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● アテネ2004オリンピック 

JSAF


沖縄冬期強化合宿


松田 健次郎(アテネオリンピック強化委員長)


  2月9日から18日まで沖縄県佐敷町・知念村で行われた冬期強化合宿はレーザー級、49er級を除く ナショナルチーム選手28名に加え自主参加選手、海外招聘選手のポーランド(470級2名)、韓国 (470級2名、ミストラル級1名)、フランス(ヨーロッパ級選手兼コーチ1名)、コーチ、スタッフ 等総勢約60名が参加した。
  なぜこの時期に沖縄かと言うと、日本選手は比較的軽風に強いが、強風は適した海面などの条件で 練習が十分こなぜず体力的にもテクニック的にも外国選手の後塵を排していた。今回合宿を実施した 佐敷町・知念村沖は連日10m/s前後の北よりの風が吹き、島とリーフに囲まれているため大きなうねりも入ってこない。 さらに魚網もなく、練習用のマーク打ち変えに適した水深10〜25mの理想的な海面である。気温も16〜22℃で海水温も暖かい。
  強化合宿はホテルサンライズ知念を宿舎とし、ミストラル級は知念村営のサンサンビーチ、 470級とヨーロッパ級は佐敷マリーナを使用して行われた。11時30分から15時30分のコアタイムと その前後の自主練習に分かれるが各選手とも宿舎に戻るバス出発の17時30分まで思う存分練習した。
  毎日の基本スケジュールは7時起床、7時15分からジョギングとストレッチ、8時15分 から朝食、朝食以降は海上集合時間まで自由練習、9時30分マリーナ行きバス出発、 11時30分から15時30分まで海上練習(470級とミストラル級は前半ショートコースドリル、 スピード練習など、後半はトラペゾイドのミドルコースレースなど、ヨーロッパ級はフランスから招聘した第一人者の バレリアン選手から細かい指示を受けるなど1対3で練習)、15時30分以降は各自海上練習もしくは艇のチューニング、 補修、ジムでの筋力トレーニングなどなど。夕食前にコーチミーティング、夕食後はクラス別ミーティング、 海外招聘選手の講話、地元出身の元世界チャンピオン(空手とボクシング)の講話、途中でご視察に来られた JOC理事(シンクロナイズドスインミングとアーチェリー)の講話など通常聴く機会が無い他競技の 第一人者の話の中に心構え、練習方法などセーリングにも共通する貴重なご示唆があり、世界一に なるには何かが違うと言う事が選手にもわかってもらえたと考える。
  佐敷町町長、知念村村長、沖縄観光コンベンションビューローなどから歓迎会、 差し入れなど友好的な対応を受け、マスコミ関係もNHKをはじめ民放2社、新聞2社、 町村の広報誌などが取材に来た。
  470級の石橋・後藤組が昨年度の世界選手権など主要な大会でいずれもトップ10に 入ったポーランドのT.Stanlzyk・T.Jakubia 組に迫る走りを見せ、ミストラル級も今井、 見城両選手と肩を並べるまでの走りを他のナショナルチーム選手が見せるまでになった。 ヨーロッパ級は強風でのボートハンドリングをはじめヨーロッパ級選手の素養として 必要な細かいアドバイスを受けながら内容の濃い練習を実施した。2・3日風が弱い日があり、 ミストラル級は陸上トレーニングに切り替え、ジムでのトレーニングのほか ボールゲームをするなどして普段使わない筋肉を鍛えた。今回の3クラス合同合宿は、 日本チームとしての連帯感と各自のモチベーションの高揚にも予期した以上の成果があったと確信する。
  いずれにしても良い環境に恵まれ、選手、コーチなどの反響でも口々に満足したとのことであった。 スタッフの評価もコーチとの対話、選手のレベルアップなど合宿目標の90%を達成したと考え (−10%は風が弱かった数日分)、今年の目標であるオリンピック国別出場枠の確保、 アジア大会のメダル獲得を参加者全員に対し、より明確に意識付けすることができた。 今後とも冬期の沖縄での合宿、レース等を選手強化の有効な手段として実施する所存である。
  最後に沖縄県連はじめご支援ご協力いただいた多くに皆様に感謝の意を表すると共に御礼申し上げます

‐以 上‐



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