オリンピック特別委員会 

基本方針と組織・役割について  (2007年5月に必要事項をアップデートしています)


I. 北京オリンピック特別委員会基本方針

 
北京オリンピック特別委員会(以下オリ特委と称す)は、2008年北京五輪に向け、五輪種目の艇種別候補選手の競技力向上を図り、北京五輪でのメダル獲得、複数種目の入賞を達成できるオリンピック代表選手を<財)日本セーリング連盟理事会に推薦する。
 プロジェクトチームは、選手の競技力向上と競技活動がスムーズに行える環境整備、活動資金調達、および相互の努力によって目標達成ができる体制を組織する。
 オリ特委は、選手を含め、相互の努力によって目標達成ができる組織体制と、JOCゴールドプランに基づき世界の上位で戦える日本セーリング界を構築することが、大きな目標である。

 
重点方針

1.北京五輪でのメダル獲得と複数種目の入賞
2.ISAF世界選手権大会において参加全種目オリンピック参加枠獲得
3.選手が強化活動をスムーズに行える環境の整備と体制造り
4.JOCゴールドプランに基づく次世代を狙う選手の育成・強化
5.事業別予算・実績管理の徹底と効率的な資金計画・運用


II. 組織・役割

2004年11月27日(土)に開催された(財)日本セーリング連盟理事会において承認を受け、北京オリンピック強化体制がスタートしました。概略は以下の通りです。

1.名 称:北京オリンピック特別委員会

2.組 織: 
(2007年変更)
  ・オリンピック特別委員長は、
山田敏雄が就任
  ・オリンピック特別委員会の下にマネジメント委員会、強化事業委員会、指導・評価委員会の三
   委員会を設けます
   それぞれの委員長、副委員長は以下の通りとします

   ・マネジメント委員会  委員長:山田 敏雄
(兼務)  副委員長:箱守 康之、斉藤 愛子
   ・強化事業委員会    委員長:大庭 秀夫   副委員長:中村 健次、
佐藤 孝
   ・指導・評価委員会   委員長:佐々木 共之  副委員長: 
宮野 幹弘

3.オリンピック特別委員長および上記各委員会の委員長、副委員長からなる強化統括委員会を設置し、強化計画の立案などに当たります

4.経験、学識、専門的知見を持つ方にアドバイザーを
委嘱します

5.アテネオリンピックに向けて行なった募金活動を継続して行なう委員会を別途設け、委員長は石橋 国雄とします

6.各委員会の主要業務は以下の通りです。委員会では随時役割や目標の達成度から見直しを行い、よりよいシステムを構築していきます。

<強化統括委員会>
強化統括委員会委員長はオリ特委員長が兼務、委員会構成は管下3委員会の委員長・副委員長とし、下記の強化事業全体の計画立案を行います

1) オリンピック代表選手のJSAF理事会への推薦
2) 五輪キャンペーン全体事業計画の企画立案
    *強化重点施策 *スケジュール *海外遠征 *強化合宿
    *チーム、コーチ招聘 *NT基準・選考 等
3) 北京五輪までの中長期予算計画の立案
4) J SAFゴールドプランの企画/実行/推進施策の立案 − 「競技力向上委員会」との連携
5) 北京五輪会場地(青島)の現地調査・
準備
  *気象 
  *ベースキャンプ地/宿舎 
  *ショップ・ボートヤード゙ 等
6) 選手の技術習得評価方法・基準の作成
7) J OC方針に合わせた調整、JSAF方針の検討
8) JISS(国立スポーツ科学センター)との連携
9)オリンピックク強化アドバイザーとの窓口

 <マネジメント委員会>
1) オリンピック特別会計の事業予算 策定および実績の管理/修正
2) J OC、スポーツ振興基金、toto等の情報収集 補助金の折衝、申請、予算運用管理および事業報告書の作成
3) 海外遠征、国内合宿、ナショナルチーム選手、強化対象選手のデーター管理 等、
4) 強化事業全体マネジメント
     *計画  *経費  *物流  *移動手段  *その他
5) 海外遠征における危機管理
6) 海外、国内情報の収集と提供
7)メディア対応と広報活動 ー インターネット/ H.P での告知、広報管理

<強化事業委員会>
1) 各コーチとの情報交換・連携・調整および意向確認
2) 強化合宿の実施
3) 海外選手・コーチ招聘事業、海外派遣事業の実施
4) ナショナルチーム選考レースの実施
5) 艇体、セール、ギア類のテストと評価(データー分析)  
 
 <指導・評価委員会>
1) オリンピック種目艇種別協会との情報交換・連携・調整および意向確認
2) 選手の技術習得評価(ステップアップの評価値)の実施 
(オリ特ランキングシステム)
3) 年間トレーニング゙計画の策定 − 艇種別協会との調整、
医事・科学委員会との連携
4) 海外遠征成績の分析
5) 選手の技術レベル向上を図るコーチングテクニックの向上
    *他競技団体の方法論の情報収集
    *海外コーチの指導方法の研究
    *コーチ学文献の情報収集

                                                                                          以上


(注) JSAF組織における委員会正式名称は「オリンピック特別委員会」ですが、
    本委員会は北京における成果を第一目標とするために、特別委員会内部では
    「北京オリンピック特別委員会」の名称を使用しております。