● レース情報 / Race Informations 

国際470級2005年世界選手権

斎藤 愛子氏のレポートです

大会全体のサイトは:
  http://www.stfyc.com/default.aspx?p=DynamicModule&PageId=202051&b=1&sl=1&vnf=&ssid=100&dpageid=201727&bhcp=1
 
大会の全体成績はこちらから:
(男子) http://www.stfyc.com/Files/2005%20470%20Worlds%20Men%20Overall.pdf (PDF)
   
(女子) http://www.stfyc.com/Files/2005%20470%20Worlds%20Women%20R1-14%20Prelim.pdf (PDF)




Index 国際470級2005年世界選手権のお知らせ
Photo:JSAF
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霧の中でかすむ金門橋。この橋が冷凍庫の扉のごとく、冷気が噴出してきます。霧も凄く、風も凄いのが不思議な場所で走る井嶋・加藤組。
2005年470級世界選手権が8月19日から28日にかけて、サンフランシスコ(USA)で開催されます。日本からは男子6艇、女子3艇が参加します。大会概要、参加選手氏名は下記のとおりです。

1 大会の場所
サンフランシスコのセントフランシスヨットクラブをベースに、サンフランシスコ湾の西端で、ゴールデンゲートとアルカトラス島の間がレースエリアとなります。西系の風が強く吹く場所で、潮も強く、頭を使うレース展開が期待されます。

2 大会の日程
8月19日 受付・計測
8月20日 受付・計測
8月21日 受付・計測、コーチ会議、トライアルレース、開会式
8月22日 男子予選第1日、女子レース第1日
8月23日 男子予選第2日、女子レース第2日
8月24日 男子予選第3日、女子レース第3日
8月25日 男子決勝第1日、女子レース第4日
8月26日 男子決勝第2日、女子レース第5日
8月27日 男子決勝第3日、女子レース第6日
8月28日 男子決勝第4日、女子レース第7日、閉会式

男子は予選6レースでゴールドフリート(上位グループ)とシルバーフリート(下位グループ)にわかれて後半の決勝8レースを行い、合計得点で争います。女子は予選のない1グループで合計14レースを行います。

参加国数、艇数については受付が終了した後、初日の成績とあわせてお送りします。

3 日本からの参加選手

男子 6艇
関一人・柳川祥一 (関東自動車工業) (せきかずと・やながわしょういち)
谷口斉謙・吉見亮平 (第一経済大学) (たにぐちまさあき・よしみりょうへい)
松永鉄也・上野太郎 (柳ヶ崎セーリングクラブ) (まつながてつや・うえのたろう)
吉峰秀樹・黒川義之 (高松市役所・明治大学) (よしみねひでき・くろかわよしゆき)
白石潤一郎・谷川亮介 (ノースセール・浜松鉄工) (しらいしじゅんいちろう・たにがわりょうすけ)
新居健太郎・森田栄納介 (第一経済大学) (にいけんたろう・もりたえいのすけ)


女子 3艇
田畑和歌子・栗田直美 (第一経済大学) (たばたわかこ・くりたなおみ)
鈴木美帆・池本碧 (江ノ島ヨットクラブ・海洋大学) (すずきみほ・いけもとみどり)
井嶋千寿子・加藤彩香 (東亜建設工業) (いじまちずこ・かとうさやか)
Photo:JSAF
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練習にはげむ吉峰・黒川組。金門橋(ゴールデンゲート)がレースエリアの風上にあります。
日本選手は8月初旬から米国に入り、先にサンタクルズで開催されたUSナショナルチャンピオンシップでは関・柳川組が優勝、松永・上野組が2位に入っています。直前に開催された北米選手権には前半2日だけ参加しましたが、日本選手が1・2・3位でフィニッシュするレースもあり、仕上がりはまずまずといったところでしょうか。19日から計測が始まり、こちらも問題なくクリアしています。

レース初日からレポートをお送りしますので、応援のほう、よろしくお願いします。

大会全体のサイトは: 
http://www.stfyc.com/default.aspx?p=DynamicModule&PageId=202051&b=1&sl=1&vnf=&ssid=100&dpageid=201727&bhcp=1

初日のレース後にレース成績サイトはあらためてお知らせします。



Index 国際470級2005年世界選手権 プラクティスレース・開会式
Photo:JSAF
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開会式で日本チームの代表で旗手を務めた吉見選手。29カ国から男子64艇、女子34艇が参加し、明日からレースが始まります。
3日におよんだ計測が終わり、今日は14時からプラクティスレース、18時から開会式
がありました。日本チーム9艇は計測でたいした問題もなく、プラクティスレースで最終チェックを行いました。

14時から始まったプラクティスレースでは、スタートでおおよそ全艇がスタートして、ゼネラルリコールのまま、レースが始まりました。今日はスタート時刻にスタートライン付近が1分で100mも流れるほどの強い潮で、向かい潮が強い中ではレース海面の左を使って岸よりに向かいますが、スタートで出遅れたはずの関・柳川組が1上マークを上位で回り、他の男子トップレベルのチームを相手に全く走り負けない様子を見せてくれました。世界選手権は明日が初日で、2レースを予定しています。

明日からの予選で、男子は2グループに分かれますが、白組に関・柳川組、松永・上野組、谷口・吉見組、青組に白石・谷川組、吉峰・黒川組、新居・森田組と3艇づつになりました。この組あわせは予選の間、毎日組みかえになります。女子は最初から1グループで大会が始まります。

Photo:JSAF
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プラクティスレースで2位を走る関・柳川組。レース海面はアルカトラス島(有名な観光地になっている監獄があった島)の300m風上からスタートします。


Index 国際470級2005年世界選手権  8月22日 第1日目
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470女子のスタート。潮と風が逆で、第2レースは苦労しました。
初日は強風、非常に強い潮の中で2レースを行いました。朝、10時のスタート予定は風が弱く、霧が濃いためにスタート時間が延期されましたが、10時すぎから始まったレースの途中から風があがりはじめ、風が12ノット、向かい潮がノットの悪条件でした。一度、岸へ戻ってから、第2レースは16時から行われましたが、風は20ノットを超える強まりで、最後にスタートした女子のレースは25ノットの風と2ノットの追い潮となり、三角波ができてたいへんでした。気温は12度、水温が14度、夏とは思えない寒いコンディションでした。

日本選手はスタートで出遅れているところがありますが、コースは潮の影響で岸よりにとらなければだめなので、スタートで集団よりも前に出られないと苦しいところです。

第1レースで白石・谷川組はスペイン女子艇と接触し、艇を破損してしまい、第2レースを棄権しました。スペインが悪かったので、白石・谷川組は救済をしてもらいました。女子の田畑・栗田組は第2レースでスタートの失格となりました。

明日も2レースを予定しています。男子はフランス、女子はオランダがトップです。
特にオランダ女子は2レースともトップフィニッシュで、強風での強さをアピールしています。

日本選手の成績 : (暫定)

男子 参加64艇 25カ国 日本から6艇  本日予選2レース

22位 関一人・柳川祥一 (関東自動車工業) 14−10
25位 谷口斉謙・吉見亮平 (第一経済大学) 6−21
47位 松永鉄也・上野太郎 柳ヶ崎セーリングクラブ) 22−23
48位 新居健太郎・森田栄納介 (第一経済大学) 22−24
58位 吉峰秀樹・黒川義之 (高松市役所・明治大学) 27−29
63位 白石潤一郎・谷川亮介 (ノースセール・浜松鉄工) OCS−RDG


女子  参加34艇 18カ国 日本から3艇  本日2レース
女子はトータルの成績がでていませんでした。

  田畑和歌子・栗田直美 (第一経済大学) 22−OCS
  鈴木美帆・池本碧 (江ノ島ヨットクラブ・海洋大学) 29−DNF
  井嶋千寿子・加藤彩香 (東亜建設工業) 26−19


Index 国際470級2005年世界選手権 8月23日 第2日目
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第4レースの女子スタート。霧のむこうにゴールデンゲートが見えます。コースは岸1本でしたから、スタートが肝心。
本日は11時すぎから2レースを行いました。朝、ヨットクラブからゴールデンゲートが見えないほど霧がでており、霧がとれてからのレースとなりましたが、風は強弱のある15ノット前後の風で、潮は最大で3.5ノットもあるときがありました。ただ、世界選手権のレベルになると上位チームは潮のよみもしっかりしており、殆どの選手が岸へのコースどりで潮と風を合わせて考えたレース展開をしています。

男子はオーストラリアのウィルモット組(2004年世界チャンピオン)を筆頭にフランス、イギリス、イタリア、が上位に入っています。女子は昨日に続き、オランダが安定した走りでトップをキープしていますが、イギリス、チェコが続いています。

関・柳川組は第3レースではスタートで潮に流されてラインボートに接触し、ペナルティーターンをしてからのスタートとなり出遅れてしまいましたが、第4レースでは8位に入り、持ち直しました。明日は予選最終日になりますが、男子チームはゴールドフリートに残るために踏ん張らなければならない1日です。

日本選手の成績 : (暫定)

4レース終了で、1レースがカットになりました。

男子 参加64艇 25カ国 日本から6艇  本日予選2レース
22位 関一人・柳川祥一 (関東自動車工業) 14−10−(25)−8
34位 松永鉄也・上野太郎 (柳ヶ崎セーリングクラブ) 22−(23)−4−15
42位 谷口斉謙・吉見亮平 (第一経済大学) 6−21−(25)−23
45位 白石潤一郎・谷川亮介 (ノースセール・浜松鉄工) OCS−RDG−12−24
46位 新居健太郎・森田栄納介 (第一経済大学) 22−24−17−20
59位 吉峰秀樹・黒川義之 (高松市役所・明治大学) 27−(29)−29−28


女子  参加34艇 18カ国 日本から3艇  本日2レース
21位 田畑和歌子・栗田直美 (第一経済大学) 22−OCS−18−7
24位 井嶋千寿子・加藤彩香 (東亜建設工業) 26−19−(DSQ)−10
33位 鈴木美帆・池本碧 (江ノ島ヨットクラブ・海洋大学) 29−DNF−33−DNF


Index 国際470級2005年世界選手権  8月24日 第3日目
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昨日は中村健次コーチから、「頭悪いんじゃないの?」と笑われていた関・ 柳川組でしたが、「今日はいいレース展開でトップに出られたから、良かった」と、 何事もなかったかのようなミーティングをしていました。
予選最終日は15ノット前後の強弱があるコンディションの中で2レースを行い、男子の予選が終了しました。日本から参加した6艇のうち、関・柳川組がゴールドフリートになりましたが、残りのチームはシルバーフリートになりました。女子は6レースまで終了しましたが、強風で強い選手が上位をしめています。

男子は関・柳川組が1−3位とまとめて、13位で予選を終えました。第5レースでは3位から変化する風をつかんでトップにでて、そのまま逃げ切りました。第6レースも3位に入り、決勝レースを前に登り調子になり、後半に期待がかかります。
「昨日まではスタートがだめだったので失敗ばかりでしたけど、今日は2レースともスタートがよく、最初から前にでられたので、自分の好きなようにレースができました。ここのコンディションはスタートが鍵です。今日はいつもの僕ららしくなく、いいスタートでした。(関選手のコメントです)」

女子は田畑・栗田組が上位に顔をだせるようになってきました。艇速はあるので、ミスを減らした展開ができれば更に上が狙えます。最年少の鈴木・池本組は昨日のレースでアメリカと接触し、救済の要求を出しましたが、それが認められました。サンフランシスコの強風の中、二人合わせて105kgの軽さでがんばっています。


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クロアチアから抗議を出された吉峰・黒川組ですが、自分が正しいという信 念のもとに、こちらからも抗議をだし、権利艇として認められ、クロアチアが失格に なりました。
今日のサンフランシスコはこちらに来てから初めて、朝からゴールデンゲートがくっきり見えました。晴れたら内陸の温度上昇があるために気圧傾度風が強く吹くのですが、今日は内陸にもかすみがかかり、思ったほど風は強くなりませんでした。湾内を通行するコンテナ船も航路を変更してレースエリアの外側を通過していきます。3ノットを超える潮でレース運営艇を固定するのも、マークを固定するのもたいへんですが、何とかレースができています。

明日からは4日間で決勝レース8レース、女子も残りの8レースが始まります。





日本選手の成績 : (暫定)

6レース終了で、1レースがカットになります。

男子 参加64艇 25カ国 日本から6艇  本日予選2レース
13位 関一人・柳川祥一 (関東自動車工業) 14-10-(25)-8-1-3
33位 谷口斉謙・吉見亮平 (第一経済大学) 6-21-(25)-23-10-13
37位 白石潤一郎・谷川亮介 (ノースセール・浜松鉄工) (OCS)-RDG-12-24-14-11
40位 松永鉄也・上野太郎 (柳ヶ崎セーリングクラブ) 22-(23)-4-15-23-19
48位 新居健太郎・森田栄納介 (第一経済大学) 22-24-17-20-(26)-24
55位 吉峰秀樹・黒川義之 (高松市役所・明治大学) 27-(29)-29-28-15-23


女子  参加34艇 18カ国 日本から3艇  本日2レース
16位 田畑和歌子・栗田直美 (第一経済大学) 22-(OCS)-18-7-7-18
24位 井嶋千寿子・加藤彩香 (東亜建設工業) 26-19-(DSQ)-10-20-27
33位 鈴木美帆・池本碧 (江ノ島ヨットクラブ・海洋大学) 29-(DNF)-33-RDS-30-32


Index 国際470級2005年世界選手権 8月25日 第4日目
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トップを行くオーストラリア。余裕がある走りです。
今日のサンフランシスコは晴れ。霧がとれ、夏らしい天気となりました。レースも12ノット前後の風の中、順調に決勝レースが始まりました。男子シルバー、男子ゴールド、女子の順にスタートしましたが、昨日よりも少しゴールデンゲートよりにずらし、アルカトラス島から離れる位置になりました。

男子ゴールドフリートは決勝に入ると雰囲気が違います。32艇の技術さが殆どありませんから、スタートからシビアになり、予選のときのような余裕が感じられません。
スタートから抜け出すことが上位で走る必須条件であり、出遅れてしまうと、運がよくないと追い上げるチャンスがないのです。関・柳川組は今日もスタートで苦労しました。昨日のように飛び出すスタートができず、フリートの中盤に低迷してしまいま した。男子はオーストラリアが圧倒的な走りとレース展開のスマートさを見せており、2連覇を目指しています。2位には強風に強いフランスがつけています。

女子は田畑・栗田組が第8レースで第1マークを3位で回航していきましたが、その後、少しづつ順位を落として、9位でフィニッシュしました。女子は1グループですが、各国のアテネオリンピック代表の選手達がそのまま上位をしめています。トップのオランダは代表ではありませんでしたが、オランダのNo.2で、北京を狙うチームです。体格は大柄なので、強風に強いチームです。2位のチェコはアテネ五輪ヨーロッパ級銀メダリストがアメリカ人クルーと出場しています。

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スタートで関・柳川は苦労しています。ゴールドフリートのスタートはかなりシビアで厳しいです。
明日も2レースが予定されていますが、9レース以上になるともっとも悪い2レースをカットすることになり、順位にも変化がでてくるでしょう。

日本選手の成績 : (暫定)

8レース終了で、1レースがカットになります。

男子 参加64艇 25カ国 日本から6艇  本日決勝2レース

ゴールドフリート

17位 関一人・柳川祥一 (関東自動車工業) 14-10-(25)-8-1-3-22-20

シルバーフリート

4位 谷口斉謙・吉見亮平 (第一経済大学) 6-21-(25)-23-10-13-6-14
7位 松永鉄也・上野太郎 (柳ヶ崎セーリングクラブ) 22-(23)-4-15-23-19-15-12
15位 白石潤一郎・谷川亮介 (ノースセール・浜松鉄工) (OCS)-RDG-12-24-14-11-28-24
18位 新居健太郎・森田栄納介 (第一経済大学) 22-24-17-20-(26)-24-13-26
22位 吉峰秀樹・黒川義之 (高松市役所・明治大学) 27-(29)-29-28-15-23-7-22

女子  参加34艇 18カ国 日本から3艇  本日2レース

14位 田畑和歌子・栗田直美 (第一経済大学) 22-OCS-18-7-7-18-22-9
27位 井嶋千寿子・加藤彩香 (東亜建設工業) 26-19-(DSQ)-10-20-27-23-30
32位 鈴木美帆・池本碧 (江ノ島ヨットクラブ・海洋大学) 29-(DNF)-33-RDS-30-32-33-32


Index 国際470級2005年世界選手権 8月26日 第5日目
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河野副会長が到着されました。明日、あさってとレースを観戦される予定です。全員集合で、ゴールデンゲートをバックに記念撮影!
高気圧の圏内に入り、サンフランシスコの天気も晴れて、風がそれほど強くならないパターンになりました。強くならないといっても、霧がとれて気温があがれば、15ノットまでは吹きます。今日もそんな風の中、各グループとも2レースづつ行いました。

男子ゴールドでは、関・柳川組が強めの風の中で少しづつですが、よくなっています。上位の選手達は今年もずっとヨーロッパのサーキットで活動を続けてきてきますから、テンポの速いレース展開になれています。関はやっとその流れにのっていかれるようになってきました。昨日と比べたら、集団の中でレースできてきたので、残りの4レースに期待したいところです。

シルバーフリートでは松永・上野組が徐々にあがってきましたし、白石・谷川組は第10レースで2位をとりました。このグループでは各国ともに若手の選手達が集まっており、ジュニアクラスからあがってきた選手達がしのぎをけずっています。がむしゃらな選手も多くみられ、今後、伸びてくる選手も多いのではないでしょうか。

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風下マーク直前の関・柳川組。
女子は上位が固まってきました。オランダ、フランス、イギリスが僅差になってきましたが、特にフランスが後半に猛追してきましたから、残り4レースでは、精神的に崩れた選手が脱落していきそうです。田畑・栗田組はボートスピードがあるのですが、思うようにレースができていないようで、今日の2レースはスタートから第1マークで出遅れてしまいました。ダウンウィンドでは良いコースどりで順位をあげていましたから、明日につながることを期待します。

10レースを終了しましたので、今日からはもっとも悪い2レースをカットします。明日と最終日とで合計4レースを予定しています。





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イスラエルとフランスの接戦。

 





日本選手の成績 : (暫定)

10レース終了で、2レースがカットになります。

男子 参加64艇 25カ国 日本から6艇  本日決勝2レース


ゴールドフリート
20位  関 一人 ・ 柳川 祥一 (関東自動車工業) 14-10-(25)-8-1-3-(22)-20-18-18


シルバーフリート
6位 松永 鉄也 ・ 上野 太郎 (柳ヶ崎セーリングクラブ) 22-(23)-4-15-(23)-19-15-12-8-8
11位 谷口 斉謙 ・ 吉見 亮平 (第一経済大学) 6-21-(25)-23-10-13-6-14-(BFD)-24
13位 白石 潤一郎 ・ 谷川 亮介 (ノースセール・浜松鉄工) (OCS)-RDG-12-24-14-11-(28)-24-13-2
20位 吉峰 秀樹 ・ 黒川 義之 (高松市役所・明治大学) 27-(29)-(29)-28-15-23-7-22-12-16
22位  新居 健太郎 ・ 森田 栄納介 (第一経済大学) 22-24-17-20-(26)-24-13-26-27-12


女子  参加34艇 18カ国 日本から3艇  本日2レース
15位 田畑 和歌子 ・ 栗田 直美 (第一経済大学) 22-OCS-18-7-7-18-22-9-16-25
29位 井嶋 千寿子 ・ 加藤 彩香 (東亜建設工業) 6-19-(DSQ)-10-20-27-23-30-27-30
32位 鈴木 美帆 ・ 池本 碧 (江ノ島ヨットクラブ・海洋大学) 29-(DNF)-(33)-RDS-30-32-33-32-31-32


Index 国際470級2005年世界選手権 8月27日 第6日目
Photo:JSAF
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セールをあげて、レース海面に向かいます。関・柳川組はトップフリートに入ると、15ノットのコンディションでややスピード負けしています。最終日はちょっと考えたことがあるので、セッティングを少し変えて、次へつながるレースを試みるようすです。
男子はオーストラリアのウィルモット・ペイジ組が2レースを残して優勝をきめました。昨年に続き、2連覇です。

今日もサンフランシスコの天気は同じ。気温はレース海面では14度しかありませんが、海からの風が15ノット前後吹き、順調に2レースを行うことができました。

ゴールドフリートの関・柳川組はボートスピードがいまひとつトップ勢ほどないので、苦戦をしいられています。今日のレースが終わった後、マストのセッティングを変えてみましたから、明日、それが良い結果につながることを祈っています。シルバーフリートでは、白石・谷川組が第11レースでトップをとりました。シルバーフリートの第12レースは途中で貨物船がレース海面を横切ったため、一度スタートしていたレースを取り消し、やり直しになりました。

女子は田畑・栗田組がマストのセッティングをかえての走りが今ひとつ安定せず、順位が伸びませんでした。また、女子の優勝争いになっているオランダとフランスは、第11レースのフィニッシュ時にフランスとオランダが競って、フランスのルール違反でオランダがフィニッシュラインで転覆してしまいました。レースの後でオランダがフランスに抗議を出し、フランスは失格しました。「ビッグ・プロテスト」を勝ち抜いたオランダは明日の2レースで初優勝を目指します。抗議の前にはトップに出たフランスですが、失格は大打撃で、明日、オランダが崩れない限り、優勝の可能性はなくなってきました。2位のイギリスとオランダは3点差で、最終日になります。

Photo:JSAF
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「ビッグ・プロテスト」を勝ち抜いたオランダ女子チーム。優勝に王手をかけたフランスを一気に優勝圏外へ突き落とす重大なプロテストでした。最終日はオランダに2点差で食い下がるイギリスとの、2艇での優勝争いとなります。
長いレースもあと1日、2レースを残すのみとなりました。サンフランシスコの風は日本チームにとって厳しいものになっていますが、アテネ五輪が終了した後も各国で若い選手を中心に強化が進んでおり、日本は出遅れた感をもっています。「何が課題かはよく見えているけれど、克服するには海外へ出てレースして行くことが必要です。
日本の選手はレースの基本、戦い方をもっと熟知しなければなりません。(中村コーチ談)」

あと2レースです。


日本選手の成績 : (暫定)

10レース終了で、2レースがカットになります。

男子 参加64艇 25カ国 日本から6艇  本日決勝2レース

ゴールドフリート
25位 関 一人 ・ 柳川 祥一 (関東自動車工業)
    14-10-(25)-8-1-3-22-20-18-18-23-(26)


シルバーフリート
8位  松永 鉄也 ・ 上野 太郎 (柳ヶ崎セーリングクラブ)
    22-(23)-4-15-(23)-19-15-12-8-8-14-10
9位  谷口 斉謙 ・ 吉見 亮平 (第一経済大学)
    6-21-(25)-23-10-13-6-14-(BFD)-24-5-11
10位 白石 潤一郎 ・ 谷川 亮介 (ノースセール・浜松鉄工)
    (OCS)-RDG-12-24-14-11-(28)-24-13-2-1-18
19位  吉峰 秀樹 ・ 黒川 義之 (高松市役所・明治大学)
    27-(29)-(29)-28-15-23-7-22-12-16-22-16
24位  新居 健太郎 ・ 森田 栄納介 (第一経済大学)
    22-24-17-20-(26)-24-13-26-(27)-12-24-25


女子  参加34艇 18カ国 日本から3艇  本日2レース
17位  田畑 和歌子 ・ 栗田 直美 (第一経済大学)
    22-(OCS)-18-7-7-18-22-9-16-(25)-18-24
28位  井嶋 千寿子 ・ 加藤 彩香 (東亜建設工業)
    26-19-(DSQ)-10-20-27-23-(30)-27-30-27-22
32位  鈴木 美帆 ・ 池本 碧 (江ノ島ヨットクラブ・海洋大学)
    29-(DNF)-(33)-RDS-30-32-33-32-31-32-29-32


Index 国際470級2005年世界選手権 8月28日 第7日目(最終日)
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霧で何も見えないサンフランシスコ湾です。橋から警笛が聞こえます。
最終日は11時から予定されていたレースがコンテナ船の通過と霧が深いために1時間延期となり、12時から2レースを行いました。

最初にスタートした女子は昨日のプロテストでフランスが失格になり、優勝争いから脱落したため、オランダとイギリスの間で戦うことになりました。第13レースはスタートからイギリスが飛び出し、1マークをトップで回航していきましたが、3マークでオーストラリアが前にでると、そのままフィニッシュまでトップをキープし、イギリスが2位になりました。オランダは7位をとり、捨てレースになっていた6位をカウントしたため、イギリスが逆転の1位にトータルで入れ替わりました。タイトルのかかった最終レースはオランダとイギリスが一歩も譲らない大接戦でした。1マークでイギリスがリードすれば、2回目の1マークではオランダ、途中、イギリスが抜き返す場面もありましたが、最終的にはオランダが1位、イギリスが2位で入り、同点になり、タイブレークで1位の数が多いオランダが優勝しました。20ノット強風の中、1−2フィニッシュしてくるあたりは圧巻でした。田畑・栗田組は今日は8、11位をとり、総合でも14になりました。

Photo:JSAF
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サンフランシスコらしい20ノットの風で最終レースは行われました。フィニッシュへ向かってスピンリーチングのカナダと井嶋・加藤組。
男子はすでにオーストラリアの優勝が決まっていますが、2位イギリス、3位フランスのあたりは変動がありませんでした。関は18位と16位をとり、総合で24位となりました。

最終日まで応援ありがとうございました。「日本は島国ですから、選手全員が協力しあってスピードをあげていかなければヨーロッパの連中にかないません。今年は思うような結果がでませんでしたが、それを受け入れて、来年は上位を狙えるように、みんなでがんばって練習していきたいと思います。(中村コーチ談)」





日本選手の成績 : 

12レース終了で、2レースがカットになります。

男子 参加64艇 25カ国 日本から6艇  本日決勝2レース
24位 関 一人 ・ 柳川 祥一 (関東自動車工業) 
    14-10-(25)-8-1-3-22-20-18-18-23-(26)-18-12
40位 松永 鉄也 ・ 上野 太郎 (柳ヶ崎セ-リングクラブ)
    22-(23)-4-15-(23)-19-15-12-8-8-14-10-5-8
42位 白石 潤一郎 ・ 谷川 亮介 (ノ-スセ-ル・浜松鉄工)
    (OCS)-RDG-12-24-14-11-(28)-24-13-2-1-18-14-9
45位 谷口 斉謙 ・ 吉見 亮平 (第一経済大学) 
    6-21-(25)-23-10-13-6-14-(BFD)-24-5-11-29-11
51位 吉峰 秀樹 ・ 黒川 義之 (高松市役所・明治大学) 
    27-(29)-(29)-28-15-23-7-22-12-16-22-16-15-13
55位 新居 健太郎 ・ 森田 栄納介 (第一経済大学)
    22-24-17-20-(26)-24-13-26-(27)-12-24-25-23-15


女子  参加34艇 18カ国 日本から3艇  本日2レース
14位 田畑 和歌子 ・ 栗田 直美 (第一経済大学)
    22-(OCS)-18-7-7-18-22-9-16-(25)-18-24-8-11
28位 井嶋 千寿子 ・ 加藤 彩香 (東亜建設工業) 
    26-19-(DSQ)-10-20-27-23-(30)-27-30-27-22-17-21
32位 鈴木 美帆 ・ 池本 碧 (江ノ島ヨットクラブ・海洋大学) 
    29-(DNF)-(33)-RDS-30-32-33-32-31-32-29-32-28-30

Photo:JSAF
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スピンが真っ二つに裂けてしまったのは、イギリスのグリーンハウル/ラーマン組。まさに「バースト」でした。


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