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Breitling Regatta

斎藤 愛子氏のレポートです
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Breitling Regatta
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軽風のリーチング
※470女子の田畑・栗田組が優勝。!!

関連サイト:
大会全体のサイト http://www.breitlingregatta.org/2007/default.asp
成績
http://www.breitlingregatta.org/2007/results/

Index Breitling Regatta 第1日目
5月23日から27日の日程で、国際セーリング連盟(ISAF)グレード1のBreitling Regattaがオランダのメデンブリックで開催されます。メデンブリックはアムステルダムの北70kmのアイセル湖沿岸の小さな街です。以前は「スパレガッタ」とよばれて、1985年から開催されていますが、今年から新しいスポンサーのBreitlingが冠大会となっています。

日本からは下記の選手が参加しています。初日はイングリングの重組がオープニングレースで1位、20時にまだレースをしていた第3レースでは470女子の近藤組がトップをとりました。午前中は風が吹かないのではないかと心配されたのですが、日の長いオランダでは夜スタートもありで、予定されていた3レースを消化することができました。

RSXの成績はPC処理のエラーからか、正式なものが現段階ではでていません。

レースは26日までフリートレースを行い、26日夕方からクラス別にメダルレースが始まります。

日本選手の成績:

RSX女子 17カ国 27艇参加 本日2レース
大会公式記録がでていません。
小菅 寧子  (ジェイ・ウェル・パートナーズ)

ラジアル  30カ国 75艇参加   本日3レース
61位 蛭田 香名子 (琉球大学)
    28−34−25

470男子 21カ国 52艇参加 本日3レース
7位 川田 貴章 / 吉田 雄悟 (東京大学/東京港埠頭公社) 
    6−23−3

470女子 21カ国 33艇参加 本日3レース
11位 田畑 和歌子 / 栗田 直美 (福岡経済大学職員)
    OCS−5−4
25位 近藤 愛 / 鎌田 奈緒子 (アビームコンサルティング) 
    OCS−OCS−1

イングリング 18カ国 30艇参加 本日3レース
10位 重 由美子 / 堀内 真優美 / 秋山 富喜江 (玄海セーリング)
    1−16−16



Index Breitling Regatta 第2日目
大会2日目も天気がよく、風があまり強くないコンディションでRSX女子は2レース、他クラスは3レースを行いました。470男子の川田・吉田組はトップレベルの選手が揃う中で7位につけています。川田は現役東大生、470での初ヨーロッパ遠征の大会ですが、クルーの吉田は法政大学現役の時にトルコでのユニバシヤード代表で海外レースに出ています。また、女子は田畑・栗田組が総合3位にあがりました。
栗田は肩の故障でしばらく休んでいましたが、メデンブリックが復帰最初のレースとなっています。

RSX女子も4レースを消化し、小菅は初日よりも上位で走れるようになりました。
トップ10だけが最後のメダルレースに進出しますから、トータル12位はあとひとふんばりが必要です。

日本選手の成績: 5レース以上実施されたクラスは最も悪いレース1レースをカットした成績です。

RSX女子 17カ国 26艇参加 本日2レース
12位 小菅 寧子  (ジェイ・ウェル・パートナーズ)
    12−16−9−9

ラジアル  30カ国 75艇参加   本日3レース
61位 蛭田 香名子 (琉球大学)
    28−(34)−25−24−28−28

470男子 21カ国 52艇参加 本日3レース
7位 川田 貴章 / 吉田 雄悟 (東京大学/東京港埠頭公社) 
    6−23−3−3−10−(26)

470女子 21カ国 33艇参加 本日3レース
3位 田畑 和歌子 / 栗田 直美 (福岡経済大学職員) 
    (OCS)−5−4ー15−1−5
15位 近藤 愛 / 鎌田 奈緒子 (アビームコンサルティング) 
    (OCS)−OCS−1−12−4−18

イングリング 18カ国 30艇参加 本日3レース
12位 重 由美子 / 堀内 真優美 / 秋山 富喜江 (玄海セーリング)
    1−16−16−(24)−10−21



Index Breitling Regatta 第3日目
大会3日目は午前中風がなく、11時予定のスタート時刻が1−2時間延期されたものの、その後は各クラス2ないし3レースを行い、前半の9レースを終えました。グループ分けしていたレーザーラジアルはここまでの成績で4日目からはゴールド、シルバーの上位・下位フリートに別れての決勝レースとなります。1グループの470男女、RSX女子、イングリングはそのまま1グループでレース続行となります。

470女子の田畑・栗田組は大きく崩さずにレースができており、2位にあがりました。トップと3点差ですが、1−6位までも13点のうちにあり、26日に予定されている3レースの結果でメダルレースに進出する10艇が決まります。OCSを2回とり、1しかカットできない近藤・鎌田組もじりじりと追い上げ、10位に入ってきました。また、RSXの小菅も11位、470男子の川田・吉田組も10位と、ボーダーラインなので、26日はふんばりどころです。

ここまで順調にきたレースですが、26日は天気が崩れ、雨模様の1日になりそうです。日本選手の頑張りに期待します。

日本選手の成績: 5レース以上実施されたクラスは最も悪いレース1レースをカットした成績です。

RSX女子 17カ国 26艇参加 本日2レース
11位 小菅 寧子  (ジェイ・ウェル・パートナーズ)
    12−(16)−9−9−10−8

ラジアル  30カ国 75艇参加   本日3レース
63位 蛭田 香名子 (琉球大学)
    28−34−25−24−28−28ー(35)−28−28

470男子 21カ国 52艇参加 本日3レース
10位 川田 貴章 / 吉田 雄悟 (東京大学/東京港埠頭公社) 
    6−23−3−3−10−26ー16−10−30

470女子 21カ国 33艇参加 本日3レース
2位 田畑 和歌子 / 栗田 直美 (福岡経済大学職員) 
    (OCS)−5−4ー15−1−5ー6−7−16
10位 近藤 愛 / 鎌田 奈緒子 (アビームコンサルティング) 
    (OCS)−OCS−1−12−4−18ー4−3−9

イングリング 18カ国 30艇参加 本日3レース
17位 重 由美子 / 堀内 真優美 / 秋山 富喜江 (玄海セーリング)
    1−16−16−(24)−10−21ー24−10−29



Index Breitling Regatta 第4日目
終盤のがんばりどころとなった第4日は3レースが行われ、470女子の田畑・栗田組は2位をキープしています。トップのスロベニアとは1点差、1位から4位までが3点差で、最終日のメダルレースに入ります。近藤・鎌田組はこのシリーズでOCS(スタート時の失格)を3回とりましたが、それでも10位ということは、グループ全体の成績が荒れているということです。470女子は田畑組、近藤組の2チームがメダルレースに残りました。

470男子の川田・吉田組とRSX女子の小菅はともに12位で、残念ながら、今回はメダルレースに残ることができませんでした。470男子は第4日にメダルレースを実施し、イタリアのザンドナ・トラニ組(2003年の世界チャンピオンです)が圧倒的なポイント差で優勝を決めています。また、イングリングもメダルレースを終了し、イギリスのエイトン組が優勝しました。

最終日は田畑・栗田組が優勝をかけてのメダルレースとなりますので、応援をよろしくお願いします。

日本選手の成績: 5レース以上実施されたクラスは最も悪いレース1レースをカットした成績です。

RSX女子 17カ国 26艇参加 本日3レース
12位 小菅 寧子  (ジェイ・ウェル・パートナーズ)
    12−(16)−9−9−10−8ー10−11−14

ラジアル  30カ国 75艇参加   本日3レース
58位 蛭田 香名子 (琉球大学)
    28−34−25−24−28−28ー(35)−28−28ー13−10−8

470男子 21カ国 52艇参加 本日3レース
12位 川田 貴章 / 吉田 雄悟 (東京大学/東京港埠頭公社) 
    6−23−3−3−10−26ー16−10−29−19−17−27

470女子 21カ国 33艇参加 本日3レース
2位 田畑 和歌子 / 栗田 直美 (福岡経済大学職員) 
    (OCS)−5−4ー15−1−5ー6−7−16ー5−3−10
10位 近藤 愛 / 鎌田 奈緒子 (アビームコンサルティング) 
    (OCS)−OCS−1−12−4−18ー4−3−9ー7−OCS−4

イングリング 18カ国 30艇参加 本日3レース
16位 重 由美子 / 堀内 真優美 / 秋山 富喜江 (玄海セーリング)
    1−16−16−(24)−10−21ー24−10−29ー17−16−5



Index Breitling Regatta 第5日目(最終日)
470女子の田畑・栗田組が優勝しました!

オランダ・メデンブリックで開催されていたBreitling Regattaで470女子の田畑・栗田組(福岡経済大学職員)が最終日のメダルレースでトップをとり、総合でも1位、見事優勝しました。肩の故障から今年に入って治療・リハビリに専念していたクルーの栗田ですが、復帰最初の大会での優勝は大きな自信となったことと思います。弱めの風が多いシリーズだったのも幸いしたかもしれませんが、OCSが多くて荒れた大会の中、安定したスコアで見事な成績を出してくれました。また、同じくメダルレースに残った近藤・鎌田組はメダルレース3位でしたが、総合は点差が大きかったのを取り戻せず、10位で終わりました。

メダルレース以外にも最終レースを予定していましたが、風が弱く、中止となりました。従って、11位以下の成績は昨日のままとなります。

470は引き続き、6月5日からギリシャのテサロニキで開催されるヨーロッパ選手権への参加となります。Breitling Regattaは本日で終了いたします。5日間にわたる大会の間、応援をいただき、ありがとうございました。

日本選手の成績: 5レース以上実施されたクラスは最も悪いレース1レースをカットした成績です。

RSX女子 17カ国 26艇参加 最終成績
12位 小菅 寧子  (ジェイ・ウェル・パートナーズ)
    12−(16)−9−9−10−8ー10−11−14

ラジアル  30カ国 75艇参加   最終成績
58位 蛭田 香名子 (琉球大学)
    28−34−25−24−28−28ー(35)−28−28ー13−10−8

470男子 21カ国 52艇参加 最終成績
12位 川田 貴章 / 吉田 雄悟 (東京大学/東京港埠頭公社) 
    6−23−3−3−10−26ー16−10−(29)−19−17−27

470女子 21カ国 33艇参加 メダルレース
1位 田畑 和歌子 / 栗田 直美 (福岡経済大学職員) 
    (OCS)−5−4ー15−1−5ー6−7−16ー5−3−10−1
10位 近藤 愛 / 鎌田 奈緒子 (アビームコンサルティング) 
    (OCS)−OCS−1−12−4−18ー4−3−9ー7−OCS−4−3

イングリング 18カ国 30艇参加 本日3レース
16位 重 由美子 / 堀内 真優美 / 秋山 富喜江 (玄海セーリング)
    1−16−16−24−10−21ー24−10−(29)ー17−16−5

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スキッパーの田畑選手
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クルーの栗田選手
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栗田復帰最初のレガッタで優勝は特別にうれしいです
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軽風のシリーズでこぎまくりの小菅選手(RSX女子)
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前半は好調の川田・吉田組(470男子)。後半、強めの風で混戦の中、ねばりきれませんでした
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吹いたレースで力の入る重(スキッパー)、秋山(ミドルクルー)、堀内(フォアハンド)。ひたすら、練習あるのみです。


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