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470級世界選手権大会

斎藤 愛子氏のレポートです

Photo:斉藤 愛子
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※近藤 愛・鎌田 奈緒子組が470女子クラスで銀メダル獲得。!!
関連サイト:
大会のサイト
http://470.rz.gov.cn/
全体の成績 http://470.rz.gov.cn/sfsjg/

Index 470級世界選手権大会のお知らせ
Photo:斉藤 愛子
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計測は150艇でたいへんでした。3日間かかりました。
470級世界選手権大会のお知らせ

2006年470級世界選手権大会が下記のとおり開催されます。日本から男子5チーム、女子4チームが参加しますので、7日の初日から成績をお送りします。

日程:
9月 4日− 6日 受付、計測、プラクティスレース
9月 7日− 9日 予選レース
9月10日−12日 決勝グループによるレース
9月13日      メダルレース(上位10艇によるファイナルレース)

場所:
中国 山東省 日照 (Rizhao)
先週、オリンピックテストイベントが開催された青島と同じ山東省ですが、青島からは150kmほど南へ移動した場所です。古くは日本に石炭を輸出していた港町で、現在は水上スポ−ツの基地として来年を目標に地域開発を行っている場所です。大学が8校あり、文化都市を目指しています。

日本からの参加選手

470男子 89艇参加
松永 鉄也 ・ 上野 太郎 (Three Bond)
関 一人 ・ 柳川 祥一 (関東自動車工業)
山田 寛 ・ 中村 健一 (Team Sled)
渡辺 哲雄 (和歌山県立星林高校・教員)・今村 公彦(九州旅客鉄道)
吉峰 秀樹 (高松市役所) ・ 中村 昭仁 (境港造船)

470級女子 60艇参加
田畑 和歌子 ・ 栗田 直美 (第一経済大学・職員)
吉迫 由香 ・ 大熊 典子 (ベネッセコーポレーション)
近藤 愛  ・ 鎌田 奈緒子 (アビームコンサルティング)
井嶋 千寿子 ・ 加藤 彩香 (東亜建設工業)

予選は男子3グループ、女子2グループに分かれてレースを行い、6レースの合計で10日から決勝グループに分かれます。決勝のゴールドフリートの上位10艇は13日に行われるメダルレースに進出しますが、メダルレースの成績は捨てることができず、ポイントも倍になりますから、最後のどんでん返しがあります。

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プラクティスレースのスタート。女子のエリアに男子もきてしまい、かなりの数で混乱しました。
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久々のビッグフリートのプラクティスでした。


Index 470級世界選手権大会 第1日目
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毎日の天気、潮のデータをチェックする選手達。
9月7日 (第1日)

世界選手権初日は南から南東の風、6ノットでスタートしました。12時スタート予定どおり、男子の予選は定刻で始まりましたが、女子はレースエリアの中に定置網が入り、エリアを移動、また移動と繰り返し、最初のレースがスタートしたのは15時でした。

男子3グループ、女子2グループのレース成績の処理が遅く、トータルの成績が正式にでないまま、初日が終わりました。日本選手の成績のみ、トータル順位なしで下記にまとめました。男子は混戦なので、全く順位がわかりませんが、今日の日本選手の中では渡辺・今村組が上位にいます。渡辺は7日が28歳の誕生日、世界選手権は初出場でしたが、思い切りのよいレース展開で、よく走りました。

女子は15時から2レースを行い、最終艇がハーバーへ帰着した頃には真っ暗になりました。吉迫・大熊組が1−3で初日のトップです。2位はオランダ(昨年のワールドチャンピオン)で4−1。4−3の近藤・鎌田組が3位。女子は全4艇が22点以内にいますので、良い出だしです。

毎日の成績がお送りできるかわかりませんが、下記のサイトに掲載される予定です。
サイトがクラッシュしていることもありますので、こちらで確認できる日本選手の成績は、できるだけお送りしていくようにいたします。

日本選手の成績:
470男子 87艇参加 予選3グループ
11位 渡辺 哲雄 (和歌山県立星林高校・教員)・今村 公彦(九州旅客鉄道)
4−8
23位 山田 寛 ・ 中村 健一 (Team Sled)
16−3
33位 関 一人 ・ 柳川 祥一 (関東自動車工業)
7−16
40位 吉峰 秀樹 (高松市役所) ・ 中村 昭仁 (境港造船)
13−15
65位 松永 鉄也 ・ 上野 太郎 (Three Bond)
BFD−12
 
470級女子 60艇参加 予選2グループ
1位 吉迫 由香 ・ 大熊 典子 (ベネッセコーポレーション)
1−3
3位 近藤 愛  ・ 鎌田 奈緒子 (アビームコンサルティング)
4−3
16位 井嶋 千寿子 ・ 加藤 彩香 (東亜建設工業)
16−5
18位 田畑 和歌子 ・ 栗田 直美 (第一経済大学・職員)
16−6

予選は男子3グループ、女子2グループに分かれてレースを行い、6レースの合計で10日から決勝グループに分かれます。決勝のゴールドフリートの上位10艇は13日に行われるメダルレースに進出しますが、メダルレースの成績は捨てることができず、ポイントも倍になりますから、最後のどんでん返しがあります。
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日照ではヨットレースがめずらしいのか、岸壁に見物客が集まり、選手が海へ出て行く姿を見送ります。
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初日トップで、滑り出し好調の吉迫・大熊組。10時半から18時すぎまで、長い時間、海へ出ました。


Index 470級世界選手権大会 第2日目
Photo:斉藤 愛子
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トップをキープしている吉迫・大熊組。
9月8日 (第2日)

小雨が降ったりやんだりの日照で、南西の風7−10ノットの中、予選3レースが行われました。今日も470女子は好調で、吉迫・大熊組、近藤・鎌田組ともに1位と3位をキープしています。

A海面で行われた女子のレースは3レースともに8−10ノットの風で、コースの中に強弱があったり、20度くらいのシフトがあったりと、安定しないものでした。吉迫組、近藤組はともに上位をキープし、2位のオランダ(昨年のワールドチャンピオン)に走り負けていません。また、田畑・栗田組も第4レース、第5レースで3位、2位と調子をあげてきました。今日から天気が崩れ始め、今夜から明日にかけて前線通過、強い北風が予報ででているため、今日は3レースを行いました。

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トップをキープしている吉迫・大熊組。

男子は混戦が続いており、残り1レースが終了しないと何ともいえない状態ですが、日本勢いは苦戦しています。昨日の3位に続いて2位をとった山田・中村組が25位で健闘していますが、残りの4チームはゴールドフリートに残るべく、明日のレースで上位に入らなければなりません。今日の3レースでオーストラリア(昨年のチャンピオン)が1位に出ました。3連覇目指して順当な走りです。男子は3グループで3レースを行い、レースが終了したのは18時になりました。日没が日に日に早まる中、今日もハーバーへ戻ってすぐに真っ暗になってしまいました。レース運営も手順がよくなく、海での待ち時間が長いのが気になります。

明日は予選の最終レースを行い、ゴールド、シルバー、ブロンズ(女子は2グループ)の組み分けが決まります。

日本選手の成績:
470男子 87艇参加 予選3グループ
25位 山田 寛 ・ 中村 健一 (Team Sled)
16−3−2−10−22
38位 吉峰 秀樹 (高松市役所) ・ 中村 昭仁 (境港造船)
13−15−19−9−9
41位 松永 鉄也 ・ 上野 太郎 (Three Bond)
BFD−12−17−13−7
42位 関 一人 ・ 柳川 祥一 (関東自動車工業)
7−16−13−24−13
52位 渡辺 哲雄 (和歌山県立星林高校・教員)・今村 公彦(九州旅客鉄道)
4−8−22−25−27
 
470級女子 60艇参加 予選2グループ
1位 吉迫 由香 ・ 大熊 典子 (ベネッセコーポレーション)
1−3−7−3−1
3位 近藤 愛  ・ 鎌田 奈緒子 (アビームコンサルティング)
4−3−1−5−6
13位 田畑 和歌子 ・ 栗田 直美 (第一経済大学・職員)
16−6−19−3−2
35位 井嶋 千寿子 ・ 加藤 彩香 (東亜建設工業)
16−5ー25−BFD−15

予選は男子3グループ、女子2グループに分かれてレースを行い、6レースの合計で10日から決勝グループに分かれます。決勝のゴールドフリートの上位10艇は13日に行われるメダルレースに進出しますが、メダルレースの成績は捨てることができず、ポイントも倍になりますから、最後のどんでん返しがあります。



Index 470級世界選手権大会 第3日目
Photo:斉藤 愛子
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アテネ五輪の金メダリストであるソフィア・ベカトロウは同じギリシャチームのコスマトポウロス選手と結婚!今回は旦那さんのサポートをしています。
9月9日 (第3日)

大会3日目は予選最終の第6レースが行われました。昨夜のうちに前線が通過し、朝から晴れ、北風がやや強めに吹く中でのレースとなりました。

470女子は田畑・栗田組が2位をとり、総合でも9位にあがり、2位の吉迫・大熊組、4位の近藤・鎌田組と合わせて3艇がトップ10に入りました。これから決勝3日間で合計7レースを行い、最終日13日のメダルレースへと進みます。今日のコンディションは強弱があり、シフトもあり、風がなくなったかと思うとまた入り、しかもコースの風上マークから風下マークまでの間に岸や山の影響で風がベンドしていたりと、複雑な状況でした。軽量の吉迫組、近藤組は苦戦していましたが、田畑組は快走で、最後にトップのスエーデンがミスをして抜くことができ、2位に入りました。
昨年チャンピオンのオランダは吹くと強く、1位をとり、総合でも1位にでました。
3位は2004年世界チャンピオン、アテネ銅メダルのスエーデンです。

男子は山田・中村組がふばりをみせて、日本勢の中では唯一ゴールドフリートに残りました。男子は3グループになるため、29艇が1グループになります。総合ではオーストラリアのウィルモット組がトップで3連覇へ1歩づつ近づいています。2位にはイギリスの若手であるエイシャー組、3位にフランスのボーノー兄弟組が入っています。関・柳川組はスタートでうまく出られないレースがいくつもあり、苦しい戦いを強いられ、上位に残ることができませんでした。

明日からは高気圧に覆われ、天気は秋晴れ、風も強く吹かないコンディションとなりそうです。日本女子が上位に残れるように、風も後押ししてくれることを祈ります。

日本選手の成績:
470男子 87艇参加 予選3グループ
27位 山田 寛 ・ 中村 健一 (Team Sled)
16−3−2−10−(22)−16
39位 関 一人 ・ 柳川 祥一 (関東自動車工業)
7−16−13−(24)−13−15
41位 吉峰 秀樹 (高松市役所) ・ 中村 昭仁 (境港造船)
13−15−(19)−9−9−19
46位 松永 鉄也 ・ 上野 太郎 (Three Bond)
(BFD)−12−17−13−7ー21
54位 渡辺 哲雄 (和歌山県立星林高校・教員)・今村 公彦(九州旅客鉄道)
4−8−22−(25)−27ー16
 
470級女子 60艇参加 予選2グループ
2位 吉迫 由香 ・ 大熊 典子 (ベネッセコーポレーション)
1−3−7−3−1−(18)
4位 近藤 愛  ・ 鎌田 奈緒子 (アビームコンサルティング)
4−3−1−5−6ー(10)
9位 田畑 和歌子 ・ 栗田 直美 (第一経済大学・職員)
16−6−(19)−3−2ー2

32位

井嶋 千寿子 ・ 加藤 彩香 (東亜建設工業)
16−5ー25−(BFD)−15−13

予選は男子3グループ、女子2グループに分かれてレースを行い、6レースの合計で10日から決勝グループに分かれます。決勝のゴールドフリートの上位10艇は13日に行われるメダルレースに進出しますが、メダルレースの成績は捨てることができず、ポイントも倍になりますから、最後のどんでん返しがあります。

Photo:斉藤 愛子
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イタリアのザンドナ組(現在4位)のスピンは不思議な顔をしています。どことなく笑えるのですが、前を走るとこれもかっこいい!
Photo:斉藤 愛子
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中国ではヨットレースが珍しいのか、朝の出艇を岸壁から見る群衆があります。声援を送るわけでもなく、ただ、じっと見られているのは不思議な雰囲気です。


Index 470級世界選手権大会 第4日目
Photo:斉藤 愛子
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第7レースでトップフィニッシュを飾った近藤・鎌田組。トータルでも3位で粘っています。
9月10日 (第4日)

決勝の上位(ゴールドフリート)、下位(シルバーフリート)に分かれてのレースが始まりました。今日は南西の風がシフトも大きいし、ガストで強弱の激しい吹き方となり、レースは難しいものになりました。15時を過ぎる頃から15ノットを超えるブローが入り始めましたが、16時すぎには弱まりはじめ、ゴールドフリートは2レース、シルバーフリートは3レースを行いました。

今日の山はレース終了後に女子でトップをいくオランダが2位の吉迫・大熊組に抗議をだしてきたことでしょうか。第8レースの第5レグでのポートスターボードのケースでしたが、審問の末、却下となり、ほっとしたところです。昨年のチャンピオンのオランダは中国が軽風のコンディションとふみ、体重を10kgおとしてやってきました。軽風が得意な吉迫組を何とか不利にさせようと、必死で抗議をだしてきたようにも見受けられます。吉迫・大熊組は吹いたコンディションでも5位とふんばりをみせ、トータルで2位につけていますから、狙われても不思議はありません。また、近藤・鎌田組は第7レースでトップをとり、第8レースでこそ捨てレースになる24位をとってしまいましたが、昨日までの貯金で3位をキープしています。

明日も2レースないし3レースを予定しています。

日本選手の成績:
470男子 87艇参加 決勝3グループ
ゴールドフリート 本日2レース
29位 山田 寛 ・ 中村 健一 (Team Sled)
16−3−2−10−22−16ー23−21
 
シルバーフリート 本日3レース
9位 関 一人 ・ 柳川 祥一 (関東自動車工業)
7−16−13−24−13−15ーOCS−7−1
10位 松永 鉄也 ・ 上野 太郎 (Three Bond)
BFD−12−17−13−7ー21ー1−12−14
15位 吉峰 秀樹 (高松市役所) ・ 中村 昭仁 (境港造船)
13−15−19−9−9−19−9−23−13
26位 渡辺 哲雄 (和歌山県立星林高校・教員)・今村 公彦(九州旅客鉄道)
4−8−22−25−27ー16−24−21−20
 
470級女子 60艇参加 決勝2グループ
ゴールドフリート  本日2レース
2位 吉迫 由香 ・ 大熊 典子 (ベネッセコーポレーション)
1−3−7−3−1−(18)−5−5
3位 近藤 愛  ・ 鎌田 奈緒子 (アビームコンサルティング)
4−3−1−5−6ー10−1−24
9位 田畑 和歌子 ・ 栗田 直美 (第一経済大学・職員)
16−6−19−3−2ー2−27−21
 
シルバーフリート  本日3レース

1位

井嶋 千寿子 ・ 加藤 彩香 (東亜建設工業)
16−5ー25−BFD−15−13−9−7−1

予選は男子3グループ、女子2グループに分かれてレースを行い、6レースの合計で10日から決勝グループに分かれます。決勝のゴールドフリートの上位10艇は13日に行われるメダルレースに進出しますが、メダルレースの成績は捨てることができず、ポイントも倍になりますから、最後のどんでん返しがあります。



Index 470級世界選手権大会 第5日目
Photo:斉藤 愛子
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朝、日本チームのコンテナ掲示板で天気予報を入念にチェックしていく近藤選手。
9月11日 (第5日)

朝から風がなく、昼前に弱い海風が吹き始めるまで陸上待機となりました。12時に回答旗が降りて海へ出て、13時17分にゴールドフリート女子がスタートしました。6ノット前後の弱い風でのレースとなりましたが、トップのオランダが吉迫・大熊組を意識したレースをしはじめ、吉迫組は得意の軽風ながらも、ペースをつかめないまま、総合3位に後退しました。オランダは第9レースでフランスとケースをおこし、自らの誤りをみとめてリタイアしていますが、3位の吉迫との差は2点となりました。上位がつぶしあいをしていた間にマイペースで3−7と手堅く1日をまとめた近藤・鎌田組は総合でも14点差をつけてのトップとなり、日本勢が1、3位に入る大健闘を見せています。圧巻は近藤組の第10レースで、最初のマークを18位で回りながら、少しづつ追いつき、最後のランニングのレグで集団と離れて沖出しのコースで14位から7位まであがることができました。

優勝争いに残っているのは日本2艇、オランダのほかに、先に開催されたテストイベントのメダルレースで大逆転で優勝したスエーデンと昨年の2位であったイギリスです。各チームともに、すでに悪いレースをもっていますから、今日のレースを終えた後、もっとも悪いレースを1レースすてた得点で最終日のメダルレースに入ることになります。近藤組は24位、吉迫組は21位をもっていますから、12日のレースが勝負どころです。

Photo:斉藤 愛子
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スタートで出遅れて、全艇の後ろを通っていきながらも、コースで挽回、軽風でのスピードもOK。多くの選手がテストイベントで青島から日照へ入ってきたのに対し、近藤組とオランダはずっと日照でワールドのための準備練習をしていました。
男子も上位は激戦ですが、イギリスが崩れたため、オーストラリアが無難にトップに戻りました。しかし、こちらも成績が乱れているため、優勝争いはミスをしたチームが振り落とされていく状況となっています。ゴールドフリートに残った山田・中村組ですが、いまひとつ自分のペースでレースができていません。

470女子はアトランタ五輪前に重・木下組が2位に入って以来の表彰台を目指しているわけですが、男子が79年、89年と2回世界タイトルを獲得しているのに対して、女子は2位が最高順位です。初タイトルをめざして、2チームが圏内にいるということは、たのもしい限りです。よい結果がでるように、日本からも応援していてください。

日本選手の成績:
470男子 87艇参加 決勝3グループ
ゴールドフリート 本日2レース
29位 山田 寛 ・ 中村 健一 (Team Sled)
16−3−2−10−22−16ー23−21ー27−26
 
シルバーフリート 本日1レース
5位 関 一人 ・ 柳川 祥一 (関東自動車工業)
7−16−13−24−13−15ーOCS−7−1−2
12位 松永 鉄也 ・ 上野 太郎 (Three Bond)
BFD−12−17−13−7ー21ー1−12−14ー15
16位 吉峰 秀樹 (高松市役所) ・ 中村 昭仁 (境港造船)
13−15−19−9−9−19−9−23−13−29
26位 渡辺 哲雄 (和歌山県立星林高校・教員)・今村 公彦(九州旅客鉄道)
4−8−22−25−27ー16−24−21−20−26
 
470級女子 60艇参加 決勝2グループ
ゴールドフリート  本日2レース
1位 近藤 愛  ・ 鎌田 奈緒子 (アビームコンサルティング)
4−3−1−5−6ー10−1−24ー3−8
3位 吉迫 由香 ・ 大熊 典子 (ベネッセコーポレーション)
1−3−7−3−1−(18)−5−5ー21−14
23位 田畑 和歌子 ・ 栗田 直美 (第一経済大学・職員)
16−6−19−3−2ー2−27−21−DSQ−22
 
シルバーフリート  本日1レース

3位

井嶋 千寿子 ・ 加藤 彩香 (東亜建設工業)
16−5ー25−BFD−15−13−9−7−1−6

予選は男子3グループ、女子2グループに分かれてレースを行い、6レースの合計で10日から決勝グループに分かれます。決勝のゴールドフリートの上位10艇は13日に行われるメダルレースに進出しますが、メダルレースの成績は捨てることができず、ポイントも倍になりますから、最後のどんでん返しがあります。



Index 470級世界選手権大会 第6日目
Photo:斉藤 愛子
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男子シルバーフリートの混戦。マーク付近は潮の影響でもの凄い接近戦になります。
内側でマークを回ったはずの松永艇は外側のカナダと接触したため抗議を出したのですが、逆に割り込みと判断されて失格になりました。写真を見る限り、そんなことはありえないと思いませんか?
9月12日 (第6日)

第6日は東よりの風で2レースを行い、470女子で、近藤・鎌田組が2位、吉迫・大熊組が3位で決勝のメダルレースに残りました。今日の2レース2を3−5位でまとめたオランダが1位になりましたが、近藤組は5点差で追っています。明日のメダルレースは上位10艇のみが倍のポイントで争うため、1つのミスで逆転が可能です。今日はオランダががんばりましたが、第12レースのフィニッシュ手前で規則違反をとられてペナルティーターンをしている間に近藤組が前に出る運もありました。
流れが少しこちらにかたむいてきたのかもしれません。メダルレースでの、最後の逆転劇を期待します。

明日は12時スタートでメダルレース以外のグループがレースを行い、13時30分にメダルレーススタートを予定しています。最初から最後まで3位より後退しないでふんばりを見せてきた吉迫・大熊組ですから、近藤組とともに表彰台にあがることを期待しています。4位ブラジル、5位イギリスに挽回されることなく、そしてトップ2艇がミスをしたら逆転も可能ですから、精一杯、ベストなレースをしてほしいです。

日本選手の成績:
470男子 87艇参加 決勝3グループ
ゴールドフリート 本日2レース
29位 山田 寛 ・ 中村 健一 (Team Sled)
16−3−2−10−22−16ー23−21ー27−26−19−20
 
シルバーフリート 本日2レース
5位 関 一人 ・ 柳川 祥一 (関東自動車工業)
7−16−13−24−13−15ーOCS−7−1−2ー7−12
15位 松永 鉄也 ・ 上野 太郎 (Three Bond)
BFD−12−17−13−7ー21ー1−12−14ー15ーDSQ−3
18位 吉峰 秀樹 (高松市役所) ・ 中村 昭仁 (境港造船)
13−15−19−9−9−19−9−23−13−29ー19−20
26位 渡辺 哲雄 (和歌山県立星林高校・教員)・今村 公彦(九州旅客鉄道)
4−8−22−25−27ー16−24−21−20−26−22−14
 
470級女子 60艇参加 決勝2グループ
ゴールドフリート  本日2レース
2位 近藤 愛  ・ 鎌田 奈緒子 (アビームコンサルティング)
4−3−1−5−6ー10−1−(24)ー3−8ー24−3
3位 吉迫 由香 ・ 大熊 典子 (ベネッセコーポレーション)
1−3−7−3−1−(18)−5−5ー21−14ー7−13
27位 田畑 和歌子 ・ 栗田 直美 (第一経済大学・職員)
16−6−19−3−2ー2−27−21−DSQ−22ーDSQ−BFD
 
シルバーフリート  本日2レース

4位

井嶋 千寿子 ・ 加藤 彩香 (東亜建設工業)
16−5ー25−BFD−15−13−9−7−1−6ー17−9

予選は男子3グループ、女子2グループに分かれてレースを行い、6レースの合計で10日から決勝グループに分かれます。決勝のゴールドフリートの上位10艇は13日に行われるメダルレースに進出しますが、メダルレースの成績は捨てることができず、ポイントも倍になりますから、最後のどんでん返しがあります。



Index 470級世界選手権大会 第7日目(最終日)
Photo:斉藤 愛子
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メダルレースでは最後にオランダを抜いて3位でフィニッシュ。でも、3点足りなくて、2位でした。残念でしたけど、二人のコンビで、初めて挑戦した世界選手権での2位はうれしい限りです。
9月13日 (第7日) − 最終日

近藤・鎌田組が銀メダルを獲得

最終日はメダルレースと各グループのラストレースが行われ、近藤・鎌田組は銀メダルを獲得しました。メダルレースの成績は3位でオランダ(De Koning/Berkhout)が4位。点差は5点ありましたから、逆転にはなりませんでしたが、
途中、2艇の間に3艇が入る場面もあり、優勝にも手が届いた瞬間がありました。その後はオランダが逆転、フィニッシュの前で、また近藤が逆転と、見ごたえのあるレースでした。吉迫・大熊組はイギリスとケースをおこしてペナルティーターンとなり、ペースを乱して10位をとってしまい、底力のあるスエーデン(Torgersson/Zahrisson)とブラジル(Oliveira/Swan)に逆転されてしまい、5位に終わりました。期間中、ずっと3位以内をキープしていただけに、最後の1レースで、しかも3位とは2点、4位とは1点差での5位に悔しい限りです。

男子のレースは波乱の結果になりました。1点差で1位のオーストラリア(Wilmot/Page)が2上マークでトップ、そして対するイギリス(Asher/willis)は100m後方にいました。ダウンウィンドでパンピングを繰り返すオーストラリアに、突然ジュリーが42条のペナルティーを課し、オーストラリアが720度回転を行っている間にイギリスが逆転、ワールドタイトルもイギリスのものになりました。このレース、スタート前にO旗があがっていたのですが、1下マークでR旗で解
除されていました。オーストラリアは観覧艇の声援とエンジンの音、騒音で笛が聞こえず、旗に気がつかなかったためパンピングを続け、ペナルティーになったことに対して解除の仕方に不手際があるとして、レース終了後に抗議を出しましたが、認められず、イギリスが優勝となりました。オーストラリアは表彰式をボイコットし、3連覇がかなわなかったことを、中国のレース運営が十分な道具(音響のホーン)をもたずに行ったせいだと批判しています。男子は優勝イギリス、2位オーストラリア、3位イスラエル(Kliger/Gal)となりました。

470女子は92年に重・木下組がスペインのカディスで獲得した銀メダル以来、14年ぶりの表彰台となりました。この風域では日本選手が速いことが確認でき、収穫の多い世界選手権でした。来年はポルトガルのカスカイス(7月)での大会となり、北京五輪の国枠がかかります。7日に及ぶ長い大会となりましたが、応援をいただき、ありがとうございました。日照まで取材においでくださった皆様にも感謝いたします。

近藤:
「銀メダルはうれしいです。でも、優勝できなかったのは、自分達に足りないところがあるわけで、これからも練習してその差をなくしていきたいと思います。」

鎌田:
「終わって、ほっとしました。悔しいのと嬉しいのと両方です。」

優勝したオランダのデ・コニング選手:
「私達は弱い風しかなかった6月のヨーロッパ選手権でひどい成績をとっており、軽風対策を考え続けました。まず、体重を落とすことを優先し、二人で13kgの減量に成功しました。今は二人合わせて125kgしかないのですが、ハンドリング練習に集中し、軽くなった分、軽風でゆれなくなり、パフォーマンスがアップしました。
テストイベント(青島)に出るか出ないかは凄く考えましたが、2つのイベントが続いていたので、今年はワールドタイトルにかけることにしました。8月10日すぎに日照に入り、他の選手が青島でレースしている間も日照でトレーニングを積みましたが、走りには自信が持てました。準備がうまくできたので、他の選手が青島から移動してくる間、私達は香港へ5日間いき、気持ちをフレッシュに、食事も楽にして、コンディションを整えてきました。日照へ戻った時には疲れではなく、リラックスして勢いよく大会に入れたことが良かったです。最初の軽風のレースで上位に入れたので、これはいけると思いました。」

ベルクホウト選手:
「前半は吉迫組、後半は近藤組と、日本の2艇が要注意の相手になりましたが、それ以上に自分達がミスで自滅しないことを心がけました。もとから軽風が得意ではなかったので、吹かない中でベストなパフォーマンスをすることがもっとも大切なことでした。この大会にかけてきたので、2連覇は本当にうれしいです。」

デ・コニング選手が指摘するとおり、直前に開催された青島のテストイベントで活躍した選手の中にはコンディションを崩して世界選手権を戦っていたチームが多かったようです。しかしながら、女子のスエーデン、男子のイギリスはどちらのイベントでも表彰台にあがったわけで、さまざまなコンディションの中で安定した成績をとっていけるレース上手なチームが好成績を納めたといえるでしょう。スタートがよく、最初のシフトで有利なサイドによせていかれる展開、そして軽風、強弱のある海面でのスピード、潮の影響を考えたレースストラテジー。これらがキーポイントになった大会でした。

日本男子チームが1艇しかゴールドフリートに残れなかったのはスタートに課題があると思います。潮のある中でのスタートで、追い潮と向かい潮での加速の違いやラインに対しての距離とスピード感が同レベルの選手が大勢いる中で的確にできていなかったことが、フリートの前でレースを展開していかれなかった一番の理由のように見えました。男子は実力接近のチームが多数おり、抜けてている8艇以外は横1線です。ゴールドフリートに残った山田・中村組も決勝に入るとスタートが全く出られなくなり、苦戦をしいられました。また、吉迫組が後半になって崩した時もスタートが出られなくなったことが大きかったと思います。日本国内のレースでは数がたくさんいたとしても、トップ選手は楽にスタートできてしまうため、海外レースで厳しいスタート条件の中で相手と競り合ってもきっちりラインから出ることができるように、今後練習を積んでいくことが必要でしょうか。

また、日本選手がプロテストにかかわることも多かった大会です。潮が強く、風が弱いコンディションではプロテストが増えるのは当然ですが、上手に対応できた面と、今後の改善が必要な部分とあり、課題が残りました。

次の大会はポルトガルのカスカイスで、強風域のレースが増えることが予想されます。これからアジア大会、ナショナルチーム選考レースをへて、カスカイスで北京五輪の国枠を獲得することが最大の目標となります。果たして、次回はダイエットモードから体重増加モードになるのか。日本選手は体力強化が優先課題になりそうです。

日本選手の成績:
470男子 87艇参加 
27位 山田 寛 ・ 中村 健一 (Team Sled)
16−3−2−10−22−16ー23−21ー27−26−19−20−12
33位 関 一人 ・ 柳川 祥一 (関東自動車工業)
7−16−13−24−13−15ーOCS−7−1−2ー7−12ー11
44位 松永 鉄也 ・ 上野 太郎 (Three Bond)
BFD−12−17−13−7ー21ー1−12−14ー15ーDSQ−3−10
47位 吉峰 秀樹 (高松市役所) ・ 中村 昭仁 (境港造船)
13−15−19−9−9−19−9−23−13−29ー19−20−26
53位 渡辺 哲雄 (和歌山県立星林高校・教員)・今村 公彦(九州旅客鉄道)
4−8−22−25−27ー16−24−21−20−26−22−14ー17
 
470級女子 60艇参加
2位 近藤 愛  ・ 鎌田 奈緒子 (アビームコンサルティング)
4−3−1−5−6ー10−1−(24)ー3−8ー24−3−3
5位 吉迫 由香 ・ 大熊 典子 (ベネッセコーポレーション)
1−3−7−3−1−(18)−5−5ー21−14ー7−13−10
28位 田畑 和歌子 ・ 栗田 直美 (第一経済大学・職員)
16−6−19−3−2ー2−27−21−DSQ−22ーDSQ−BFDー22

32位

井嶋 千寿子 ・ 加藤 彩香 (東亜建設工業)
16−5ー25−BFD−15−13−9−7−1−6ー17−9ー6
Photo:斉藤 愛子
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表彰台にあがりました。優勝したオランダはこの大会のために二人で13kg減量して十分な準備をして大会に望みました。2連覇は立派。しかも、苦手とされてきた軽風を克服しての勝利に大喜びです。
Photo:斉藤 愛子
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男子の優勝はイギリスのエイシャー・ウィリス組とメダルレースで10位をとってしまい3位から5位に後退して、がっかりモードの吉迫・大熊組。イギリス女子相手にペナルティーがあったのが痛かった・・・
Photo:中村 健次
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470協会の有馬会長が応援に来て下さり、毎日、ゴムボートから激励してくださいました。複数の艇がメダルレースに残ることと、誰かが表彰台にあがることを目標にしていましたが、470女子チームが達成しました。
Photo:中村 健次
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日照の海に日の丸があがりました。2006年のワールドチャンピオンであるオランダ、2004年ワールドチャンピオンのスエーデンと互角の勝負をしてきました。
来年は7月にポルトガルのカスカイスでオリンピック国枠をかけた世界選手権となります。そこでも同じ結果が残せるように、選手一同、がんばります。


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