6−10−4
24位 井嶋 千寿子 ・ 加藤 彩香 東亜建設工業
  15−1−19−17
27位 吉迫 由香 ・ 大熊 典子 ベネッセコーポレーション
  OCS−3−4−13
36位 田畑 和歌子 ・ 栗田 直美 福岡経済大学(職員)
  9−13−25−24
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斎藤 愛子
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今日は40ノットを越えるガストが入りました。ヘリポートの岸壁で空を飛ぼうと試みている少年達です。長い時間待ちくたびれて、よほど退屈だったのでしょうか。
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斎藤 愛子
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今日でスターはレースが終わり、積込作業の合間にインタビューをうける鈴木・和田組。世界の壁は厚く、高いハードルを乗り越えていかなければなりません。
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斎藤 愛子
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新しい種目に挑戦中の重(左から順)、堀内と久々に話しがはずむ井嶋(470女子)、吉田(470男子)。吉田は唐津出身で、重さんは大先輩です。
 
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強風のためハーバー待機となった9日。陸上でスター級のハイクアウトにチャレンジしてお手上げ状態の松永選手(470級男子)
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スター級のメダルレースが会場でキャンセルされたため、昨日までの成績でトップだったシャイト/パラダ(ブラジル)が優勝となった
 


Index ISAF ワールド チャンピオンシップ (ポルトガル カスカイス) 第8日目
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惜しくも国枠を逃したレーザー級の飯島洋一
10日はレーザー級、ラジアル級の最終日で最終レースとメダルレースが行われました。上位10艇はメダルレースに出て、残りの艇はゴールド、シルバー、などの組のまま、最終レースを行いました。レース前に29位でぎりぎり枠とりに残っていた日本はシルバーフリートのレースで、キプロスと最後の枠をかけて戦いましたが、逆転されてしまい、惜しくも今回五輪の国枠を獲得することができませんでした。ラジアル級は上位19カ国しか枠がありませんから、ゴールドフリートの上位にはいった国が枠を獲得でした。日本は来年1月にオーストラリアで開催されるレーザーワールドで残りの10枠と3月にニュージーランドで開催されるラジアルワールドで残りの6枠に望みをかけます。この2クラスは本日で世界選手権を終了しました。

イングリング級は2レースを行い、重組は1上マークをトップ10内で回航しながらも、後半に持ちこたえることができずに次第に遅れていく展開になってしまいました。このクラスではイギリスが圧倒的な強さを見せており、明日のメダルレースを前にワンツーを固めています。トップ10に入らなかったチームは明日最終レースを行います。

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斎藤 愛子
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あと1番だったのに・・・・来年のワールドで必ず枠をとれるよう、また練習を重
ねます。ああ、悔しい・・・
49er級はスケジュールが1日遅れになっていますが、今日までで予選グループに必要な8レースを完了することができました。本当は今日から決勝の予定でしたが、明日からゴールド(25艇)、シルバー、ブロンズの3グループに分かれて決勝レースが始まります。日本は残念ながらゴールドフリートに入ることができませんでしたが、轟組も石橋組もいくつかいいレースができていますから、後半の盛り返しに期待します。

RSX男女は2レースを行い、470男女は1レースを終えて予選を終了しました。
明日から決勝レースが始まります。男子の山田・中村組、女子の近藤・鎌田組がそれぞれ5位につけています。また、男子は4艇、4艇、女子も3艇がゴールドフリートに残っています。女子はレースが終了してハーバーに戻ったのが夜の20:30で、強まった北風の中で、セールやマストを破損する艇が続出しました。

明日はスケジュールどおり、残りの全クラスがレースを行います。

日本選手の成績:
 
 Star級  32カ国  63艇参加  国枠11 最終結果
50位 鈴木 國央 ・ 和田 大地 和歌山セーリングクラブ・日吉染業
  28−21−27−28−21−21−16−9
 
 レーザー級  60カ国  149艇参加  国枠29  最終結果
64位 飯島 洋一 飯島木型
  21−23−38−14−OCS−12−30−5−19
90位 永井 久規 豊田合成
  18−34−28−25−30−33−24−24−38
113位 沖西 祥宏 エス・ピー・ネットワーク
  35−27−BFD−34−33−35−27−31−14
 
 ラジアル級  50カ国  113艇参加  国枠19 最終結果
82位 才木 雪代 山口県セーリング連盟
  33−35−33−44−38−48−17−33
91位 石川 あゆ美 ベネッセコーポレーション
  39−35−39−39−44−32−43−37
92位 長谷川 哲子 静岡大学
  38−51−53−57−47−38−24−24
 
 イングリング級  21カ国  35艇参加  国枠10 本日2レース
28位 重 由美子・堀内 真優美・秋山富喜江 玄海セーリングクラブ
  15−29−22−29−30−17−24−21
 
 49er級  31カ国  82艇参加  国枠 13  本日までに8レース
37位 轟 賢二郎 ・ 高橋 賢次 関東自動車工業
  17−13−2−3−8−DNF−10−9
55位 石橋 顕 ・ 牧野 幸雄 福岡ヨットクラブ(Team Believe)
  17−DSQ−13−10−16−8−14−9
72位 城 航太 ・ 梅田 佳英 エス・ピー・ネットワーク
  15−13−DNF−16−DNF−DNF−DNF−DNF
 
 RSX級男子  51カ国  117艇参加  国枠25  本日2レース
29位 富澤 慎 関東自動車工業
  9−10−5−19−11−25−31
69位 谷 賢二郎 hatano.com
  17−24−21−14−16−30−37
93位 小川 達朗 旭化成
  32−28−19−33−32−22−13
 
 RSX級女子  29カ国  76艇  国枠20  本日2レース
34位 須長 由季 miki House / TEARS
  18−27−21−9−5−33−25
37位 小菅 寧子 ジェイ・ウェル・パートナーズ
  15−16−13−15−26−28−31
52位 大西 富士子 桜美林大学
  DNF−19−27−27−32−9−14
 
 470級男子  47カ国  114艇参加  国枠21 本日1レース
5位 山田 寛 ・ 中村 健一 SLED
  24−3−4−9−2
24位 川田 貴章 ・ 吉田 雄悟 東京大学・東京港埠頭公社
  13−10−3−12−30
31位 前田 弘樹 ・ 谷川 亮介 エス・ピー・ネットワーク
  9−17−9−18−9
33位 関 一人 ・ 柳川 祥一 関東自動車工業
  5−15−8−BFD−17
40位 松永 鉄也 ・ 上野 太郎 Three Bond
  RFA−6−13−10−23
52位 石川 裕也 ・ 野呂 英輔 関東自動車工業・日本大学
  28−12−13−21−18
89位 市野 直樹 ・ 佐藤 翔 関西学院大学
  30−27−24−22−25
 
 470級女子 34カ国  68艇参加 国枠 13  本日1レース
5位 近藤 愛 ・ 鎌田 奈緒子 アビームコンサルティング
  1−6−10−4−5
19位 吉迫 由香 ・ 大熊 典子 ベネッセコーポレーション
  OCS−3−4−13−19
26位 井嶋 千寿子 ・ 加藤 彩香 東亜建設工業
  15−1−19−17−13
35位 田畑 和歌子 ・ 栗田 直美 福岡経済大学(職員)
  9−13−25−24−7
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レーザー級のメダルレース。オン・ザ・ウオーター・ジャッジが実施されるため、メダルレースには3艇のジュリーボートが張り付く
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レーザー級で優勝を決めたオーストラリアのトム・スリングスビー選手
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レーザーラジアル級メダルレースのスタート。好スタートを切った中国のシュ・リージャ選手が総合9位に食い込んだ
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ブロンズフリートに落ちてしまった49er級の石橋/牧野。
 
Index ISAF ワールド チャンピオンシップ (ポルトガル カスカイス) 第9日目
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斎藤 愛子
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オランダの追撃をうけながらも、1下マークをトップで回航する近藤・鎌田組。軽風だけが得意な日本選手のイメージはもうなくなりました。吹いても、互角の走りで迫っています。
今日はカスカイスの普通の夏の海風パターンで13時から北西の風があがり、順当にスケジュールを消化しました。今日でイングリング級とフィン級が最終日となり、メダルレースと最終レースが行われました。重・堀内・秋山組は30位に終わり、今大会での北京五輪国枠は獲得できませんでした。

49er級ではシルバーフリートの轟・高橋組がトップをとり、総合順位も33位にあげました。49erはシルバーフリートから1カ国だけ枠がとれることになりますので、轟組は26位を目指して、もうひとがんばりです。

RSX男子は富澤がゴールドフリートで奮闘していますが、やや強めの風では、スピード負けする部分もあり、苦戦しています。しかしながら、国際大会でも活躍する香港の選手がひとりもゴールドフリートに残れなかった中で、富澤が残れたこと、国枠を確保できる位置にいることは、ただ驚くばかりのようです。

RSX女子もやや強めの強弱がある風に翻弄されて、うまく組み立てられていません。明日は上位10艇がメダルレース、残りは最終のフリートレースです。

エリア5で13時からレースを行った470女子では、近藤・鎌田組が強風・番長のオランダ、フランスをむこうにまわし、前半はトップをキープする快走を見せました。更に強まった風の中では、オランダに抜かれてしまったもの、フランスには抜かれずにふみとどまり、2位をキープ。続くレースでも5位で入り、トータル3位にあがりました。ライバルのスエーデンが1レースをトラブルでリタイアしましたから、捨てがなくなり、イギリスも13位をとって失敗しています。明日の2レースでメダルレースへ残るトップ10が決まります。

引き続き行われた男子は、「エリア5はうそをつかない。覚悟してレースしましょう。」と毎朝の気象情報に書き添えるのですが、海に線を引いたように手前と向こう側とで、風と波のコンディションが異なります。沖側に入ると25ノットのガストが入り、白波まじりの巨大なうねりが入り、沈艇も続出します。このコンディションでは苦戦をしいられ、山田・中村組は17位に後退しました。しかし、上位は僅差なので、明日の2レースでメダルレースに残れるように追い込みを期待します。

明日はRSX男女が最終日となります。13日の大会最後は49er、470男女がメダルレースです。

日本選手の成績:
 
 Star級  32カ国  63艇参加  国枠11 最終結果
50位 鈴木 國央 ・ 和田 大地 和歌山セーリングクラブ・日吉染業
  28−21−27−28−21−21−16−9
 
 レーザー級  60カ国  149艇参加  国枠29  最終結果
64位 飯島 洋一 飯島木型
  21−23−38−14−OCS−12−30−5−19
90位 永井 久規 豊田合成
  18−34−28−25−30−33−24−24−38
113位 沖西 祥宏 エス・ピー・ネットワーク
  35−27−BFD−34−33−35−27−31−14
 
 ラジアル級  50カ国  113艇参加  国枠19 最終結果
82位 才木 雪代 山口県セーリング連盟
  33−35−33−44−38−48−17−33
91位 石川 あゆ美 ベネッセコーポレーション
  39−35−39−39−44−32−43−37
92位 長谷川 哲子 静岡大学
  38−51−53−57−47−38−24−24
 
 イングリング級  21カ国  35艇参加  国枠10 最終結果
30位 重 由美子・堀内 真優美・秋山富喜江 玄海セーリングクラブ
  15−29−22−29−30−17−24−21−21
 
 49er級  31カ国  82艇参加  国枠 13  本日2レース
33位 轟 賢二郎 ・ 高橋 賢次 関東自動車工業
  17−13−2−3−8−DNF−10−9−1−13
54位 石橋 顕 ・ 牧野 幸雄 福岡ヨットクラブ(Team Believe)
  17−DSQ−13−10−16−8−14−9−2−2
68位 城 航太 ・ 梅田 佳英 エス・ピー・ネットワーク
  15−13−DNF−16−DNF−DNF−DNF−DNF−15−4
 
 RSX級男子  51カ国  117艇参加  国枠25  本日2レース
33位 富澤 慎 関東自動車工業
  9−10−5−19−11−25−31−33−27
70位 谷 賢二郎 hatano.com
  17−24−21−14−16−30−37−24−31
87位 小川 達朗 旭化成
  32−28−19−33−32−22−13−1−38
 
 RSX級女子  29カ国  76艇  国枠20  本日2レース
34位 小菅 寧子 ジェイ・ウェル・パートナーズ
  15−16−13−15−26−28−31−29−21
35位 須長 由季 miki House / TEARS
  18−27−21−9−5−33−25−28−32
52位 大西 富士子 桜美林大学
  DNF−19−27−27−32−9−14−20−10
 
 470級男子  47カ国  114艇参加  国枠21 本日2レース
17位 山田 寛 ・ 中村 健一 SLED
  24−3−4−9−2−19−36
31位 前田 弘樹 ・ 谷川 亮介 エス・ピー・ネットワーク
  9−17−9−18−9−31−28
33位 関 一人 ・ 柳川 祥一 関東自動車工業
  5−15−8−BFD−17−27−23
35位 川田 貴章 ・ 吉田 雄悟 東京大学・東京港埠頭公社
  13−10−3−12−30−35−29
55位 松永 鉄也 ・ 上野 太郎 Three Bond
  RFA−6−13−10−23−15−28
58位 石川 裕也 ・ 野呂 英輔 関東自動車工業・日本大学
  28−12−13−21−18−18−20
95位 市野 直樹 ・ 佐藤 翔 関西学院大学
  30−27−24−22−25−27−38
 
 470級女子 34カ国  68艇参加 国枠 13  本日2レース
3位 近藤 愛 ・ 鎌田 奈緒子 アビームコンサルティング
  1−6−10−4−5−2−5
15位 吉迫 由香 ・ 大熊 典子 ベネッセコーポレーション
  OCS−3−4−13−19−19−6
27位 井嶋 千寿子 ・ 加藤 彩香 東亜建設工業
  15−1−19−17−13−26−23
39位 田畑 和歌子 ・ 栗田 直美 福岡経済大学(職員)
  9−13−25−24−7−17−17
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第6レース(決勝1レースめ)、トップで第1マークにアプローチする近藤/鎌田
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メダルレースを狙って土俵際の戦いが続く吉迫/大熊
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決勝ではシルバーフリートで戦うことになった田畑/栗田
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メダルレースの第2上マークでバウクルーが落水してしまったイギリスチーム
 
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落水にもめげず、見事優勝を決めて抱き合うイギリスのエイトン/ウェブ/ウィルソン
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エイトン組が金メダル、シャーリー組が銅メダルを獲得し、2枚のユニオンジャックが翻ったイングリング級
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メダルレースで銀メダルを決め、歓喜のバック転を見せてくれたオランダのピーター・ヤン・ポスマ
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強風で苦しい戦いが続く、関/柳川
 
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ワールド初参戦でゴールドフリート入りした川田/吉田
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第7レースの第1マークを回航する前田/谷川
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初のワールドはシルバーフリートとなった石川/野呂
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昨年に続きシルバーフリート落ちを喫してしまった松永/上野
 


Index ISAF ワールド チャンピオンシップ (ポルトガル カスカイス) 第10日目
12日はRSX男女が最終レースとメダルレースを行い、男子の富澤慎が33位、女子は須長由季が34位をとり、国枠を取りました。RSX級は来年1月にニュージーランドのオークランド(タカプナビーチ)で開催される世界選手権が代表選考になります。

49erは2レースを行いました。国枠がかかったシルバーフリートの上位の中で、轟・高橋組は35位に後退し、明日の最終レース1レースだけでは逆転が難しい状況になってきました。

470男子は前田・谷川組が2レースを6−5とまとめ、31位から19位に大きくあがりました。山田・中村組が17位で日本勢のトップをいきますが、上位10によるメダルレースへの進出はなりませんでした。

470女子は近藤・鎌田組がエリア5のアウター(常に風が強い場所です)で、今日もオランダ、フランスにくらいついていき、3位をキープしました。すぐ背後にはイギリスが2点差、スエーデンが3点差で迫っています。明日のメダルレースは、必ず得点を数えなければならず、しかも倍の得点(1位は2点、2位は4点・・・)となります。2位のフランスとは16点、逆転が可能な点数ではありますが、銅メダル争いに意欲を燃やしているイギリスとスエーデンの猛追を近藤・鎌田が受けてたつようになるのでしょうか。

残ったのは、49er,470男女の3クラスです。明日最終日です。

日本選手の成績:
 
 49er級  31カ国  82艇参加  国枠 13  本日2レース
35位 轟 賢二郎 ・ 高橋 賢次 関東自動車工業
  17−13−2−3−8−DNF−10−9−1−13−16−10
54位 石橋 顕 ・ 牧野 幸雄 福岡ヨットクラブ(Team Believe)
  17−DSQ−13−10−16−8−14−9−2−2−7−4
68位 城 航太 ・ 梅田 佳英 エス・ピー・ネットワーク
  15−13−DNF−16−DNF−DNF−DNF−DNF−15−4−10−17
 
 RSX級男子  51カ国  117艇参加  国枠25  最終結果(本日1レース)
33位 富澤 慎 関東自動車工業
  9−10−5−19−11−25−31−33−27−17
69位 谷 賢二郎 hatano.com
  17−24−21−14−16−30−37−24−31−26
91位 小川 達朗 旭化成
  32−28−19−33−32−22−13−1−38−5
 
 RSX級女子  29カ国  76艇  国枠20  最終結果(本日1レース)
34位 須長 由季 miki House / TEARS
  18−27−21−9−5−33−25−28−32−21
37位 小菅 寧子 ジェイ・ウェル・パートナーズ
  15−16−13−15−26−28−31−29−21−25
50位 大西 富士子 桜美林大学
  DNF−19−27−27−32−9−14−20−10−15
 
 470級男子  47カ国  114艇参加  国枠21 本日2レース
17位 山田 寛 ・ 中村 健一 SLED
  24−3−4−9−2−19−36−22−7
19位 前田 弘樹 ・ 谷川 亮介 エス・ピー・ネットワーク
  9−17−9−18−9−31−28−6−5
31位 関 一人 ・ 柳川 祥一 関東自動車工業
  5−15−8−BFD−17−27−23−12−31
32位 川田 貴章 ・ 吉田 雄悟 東京大学・東京港埠頭公社
  13−10−3−12−30−35−29−27−22
51位 石川 裕也 ・ 野呂 英輔 関東自動車工業・日本大学
  28−12−13−21−18−18−20−21−1
57位 松永 鉄也 ・ 上野 太郎 Three Bond
  RFA−6−13−10−23−15−28−26−16
90位 市野 直樹 ・ 佐藤 翔 関西学院大学
  30−27−24−22−25−27−38−7−7
 
 470級女子 34カ国  68艇参加 国枠 13  本日2レース
3位 近藤 愛 ・ 鎌田 奈緒子 アビームコンサルティング
  1−6−10−4−5−2−5−6−9
12位 吉迫 由香 ・ 大熊 典子 ベネッセコーポレーション
  OCS−3−4−13−19−19−6−9−17
28位 井嶋 千寿子 ・ 加藤 彩香 東亜建設工業
  15−1−19−17−13−26−23−25−20
38位 田畑 和歌子 ・ 栗田 直美 福岡経済大学(職員)
  9−13−25−24−7−17−17−18−1
 
 Star級  32カ国  63艇参加  国枠11 最終結果
50位 鈴木 國央 ・ 和田 大地 和歌山セーリングクラブ・日吉染業
  28−21−27−28−21−21−16−9
 
 レーザー級  60カ国  149艇参加  国枠29  最終結果
64位 飯島 洋一 飯島木型
  21−23−38−14−OCS−12−30−5−19
90位 永井 久規 豊田合成
  18−34−28−25−30−33−24−24−38
113位 沖西 祥宏 エス・ピー・ネットワーク
  35−27−BFD−34−33−35−27−31−14
 
 ラジアル級  50カ国  113艇参加  国枠19 最終結果
82位 才木 雪代 山口県セーリング連盟
  33−35−33−44−38−48−17−33
91位 石川 あゆ美 ベネッセコーポレーション
  39−35−39−39−44−32−43−37
92位 長谷川 哲子 静岡大学
  38−51−53−57−47−38−24−24
 
 イングリング級  21カ国  35艇参加  国枠10 最終結果
30位 重 由美子・堀内 真優美・秋山富喜江 玄海セーリングクラブ
  15−29−22−29−30−17−24−21−21
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ゴールドフリートで苦しい戦いが続く井嶋/加藤
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第9レースでトップフィニッシュを決めて、シルバーフリート6番手まで順位を回復した田畑/栗田
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第8・9レースと連続トップフィニッシュで独走態勢のデ・コーニング/ベルクハウト(オランダ)。9レース中5回トップを引くなど強風では手が付けられないスピードを見せた
 
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2年連続のメダルレース出場を決めた近藤/鎌田(手前)。写真奥は、後半の猛追及ばず12位に終わり、惜しくもメダルレース出場を逃した吉迫/大熊
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第8・9レースを5−6位とシングルでまとめ、20位にまで順位を上げた前田/谷川
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この日の2レースにメダルレース出場の最後の望みを託した山田/中村だったが、18位に終わりメダルレースを逃した
 


Index ISAF ワールド チャンピオンシップ (ポルトガル カスカイス) 第11日目(最終日)
ISAFワールドも最終日となり、470男女と49erの最終レースとメダルレースが行われました。

期待の近藤・鎌田組は、日本チームの中で唯一メダルレースに進んだのですが、スタートから飛び出したイギリスがそのままトップでフィニッシュ、近藤・鎌田は5位に終わり、トータルで逆転されて4位になりました。最終日まで守ってきた3位がキープできずに悔しい限りですが、「今日のイギリスはスタートからスピードが違ってました。凄いすべりで、追いつけませんでした。(鎌田)」「悔しいです(近藤)」とつかれた表情で世界選手権を終えました。でも、昨年の2位をとった中国では軽風が多かったので、今回、本当に吹いたシリーズでメダル争いに最後まで残ってこられたことは、大きな進歩であり、また、来年のメルボルンでの世界選手権に続きます。次の中国で開催されるテストイベントでは逆襲を期待します。

470男子、470女子はこの大会で五輪出場の国枠を獲得しました。470男女は11月に広島で開催される国内選考、1月にオーストラリアで開催される世界選手権の合計ポイントが代表選考になります。日本はこの2種目にRSX男女を加えた4種目で国枠を獲得しました。

長い大会で、選手、サポートともに、くたびれた大会でした。開催のポルトガルは不可能と思われた規模の大会を限られたスペースで効率よく運営し、メディア対応もかつてないほどのプロフェッショナルな体制で素晴らしい演出をしてくれました。今後、セーリングがより多くのメディアでとりあげられていくよう、これからも工夫をしていきたいと思います。今大会期間中、たくさんの方から応援をいただき、ありがとうございました。470女子のメダルを逃して悔しい限りの結果ですが、今後につなげていきたいと思います。

日本選手の成績:
 
 Star級  32カ国  63艇参加  国枠11 最終結果
50位 鈴木 國央 ・ 和田 大地 和歌山セーリングクラブ・日吉染業
  28−21−27−28−21−21−16−9
 
 レーザー級  60カ国  149艇参加  国枠29  最終結果
64位 飯島 洋一 飯島木型
  21−23−38−14−OCS−12−30−5−19
90位 永井 久規 豊田合成
  18−34−28−25−30−33−24−24−38
113位 沖西 祥宏 エス・ピー・ネットワーク
  35−27−BFD−34−33−35−27−31−14
 
 ラジアル級  50カ国  113艇参加  国枠19 最終結果
82位 才木 雪代 山口県セーリング連盟
  33−35−33−44−38−48−17−33
91位 石川 あゆ美 ベネッセコーポレーション
  39−35−39−39−44−32−43−37
92位 長谷川 哲子 静岡大学
  38−51−53−57−47−38−24−24
 
 イングリング級  21カ国  35艇参加  国枠10 最終結果
30位 重 由美子・堀内 真優美・秋山富喜江 玄海セーリングクラブ
  15−29−22−29−30−17−24−21−21
 
 49er級  31カ国  82艇参加  国枠 13  本日1レース
35位 轟 賢二郎 ・ 高橋 賢次 関東自動車工業
  17−13−2−3−8−DNF−10−9−1−13−16−10−16
54位 石橋 顕 ・ 牧野 幸雄 福岡ヨットクラブ(Team Believe)
  17−DSQ−13−10−16−8−14−9−2−2−7−4−27
68位 城 航太 ・ 梅田 佳英 エス・ピー・ネットワーク
  15−13−DNF−16−DNF−DNF−DNF−DNF−15−4−10−17−27
 
 RSX級男子  51カ国  117艇参加  国枠25  最終結果(本日1レース)
33位 富澤 慎 関東自動車工業
  9−10−5−19−11−25−31−33−27−17
69位 谷 賢二郎 hatano.com
  17−24−21−14−16−30−37−24−31−26
91位 小川 達朗 旭化成
  32−28−19−33−32−22−13−1−38−5
 
 RSX級女子  29カ国  76艇  国枠20  最終結果(本日1レース)
34位 須長 由季 miki House / TEARS
  18−27−21−9−5−33−25−28−32−21
37位 小菅 寧子 ジェイ・ウェル・パートナーズ
  15−16−13−15−26−28−31−29−21−25
50位 大西 富士子 桜美林大学
  DNF−19−27−27−32−9−14−20−10−15
 
 470級男子  47カ国  114艇参加  国枠21 本日1レース(最終結果)
15位 山田 寛 ・ 中村 健一 SLED
  24−3−4−9−2−19−36−22−7−4
20位 前田 弘樹 ・ 谷川 亮介 エス・ピー・ネットワーク
  9−17−9−18−9−31−28−6−5−10
32位 関 一人 ・ 柳川 祥一 関東自動車工業
  5−15−8−BFD−17−27−23−12−31−29
33位 川田 貴章 ・ 吉田 雄悟 東京大学・東京港埠頭公社
  13−10−3−12−30−35−29−27−22−22
50位 石川 裕也 ・ 野呂 英輔 関東自動車工業・日本大学
  28−12−13−21−18−18−20−21−1−6
53位 松永 鉄也 ・ 上野 太郎 Three Bond
  RFA−6−13−10−23−15−28−26−16−4
88位 市野 直樹 ・ 佐藤 翔 関西学院大学
  30−27−24−22−25−27−38−7−7−6
 
 470級女子 34カ国  68艇参加 国枠 13  本日1レース(最終結果)
4位 近藤 愛 ・ 鎌田 奈緒子 アビームコンサルティング
  1−6−10−4−5−2−5−6−9−5(10)
11位 吉迫 由香 ・ 大熊 典子 ベネッセコーポレーション
  OCS−3−4−13−19−19−6−9−17−2
29位 井嶋 千寿子 ・ 加藤 彩香 東亜建設工業
  15−1−19−17−13−26−23−25−20−17
38位 田畑 和歌子 ・ 栗田 直美 福岡経済大学(職員)
  9−13−25−24−7−17−17−18−1−2
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3位でメダルレースにエントリーした近藤/鎌田は、スタートで4位のイギリスに風下から突き上げられ苦しいスタートとなり、そのままリードを許してしまった
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メダルレース第1マーク、先行するイギリスを必死で追う近藤/鎌田だが、徹底的にカバーされて銅メダルを奪われた
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メダルレースで優勝を決め、フィニッシュ後にハルの上で雄叫びを上げるオランダのデ・コーニング/ベルコウ
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男子470級のメダルセレモニー。オーストラリアのウィルモット/ペイジがチャンピオンに返り咲いた
 


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